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【読書】本紹介の真髄は、要約ではなく、推薦本が読みたくなり、しかも…??

ブックセレクトの記事をこれまで
何度か書いてきました。
毎回何かしらのテーマを決めて
4~5冊をオススメするような。
でも、ふと思うんです。
私が書いたオススメ本の記事がきっかけで
実際にその本を読んでくれた人は
どれくらいいるでしょうか?
おそらくは、ゼロでしょう。
もちろん、それは私の記事の至らなさ。
自己満記事だというしかない。
でも、ゼロかあ?と思うとやるせない。

じゃあ、現実的に今話題の小説や
評判になっているビジネス本を
紹介したら、どうだろう?
それは確かに、記事を見た人が
その本を手にとってくれる確率は高い。
でも、今話題の本や評判の本は、
私がオススメしなくても、きっと
読まれることになったでしょう。

ならば、思うんです。
ブックセレクトの意義はどこに
あるんでしょうか?
人気、話題、売れてる本はそもそも、
本好き人間としては、
今さら波に乗っかってオススメするのは
屈辱的ですらある(笑)。
そんなことは本好きの風上にはおけない。

最近は、評判のビジネス本の要約記事、
内容紹介的な記事はよく見かけますが、
本好きとしては、さらさら、そんな
センスや見識が不要な行為はしたくない。

かといって、知的蘊蓄の塊のような人が
オシツケ的な記事で、個人的な
一人よがりな文学論を披露してるのは、
老害のようで痛ましくなる。

ブックセレクトのあり方は、
簡単なようだけど、実は難しい。
生け垣のどこかにある狭い入り口を
必死に探す本の国のアリスみたいな(笑)。

記事を見た人が読みたくなるような、
かつ、要約記事ではなく、
書いた人(私)の内的体験が滲み出る、
しかも現在の情報で既に話題や評判に
なってはいないものをオススメする、
そんなブックセレクトが出来たら
どんなに素晴らしいか?

本のレコメンド記事って、
こんなに難しかったのかあ?
今まで気付いてなかったです。汗。

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