谷本 潤哉 - 株式会社O: CEO

あらゆる個人・チーム・組織のパフォーマンス最大化&持続化に挑んでいます。1on1/人事…

谷本 潤哉 - 株式会社O: CEO

あらゆる個人・チーム・組織のパフォーマンス最大化&持続化に挑んでいます。1on1/人事評価を連携するパフォーマンス・マネジメントサービス「コチーム」を展開https://coteam.jp/|経産省J-startup選出|週刊ダイヤモンド日米ヘルステックスタートアップ20選

最近の記事

1on1は経営戦略。「攻めの1on1」実例3選

上手く行っている企業は守りの1on1から攻めの1on1に変わってきている従来の守りの1on1 日本に1on1が広まったきっかけは、ヤフー株式会社が1on1を2012年に導入し、それを他の会社が参考にしたと言われています。 1on1という考えが広まるまでは、上司と部下は仕事での指示や半年に一度の評価面談のみでしか話さない。 また、飲みの場や喫煙所で上司と上手く話せる方とそうでない方で、帰属意識や評価のされ方に差が出ている状態でした。 1on1が広まることで、上司と部下が話す機

    • 【成功する同族企業】マネジメントのプロがみた長寿同族企業の落とし穴と成功のための一手

      日本に欠かせない同族企業。不祥事の裏に隠れた強さ昨今不祥事が目立つ同族企業 ジャニーズ・ビッグモーター。 どちらも2023年に世間を賑わせた企業ですが、共通点は同族企業であることです。 同族企業では創業者一族が代々、社長となり、権力が極端に集中します。 その結果、社長の暴走を防ぐことができない不健全な組織になってしまったり、昔から続く独特かつ異様なマネジメントが野放しに。 トップニュースとして、同族企業による不祥事が取り沙汰されると、世間や一部の専門家はしきりに「同族企

      • リスキングバブルが引き起こす『学びズレ』に注意!本来の意味と実践する企業3選

        大リスキリング時代は”リスキリングバブル”に? 本来の目的は企業成長のためリスキリングに対する注目度が高まっている 2020年に開催されたダボス会議で『リスキリング革命(Reskilling Revolution)』が大々的に発表されました。そして、日本でも岸田首相が2022年秋の臨時国会で「リスキリング支援」に5年で1兆円を投じると表明し、「リスキリング」は2022年の流行語大賞候補になりました。 世はまさに、大リスキリング時代となっています。 リスキリングの本来の目

        • 「ブルドーザー」と呼ばれた元タンザニア大統領ジョン・マグフリ|生き残りをかけて、「あたらしい社会主義」の中で個人と組織を導くリーダーvol.1

          あらゆる個人も組織も、「生き残り」が最大のテーマになる。気候変動は言わずもがな、増え続ける天災に食糧問題、そして感染症。 「生き残り」をモダンデザインし、楽しむことが最近ブームのサバイバル・カルチャーだと言われています。 エコやSDGsとはまったく違った文脈のサバイバル・カルチャー。 次に起きるなんらかの危機のあと、この文化は急速に脚光浴びることになるでしょうが、「そもそも、我々はどうしたら生き残れるのか」という欲求が徐々に可視化→渇望されつつある時代と私は考えています。

        1on1は経営戦略。「攻めの1on1」実例3選

          「最軽量の人事評価」を実現する方法

          この記事は 「人事制度を構築したけど、運用がうまくいかない」 「これから人事制度を構築しようとしているけど何から手を始めるべきかわからない」 「できればコストを掛けずに人事制度をクイックに構築したい」 …といった経営者・人事の方々にむけての内容となります。 6月末までの期間で人事評価を実施した企業が多いこともあり、時期的に色々と相談を受ける機会が増えました。 自分が様々な企業の人事制度全般(特に①評価制度②報酬制度③等級制度)を策定する機会が多いが、「評価まわりに関す

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          HRテック3.0「パフォーマンス・マネジメント」 企業文化を競争優位性に変えて、チームの成果を最大化させる

          緊急事態宣言以降も、経営層と現場の働き方に対するズレはある。先日Amazonが「完全テレワーク型」ではなく、出社とリモートをmixした「ハイブリッドワーク型」が最も生産性が高いと判断し、社として公式運用するというニュースが話題になった。 経営陣と従業員の間で求めるワークスタイルにギャップがあるので、引き続き最適解を探していく流れだと感じるが、このAmazonの判断は世界にとって大きな分岐路になると感じている。 ●米アマゾン・ドット・コムは10日、一部従業員の勤務体制として

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          宇宙飛行士 with HRテック -NASAの人材マッチングに関する取り組み-

          NASAの人材マッチングNASAというとその中身はミステリアスで、なんだか非常に合理的かつ機械的なイメージを勝手に持っている。 そんな中、下記のようなNASAの人材マッチングに関する取り組みの英語記事を拝見したが、非常に興味深かったのでご紹介させてください。 アポロ計画で人類が月面着陸して40年経つが、現在米国政府の宇宙探査機関は、この10年以内に火星まで人間を有人飛行させる準備をしている。 そのミッションに対して、NASAは最初に「技術ランクを整理し、各スタッフが持っ

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          「フィードフォワード」の技術をマスターすると、マネージャーとして「やってはいけないこと」をやらなくなる

          「会議」から、企業の生産性を高める」ことを生業とされているコンサルタントの方と先程お話したときのこと。 予算もメンバーがいないゼロの状態から新規事業立ち上げを成功させた経験があり、コンサルとしても、スタートアップのような小規模な企業や、1000人を超える老舗企業まで様々な企業をご支援されていて、面倒を見ている企業の平均成長率が160%というから凄腕なんだろう。 その方と「今の時代、マネージャーに求められるものとは何なのか」といった話となり、「フィードフォワード」というスキ

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          【2021年前半の海外HRテックを振り返る】「パフォーマンス・マネジメント」の概念は、評価制度における黒船になるかも。

          ■パフォーマンス・マネジメントって何ですか?アメリカのHR事情は、最先端なだけあり、調べれば調べるほど日本でも早く同じ文化・習慣がつくられると良いなと思う仕組みが多々ある。 中でも「パフォーマンス・マネジメント」という概念がおもしろいので今回ご紹介したいと思う。 「パフォーマンス・マネジメント」とは、人事ご担当者でも初めて聞くという方が多い言葉かもしれないが、「従業員一人一人のパフォーマンスを向上するためにモチベーションを上げること、その成果として組織の目標を達成していく

          【2021年前半の海外HRテックを振り返る】「パフォーマンス・マネジメント」の概念は、評価制度における黒船になるかも。

          【後篇:課題対策編】 ゼロから結果を生み出すリモートワーク3のルール

          ※先日アップしたこちらの記事の後編となります 後編では、チームビルディングインフラを展開する我々が考える、「リモートワークでも結果を出せるチームをどうやってつくるのか」という具体的な試作について考えてみた。 前編に記載したが、「強いチーム」と「リモートで成果を出せるチーム」は共通点が多い。 リモートで問題を抱えているチームは、サンプルは20件と多くないが、平常時のオフィスワークで問題が表面化していなかっただけか、もしくは大きな問題を抱えたままリモート状況に突入したケース

          【後篇:課題対策編】 ゼロから結果を生み出すリモートワーク3のルール

          【前篇:課題抽出編】 あなたの組織が「リモートにどれだけ対応できているか」を点数化できます - チームビルディングインフラを展開する我々が考える、リモートで生産性が落ちる理由

          「リモート疲れ」が加速している特に非対面であるため「コミュニケーション」観点で、ストレスが溜まるという話を聞く。 企業のリモートワーク期間が、この先どこまで継続するものか不明な現状だが、「いつも通りの労働環境にすぐ戻れる」ことを見越している会社もいれば、「もしかすると数年レベルでこのリモートワークが継続する?」と真逆の考えを持つ企業もある。 「リモートワークにおけるマネジメント」(「リモートマネジメント」と弊社では勝手に呼んでいる)は、もはや一つの経営カテゴリーとなるレベ

          【前篇:課題抽出編】 あなたの組織が「リモートにどれだけ対応できているか」を点数化できます - チームビルディングインフラを展開する我々が考える、リモートで生産性が落ちる理由

          「経営者のリモート疲れ」を解消する、チームビルディングツールを無料開放

          コロナが猛威をふるい始めて数週間。 1人の経営者として、今の感想を書くと、ただでさえ難しい「経営」に拍車がかかっている。 ふと、宇多田ヒカルの「fight the blues」の歌詞を思い出す。 We fight the blues 憂鬱に負けそうになった日もある 流した涙は ぼくの自由 We fight the blues くよくよしてちゃ敵が喜ぶ男も女もタフじゃなきゃね 金じゃ買えない目には見えない答えはメンタルタフネス 期待をされて プレッシャーすごい そ

          「経営者のリモート疲れ」を解消する、チームビルディングツールを無料開放

          もしかして、ビジョンやミッションではなく、スキルの問題じゃないんですか?

          最近人事の方と話す機会が増えるなかで、「ミッション・ビジョン・バリュー」の再定義に注力している、といった話を伺うことが多い。 聞いてみると、組織として「会社が非常に緩くなってきている」「この前途多難の時代に戦えるかのか不安」とのことだった。 最近「戦略人事」という言葉が取り沙汰されているが、まさに「経営のビジネスパートナー」としての役割を人事に求める企業が増加している流れがあるらしく、そういった組織における環境シフトにおいて「ミッション・ビジョン・バリュー」から手をつけ

          もしかして、ビジョンやミッションではなく、スキルの問題じゃないんですか?

          マネージャーの負担を削減し、個人の才能を戦略的に鍛える - 新サービス「Co:TEAM」ローンチ時に思ったこと

          つい先日、弊社は「Co:TEAM(コチーム)」という「個人を戦略的に育成」するサービスをローンチした。そのあたりについて書きます。 https://coteam.jp/ 「Co:TEAM」は以前から展開していた、法人向け体内時計・睡眠支援サービス「O:SLEEP リテンション」 (https://o-sleep.com/)のコア機能を含めながらも、進化させる意図で開発したサービスだ。 「O:SLEEP リテンション」とは一見異なる要素を持っているが、同じベクトル上に存在す

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          モチベーションという、人類最高の友であり最悪の敵について

          つい先日マツリカ黒佐社長がTwitterでつぶやいていた。 https://twitter.com/eiji_kurosa/status/1132560364283895809 「営業担当がその値段で売れると感じるか」 売れると思えないものは売れない、ということだが、 これはまさに何か大切なことを言い当てている気がしてます。 弊社もマツリカさんと同じく、領域は異なるがSaaS提供者の後輩で、 営業成績が向上した(まだまだ課題に溢れているが、)タイミングは明らかに つぶ

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          この国の新しい働き方は、「やさしいが強いもの」であってほしい

          ■社名の「O:」はどこからきたのかこんにちは。 私谷本は株式会社O:(オー)という、「なんて読むんだ?」とよく呼ばれる会社を2016年末に設立し、CEOをやっています。https://o-inc.jp/ SEOにまったく向いてねえな!なんて株主からも周囲からもよく言われる、 この社名、現代IT社会ではまったくそのとおり不利な名前なのですが 個人的に非常に気に入っている社名です。※その理由は後ほど。。 O:では「体内時計」という「人間本来の時間軸」を基にした生活を取り戻せ

          この国の新しい働き方は、「やさしいが強いもの」であってほしい