【イジメを克服する心】あんな奴らに人生を台無しにされてたまるかと思えたら？

「あんな奴らのせいで、
私のこの人生を台無しにされて
たまるかあ？！」

気がつけば、いじめや何かあった時
最終的には、この言葉で
どうにか乗り越えてきた気がします。

まあ、決して知性的でもなく、
お上品でもないですが…。

小学四年で番長からいじめに遭い、
それからも、番長の子分として
いやいやながらも中学までは
付き合いが続いてました。

自分では気が付かないほど、
内面では苦しんでいました。

大学になって、
ひとり東京の下宿部屋で、
はっと朝方、飛び起きることが
何度もありました。
冷たい汗もかいてました。
番長やその仲間たちの夢を
見ていたんだと、かすかに
覚えてる位でしたが、
当時はそれに対して
どうこうしようなんて
知恵もありませんでした。

ただ、そうそう何度も
怖い夢を見てうなされるのは
悔しいと思ってました。

私の人生、そういつまでも
あいつらに支配されるのか？

もう３～４年以上経って
なお、私の人生は、番長たちに
支配されてしまうのだろうか？
そう思うとゾっとしました。

それからしばらくして、
今度はゾっとするだけでなく、
いつまでも台無しにされて
たまるかあ、と怒りの感情が
湧いてきました。

私はこの時、はじめて、 
あの番長らと「対等」な
ステージに立てた気がしました。

台無しにされ続ける未来を
想像したら、もうそれだけは
絶対にいやだったのです。

さあ。今度は
29歳で入ったブラック企業の
社長が、昔の番長みたく
私の人生を支配しようと
してきました。

戦ってもキリがないので
会社を辞めましたが、
やはりしばらくは寝覚めの悪い
夢をよく見ました。

この時も最初は
ブラック社長に気持ちで
完全に負けていました。

それが次第に対等になり、
怒りに変わるまでは、
やはり時間がかかりました。

同じような体験をしても、
心が本気でそう思うまでは
頭ではわかっていても、
役に立たないみたいでした。

でも、とにかく、
自分が壊れないぞという覚悟さえあれば、
何年めかの夜明けには、
私の人生、あいつに台無しにされて
たまるか？と思える日が
きっと来る気がしました。

わかっているなら、
もっと早くにそう自分に
言い聞かせたら
何年も悪夢をみなくても
よくなる気もするのですが、
そこは心が逞しくなるまで
強い心が育つまで待ってやろうと
思うんです。

根っこから強い感情が
湧き上がるまで。

根っこのない心なんて
どうせすぐに吹き飛ぶでしょうから。
と、自己啓発が苦手な私は
そう今も信じています。

台無しにされてたまるか？！
と自然に湧き上がる過程は
それなりにハードですが。苦笑。