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【JX通信社独自】SNS情報収集・配信サービスの”課題”を補完するNewsDigestを活用した災害情報の収集・配信

今回のNoteでは、SNS情報収集サービスの”課題”と、それを補完する仕組みについて、ご紹介します。
最後に参考事例を載せておりますので、ぜひ最後までご覧ください!

FASTALERTによる情報収集の仕組み

(FASALERTのマップ画面 *イメージです)

FASTALERTは、SNSを中心としたインターネット上の膨大な情報から、「事件・事故・災害」といったリスク情報だけを抽出し、リアルタイムに配信するサービスです。
膨大な情報を効率的に分析・配信するために、AIによる画像解析や自然言語処理の技術を活用し、デマ情報の排除や位置情報の付与を行っています。

配信される情報は、24時間365日体制の専門監視チームが人の目でダブルチェックを行っています。これにより、迅速な情報提供と、デマ情報の排除といった正確性を実現しているのが、本サービスの特徴の1つです。

SNS情報収集サービスの課題

当社がFASTALERTを提供する中で、SNSを主たる情報源としているため、多くのお客様より「人口の少ないエリア」や「平時」での情報収集が不十分であるというご指摘をいただいておりました。
また、相次ぐTwitterの仕様変更など「特定のSNSに依存する」リスクも大きな課題であると考えています。

他にも、「情報収集にとどまり、働きかけができない」など、大別して4点の課題があります。

SNS情報収集サービスの課題

FASTALERTの特徴:”独自情報源”としてのNewsDigest

FASTALERTは、自社サービスであるニュースアプリ”NewsDigest”を通じて、ユーザーからの情報も収集しています。同時に、アプリ上の「リアルタイム防災」マップを通じて、ユーザーに身の回りのリスク情報を提供しています。

これにより、以下のような形で、これまでのSNS情報収集サービスの課題を克服することができます。

これまでのSNS情報収集サービスの課題と、JX通信社の提供するサービスによる解決

FASTALERTは、Twitter、Instagram、YouTube、TikTok、Facebookなどの各種SNSから情報を収集しています。そのうち、SNSの特性から、Twitterからの収集が多くなっています。

FASTALERTは、これに加えて、自社サービスであるニュースアプリ”NewsDigest”を独自情報源として活用しています。
これにより、特定のSNSに依存しない情報収集を実現しています。

他にも、SNS情報収集サービスの課題である、「人口の少ないエリアでの情報収集」や、「平時における情報収集」も解決することができます。

”NewsDigest”から提供される様々な情報

NewsDigestは、累計600万インストールされたニュースアプリで、日本全国でご利用いただいています。
ユーザーの皆さんから、身の回りのリスク情報を、”JX通信社独自の情報源”として投稿いただき、収集しています。

(NewsDigestの情報提供画面 *イメージです)

この投稿も、SNS投稿と同様にAIや専門チームにより分析され、FASTALERTを通じて配信しています。

実際の”NewsDigest”からの災害情報の投稿

6月の台風2号・梅雨前線による大雨の際にも、NewsDigestから災害情報が投稿されました。AIや専門チームに分析され、FASTALERTを通じて配信されたものの一例をご紹介いたします。

SNS投稿の空白エリアからの投稿もあり、SNSだけでは収集しきれない位置情報の補完として活用されています。

実際のNewsDigestからの情報提供の例

この他にも、浸水・冠水や土砂災害などの情報が多数寄せられており、自治体の皆様の災害対応業務や、民間企業の被害状況の把握に役立てていただいています。

NewsDigestを通じ、地域防災力の向上を実現

課題4点目の解決も実現

NewsDigestからの情報提供は、FASTALERTの情報量を増加させ「公助」の強化となるだけでなく、「自助・共助」の推進にも貢献しています。

NewsDigestの機能である”リアルタイム防災”マップを通じて、市民ひとりひとりへ身近なリスク情報を提供することで、状況判断を支援します。このリスク情報の提供が、自主的な避難行動や近隣の人への避難の呼びかけに繋がり、「自助・公助」の促進に繋がります。

(NewsDigestのマップ画面 *イメージです)

「公助」だけでなく、「自助・共助」を強化促進することで、JX通信社は地域防災力の向上を実現します。

JX通信社から、NewsDigestから情報提供いただいてユーザーへAmazonギフトカードやPayPayなどで使えるポイントを付与しています。このポイント付与の仕組みを始めてから、投稿数は増加しています。
NewsDigestからの情報提供は、実際にお客さまより、「初動対応に活用できた」とコメントをいただくなど活用が進んでいます。

JX通信社が提供するモデルのイメージ図

自治体におけるNewsDigestをFASTALERTを活用した取り組み

すでに多くの自治体様と、実証実験や協定締結を通じて、取り組みを進めています。
取り組みを紹介された動画を2つご紹介しますので、ぜひご覧ください。

◆磐田市様と防災のための情報収集・発信のデジタル化に関する協定を締結

◆嬉野市様と防災訓練を通じ、防災DXソリューションとしての有効性を確認

最後に

JX通信社は引き続き、”いつか必ず起こる災害”と向き合い、リスク情報の提供を通じて、自治体の皆様の地域防災力の向上、企業の皆様の事業継続やリスク対策などに貢献してまいります。

”FASTALERT”では、現在、無償トライアルも実施しております!
本トライアルにおいても、NewsDigestの投稿情報を活用することができます。
詳しくは▼こちらよりお気軽にお問い合わせください。

”NewsDigest”は無償アプリです。是非インストールいただき、お試しください!
▼「Twitterの閲覧制限の影響なく、身近な災害情報をご確認いただけます

iOSのインストールはこちらから
Androidのインストールはこちらから

また、サービスを支えるインターン生も募集しています!
▼「配信オペレーションの採用情報」

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