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きりしまの、うつと大学と、

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うつで、自分と向き合うために休学したわたしの、体験談や感じたこと、残したいこと、復学してからのことをまとめています。誰かのこころの片隅に、のこりますように。
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記事一覧

人と関わることは、それなりにできるし好きだけどしんどいことの方が多い。

昨日、恋人のぽんさんに打ち明けたことが、自分の中で久々に大きなことだと感じたので書き留めておきたい。 タイトルに簡潔にまとめたが、 人と関わることは、それなりにできるし好きだけどしんどいことの方が多い というのが、私の素直な気持ちだ。 ▽ 一応、周りの人には外交的だと思われることが多く、人と話したり関わったりすること自体は苦ではない。 友達ともちろん話すのは、そのときはとても楽しめる。 だが、終わった後に疲弊することがよくある。 相手の小さな言動が気になる。 あのとき

【うつと私】受験とうつ病にもがいた高校三年の時。

高校三年生の6月ごろから、本格的にうつの症状が出ていた私。 8月ぐらいから11月にかけては、いま考えても地獄のような日々でした。 ほんとに毎日しんどかった。 今考えると、あんなに必死にならなくてもよかったんじゃないと思うくらい、きっとぎりぎりで生きていたと思います。 私の高校三年生に待ち受けていたのは、大学受験でした。 地元でそこそこの進学校に通っていたため、大学進学率99%。 「大学に行く」ことが当たり前の環境だったので、私も当たり前に受験するんだと思っていました。 しか

【うつ×休学・復学】一年間休学し、復学してしばらくたった今思うこと

こんにちは、きりしまです。 私は2018年に一年間大学を病気療養で休学。 2019年春から復学し、2021年の今までなんとか大学生を続けています。 病気というのは高校3年から患っているうつ病です。 noteも、復学してしばらくした際に、なにか休学・復学して自分の感じたことを残して発信しよう、ということで書き始めました。 最近は休学、復学関連のことを書いていませんでしたので、今回は久しぶりに、軽く振り返りというか、復学して3年後期の今まで過ごして、感じていることをまとめようと

【うつ×復学】復学ってどうやってするの?

こんにちは、きりしまです。 私の大学での経験談になりますが…復学の仕方についてお伝えしようと思います。 (私の体験なので、違う大学もあるかもしれません) まず、休学するとき、休学届に「いつからいつまで休学」と書くと思うので、その休学期間が終わりに近づくと、大学から手紙か連絡が来ます。 たぶん履修登録もあるので、二か月前ぐらいに届くでしょうか。 そして、「復学します」みたいな書類が来るので、それにサインして学務係に提出すれば、自動的に復学できます。 書類などなく、時期になると

【うつと私】きりしまがnoteを始めたきっかけ。

こんちわっす、きりしまです。 noteを初めて、今月で約半年が経ちました。 せっかくなので、初心に帰って、 「どうしてきりしまがnoteを始めようかと思ったか」 ということを書いてみようと思います。 軽くは下の記事の冒頭で書いたことがあるのですが… 改めてまとめてみようかなと、思います。 はっきりこれ、といったきっかけはありません。 休学したのが2018年の6月から。 復学したのが2019年の4月。 私はぼっちながらどうにかこうにか大学に慣れ、毎日なんとか生活していました。

【うつと私】「十分な休養」という難しさと、私なりの実践。

「うつ病をよくするためには、十分な休養をとりましょう」 よく聞く言葉だ。 うつ病だけではなく、いろんな病気でも、「十分療養しましょう」ということは言われる。 この「十分な療養」というのがほんとに難しい。 私は本格的な療養を、一人暮らしにて、大学休学という形で経験したが、これがかなり難しかった。 一人暮らしだと、食事、洗濯、掃除、買い物、ゴミ出し…すべて一人でする必要があるから、嫌でも動かないといけない。 実家暮らしなど誰かと一緒に住んでいると、頼れる人がいればその人の家

【うつと私】心理学を学んで救われた話。

「親同士の不仲を見せることも、虐待にあたります」 一年前、何気なく聞いた虐待についての授業で、はっとした。 まさかの先生の発言に、私の息が止まった。 「親の悪口を聞かされること。親の愚痴を子どもが聞くこと。これらは全部虐待にあたりますので、私は『やめてください』といいます」 あぁ、そうか。 私が「つらい」と思ったあの日々は、間違ってなかったんだ。 父親は母親の悪口をよく言った。 「母ちゃんはああだからな」「もう柳のように受け流すしかない」 母親も父親の悪口をよく言っ

【うつと私】過去の記憶についての考察

認知的な心理学の勉強にて、長期記憶について学んだ。 その中で気になる部分があったので、書き留め+考察していきたいと思う。 〈学んだこと〉 ・記憶の抑圧説:自我を脅かす記憶や自分にとって不都合な記憶は、無意識に押し込めて再び意識に上らないようにする機能。防衛機制とも呼ばれる。 ・人間は、楽しいときには楽しい記憶を、悲しいときには悲しい記憶を想起しやすい(同じ気持ちの時に記憶を想起する) ・うつ傾向の人は嫌な記憶を想起しやすいため、嫌な出来事を再体験すると気分がさらに落ち込み、

【うつ×休学】みんな立ち止まらずに進みすぎじゃない??

こんにちは、きりしまです。 私、何度も言いますが、休学→復学を経験。 また、大学では心理学や福祉を学んでいて、困りを抱える人を支援するための勉強をしています。 それに加え、自分自身も親と不仲だったり、中学高校で不登校やリストカットを経験したりと、ある意味「当事者」でもあります。 何と言いますか、世間から見れば「一風変わった経験」をした私から言わせてもらいたい。 あのさ、みんな立ち止まらずに進みすぎじゃない?? どのタイミングで悩んでるの?? なんでそんなに将来とかいろんな

【うつと私】「食べること」が再び好きになった

小学生低学年ぐらいのころ、食べることが好きだった。 ホンジャマカの石塚さんの出るグルメ番組が好きで、 「こんな風においしいもの食べて私もリポーターやってみたいなぁ」 なんて思っていた。 幼いころから、肥満とはいかないまでも、ぽっちゃり体質だった私。 小学校4年生になってくると、自分の見た目が気になりだした。 母親から 「体が丸くなってきたよね」 なんてよく言われていたし。 友人から足が太いと陰口をたたかれたこともある。 なんとなく「ダイエット」という言葉も耳にするようになっ

「大学に行くべきか」という疑問について、私なりの答え

バイト先で、高校生の子に時々出会う。 その子達は、程度の差はあれどだいたい悩んでいる。 卒業後の進路、これからの進路についてである。 「大学に行くべきか」 「どこに就職したいだろう」 「受験勉強しなきゃ」 「やりたいことがみつからない」 大学に進学した私自身も、 「私は大学に来るべきだったのだろうか」 とはちゃめちゃに考えたことがある。 休学した際、もう大学を辞めて、とりあえずバイト先でフリーターで生きていこう、かと思ったこともある。 私は言っていた高校が、「大学進学が

【うつと私】高校3年生、うつがひどかった時の私の状態

こんにちは、きりしまです。 今でもうつ病とは付き合いが続いていますが、症状的に、高校3年の時が一番どん底だったように思います。 その時の状態を、軽くまとめてみました。 ①何もしたくない ほんとにひたすら何もしたくなくなりました。 勉強、部活、登校、趣味… 何に対しても興味がわかず、寝るかじっと座っているかしかできませんでした。 ②ご飯が食べられない 食欲がめちゃくちゃ落ちました。 育ち盛りの高校生だというのに、一日に栄養ドリンクとソイジョイ一本のみで、一か月は生活していま

【うつと私】きりしまと家族について

こんにちは、きりしまです。 noteを初めてから、たくさんの方々に記事を読んでいただいて、大変恐縮しております。みなさん、いつもありがとうございます。 そこで、一番最初に軽い自己紹介をしたのですが、改めて、私、きりしまについてお話ししてみようと思います。 何を話そうかというと…私の家族についてです。 私の家族は、父、母、兄、私の四人家族。 父と母は、周りと比べるとかなり遅れて結婚し、出産しました。(現在二人は60歳ぐらい、私を産んだときはおそらく38歳ぐらい) 恋愛結婚なの

【うつ×復学】復学して「ぼっち」で授業を受ける私と、周りの人。

こんにちは。 休学を経験し、復学して約一年経ちました、きりしまです。 みなさん、「ぼっち」って恥ずかしいことだと思いますか? 「ぼっちワロスwww」 「大学生活失敗やん」 「大学でぼっちは詰み」 「一匹狼かっこいい!」 「一人でも堂々としてる人すごいよ」 「人に合わせずに、自分を貫ける人うらやましい」 そんな風に言われる「ぼっち」という立場。 大学一年の時は、一緒に行動したり話す友達がいました。 休学・復学し、完全に一人で授業を受けるようになって、大学で「ぼっち」と呼