【日常の奇跡】信じられる言葉はなんですか?
今日の朝日新聞で
永井玲衣さんが登場していました。
昨日、このnoteに、
新進気鋭、かつ素朴な哲学者として
書いたばかりの永井さんが。
新聞記事では、
永井さんは、トークイベントで
人類学者・磯野真穂さんと
話しあっていました。
テーマは、コロナ禍での言葉。
中でも、司会者から
「信じられる言葉はありますか?」
という問いかけがあり、
いちばん印象的な場面でした。
信じられる言葉、、、?!
大丈夫、とか、
安心、とか、
コロナ禍では、
そうした言葉が信じにくくなった、
そうした言葉が空っぽな感じになった、
という永井さん。
信じられる言葉はあるか?と
司会から問われた永井さんは
「この言葉が信じられるって
ポンッと持ってきてというより、
みんなで踏みしめながら
信じることを作っていく」のがいい…
と応じていました。
みんなで踏みしめながら
言葉を作っていく、、、
そうですね、
はい、これで、どうぞ、
と持ってこられても、
誰もが、すぐには信じにくい環境に
なりましたね。
政府や国が決める言葉や
学者が選んだ言葉が
コロナ禍では、
基準になりがちでしたが、
その一方で、
不安が溢れていく場面を、
私たちは、この目で、この心で
体験しましたものね。
さて、コロナ禍を
過去の話にしがちですが、
まだまだ感染は増えているようですし、
安心して暮らせてはいないですね?
また、海外の戦争や対立は
日に日に厳しくなる一方の今。
誰もまだ、信じられる言葉を
見つけられているか、、、。
私もいつ母が車椅子生活になるか?
いつ認知症になるか?
いつ東京生活を畳んで田舎に
帰らねばならないか?
私自身、いつうつ病が深刻化しないか?
うつから心が常軌を逸し犯罪を犯さないか?
毎日、不安と戦ってばかりいます。
いや、誰もがみんな、それぞれの不安と
戦っていらっしゃるでしょう。
私はなるべくネガティブにならないよう
テレビや配信ドラマを見たり、
読書したり、
noteを書いたりして、
頭をクールに保つよう、
頭の中をしっかりさせようと
必死に努めていますが、
不安なマインドがまさってくると、
ネガティブな思考で
頭の中がいっぱいになることが
あります。
不安の大洪水が頭の中で起こります。
これはすでにうつ病の症状でしょうか。
気をつけねば。
ですから、なるだけ
そうならないよう気をつけ、
穏やかな1日が過ごせた日は、
自分にハナマル印をあげたくなります。
今の私に、
信じられる言葉があるとしたら、
穏やかさ、でしょうか。
当たり前なことかもしれませんが、
うつ病を抱える人間には、
穏やかに1日を過ごすということは、
とにかく小さな努力がたくさん
繰り返された「奇跡」に
ちがいないからです。
まだまだ、治るまで何百日、
そんな努力と奇跡を
繰り返さなくてはならないか?を
考えるだけで、気が遠くなりますが、
でも、毎日は、
自分が信じられる言葉を
つかまえる旅なんだ、と
言い聞かせることにしています。
…ちょっとキザですかね(笑)。
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