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歴史の岩戸開き(43)~縄文神スサノオの復活:ピラミッド型社会から和(輪・環)の社会へ

先日、いつものようにyoutubeを楽しく視聴していたところ、新日本文化チャンネル桜さん「日本人はグローバリズムといかに戦うか?」という動画がありました。

司会を水島聡社長が務められ、パネリストには石田和靖さん(国際情勢youtuber)、及川幸久さん(作家・X動画配信者)、ジェイソン・モーガンさん(歴史学者・麗澤大学国際学部准教授)、原口一博代議士(衆議院議員)が出席されていました。

そこでは現在の日本がいかにいまの傀儡政府によって危機的な状況に追い込まれているか、この危機的な状況を打ち破るためにどうしたら良いのかという提言を、お一人おひとりが熱く、丁寧に語ってくださっていました。

そのなかで一つ驚いたのがグローバリスト(戦争屋およびディープステート)の人々は、自分たちのことを「神」と考えているというお話でした。

その話をはじめ聞いた時に「あ、自分と同じこと(=みんな神さま)を言っている」と思ったのですが、よくよく聞いてみると全然ちがっていました。

彼らが考えていることは、自分たちだけが「神」なのであり、価値ある存在は自分たちだけなのだから、自分たち以外の人間はどうなっても良いし、何をしても良いということなのだそうです。

なんじゃそりゃ?
頭が良すぎて変になっちゃった??

と思いました。

人は「霊止(ヒト)」であり、「霊(ヒ)が宿る器」という意味を持ちます。

霊(ヒ)とは精神エネルギー(日・火)のことで、すべての人が「霊止(ヒト)」ですので、そのことを踏まえて「みんな神さまだった」と言っています。

この「みんな」というのは人間だけでなくて、「草木大地悉皆成仏」という言葉もあるように、天地自然の生きとし生けるもの、そして天地自然そのものすべてが「神さま」なのです。

ところが、ここからは宇宙の進化史になるのですが、これまでは人間は霊(ヒ)の宿る「器」としての準備ができていなかったと言われています。

いま時代は大きな転換期を迎えていて、世界全体が、これまでの物質社会から精神社会に移行すると言われていて、なんとなく物質社会が悪者であるかのような扱いを受けていますが、そうではなくて、物質社会には物質社会の役割があって、それは「物質性を完成させること」がこれまでの宇宙あるいは世界全体の流れであったと思っています。

物質性を完成させるためには、人類の意識を物質に集中させる必要があり、そのために必要だったのが自分自身が「神さま」であったことを忘れること=「岩戸閉め」であったと思っています。

そして、現在に至り、物質社会が極まったことで、ようやく人間の霊を宿す「器」も整い、ほんとうの意味で「霊止(ヒト)」=「霊を宿す器」=「神さま」になる準備が整ったのだと思います。

すこし余談になりますが、わたしたちがいま「物質」と認識しているものが完成したのは、つい最近(と言っても数百万年スパンにおける、つい最近)で、それまでは「物質」はもっと不定型で柔らかかったと思っています。

精神も物質も「波動(=振動数を持ったエネルギー)」であることは良く知られていることかと思いますが、天あるいは神と言われるものは最も振動数が高いエネルギーで、地あるいは物質と言われるものは最も振動数が低いエネルギーです。

しっかりとした硬さを持った、がっしりとした物質(=振動数が最も低いエネルギー)がようやく完成したことで、霊を宿す「器」としての肉体の準備が整って「岩戸開き」(=霊のエネルギーを降ろす)が可能になったのだと思っています。

ですので、精神世界に関心のある方々のあいだでは「アセンション(次元上昇)」という言葉が用いられていますが、わたしはむしろ「ディセンション(次元降下)」だと思っていて、いま地球規模の「天孫降臨」が起きていると思っています。

そう言えば、深草秦氏(はたうじ)135世統理の土御門兼嗣(つちみかど・かねつぐ)氏「體(体)を鍛えること」の大切さをお話されていて、とくに日本人は「腰を鍛えておくように」といろいろなところでお話されています。

「健全な精神は健全な肉体に宿る」と言われているように、土御門氏のお話ですと、ある程度、體(体)が健全な状態でないと、霊(ヒ)のエネルギーを受け取ることが大変になるそうです。

「體(体)を鍛える」と言っても筋肉ムキムキになる必要はなく、霊(ヒ)のエネルギーを受け取りやすいように身体環境(内臓を中心とした健康状態)を整えておく必要があるということだそうです。

(土御門氏は、秦氏伝来の「體術(古武術)」を教える講座も開催くださっているそうですので、興味のある方はお問い合わせください。)

また、物質性を完成させるために必要であったのがピラミッド型社会で、人類の意識を物質一極に集中させる必要があったのだと思います。

ですが、ものごとが極まれば、かならず弊害が生じるように、ピラミッド型社会を構築したことで、独占、集中、搾取が生まれ、そこに権力と利害が生まれ、互いに争うようになり、相手を出し抜くために陰謀と詐術が生まれ、ついには自分たちだけが「神」であると勘違いするまでに至ってしまったということだと思います。

冒頭で紹介したyoutube動画で原口一博代議士がお話されていたように、これからの時代は「和(なごみ)をもって尊しとなす」「独占、集中、搾取から小規模、分散、共生」の時代となります。

ピラミッド型社会のもう一つの特徴として、誰か一人を頂点にいただき「絶対者」とする信仰形態が生まれました。ですが、これからは一人ひとりが宇宙そのもの、天地自然と直接つながることができる時代です。

誰かを「絶対者」として仰ぐのではなく、わたしたち一人ひとりが「神さま」であることを思い出す、自分自身の物語の「主人公」となる時代です。

そして、すべての人、すべての生命がお互いの存在を尊重しながら、ゆるやかに横につながっていく、和(輪・環)となって連帯していく世界、誰が正しくて誰が正しくないとかがない世界です。

地球に生まれてきた時点で、みんな「正解」です


そう言えば、「縄文神スサノオの復活」と言いながら、そのことに何も触れていませんでした。

縄文神スサノオは「素(ス)の神さま」の化身です。
「素(ス)」とは「そのまま」のことです。
「素のまま=自分自身のままに生きる」、それが縄文神スサノオです。

ふだんは映画『大魔神』のように和やかな埴輪顔をされていますが、心やさしい民衆を苦しめる不義不条理に対しては憤怒を露わにして木っ端みじんに破壊する大武神です。

(「ものづくりとことだまの国」様より転載)
(ウィキペディアより転載)

日本は「和の国」であると同時に不義不条理に対しては勇気を奮って立ち向かう「武の国」でもあります。
誰もが體(体)の奥底に持っている「武」を奮い立たせる神さま、それがわたしが知っている縄文神スサノオです。

ご参考になれば幸いです。

頓首謹言

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