歴史の岩戸開き(42)~消えたツクヨミの氏族と古代イスラエル、そして秦氏(はたうじ)
国産みの神さまであるイザナギが禊(みそぎ)によって生んだとされるアマテラス、ツクヨミ、スサノオの「三貴子(さんきし/みはしらのうずみこ)」のうち、謎の多い神さまとされているのがツクヨミ(月読命/月弓尊/月夜見尊)です。
『古事記』『日本書紀』におけるツクヨミの記述は圧倒的に少なく、わずかに『日本書紀』に、穀物の神さまであるウケモチを殺したことで、アマテラスから嫌われ、昼と夜が分かれることになったというお話が紹介されているのみです。しかも、このお話は「一書(あるふみ)にいわく