なみきじゅんいち

HR系マーケター 個人営業とマネジメント7年→法人営業責任者8年→40手前でマーケの責…

なみきじゅんいち

HR系マーケター 個人営業とマネジメント7年→法人営業責任者8年→40手前でマーケの責任者に 信条は「クロージングが上手けりゃ何でも売れる」でしたが今はセールス無しで売れる仕組みづくりに注力 営業マンがマーケを学ぶ過程のnoteです マーケティングオートメーション パーソナライズ

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AIは手段であり、目的を決めるのは人

AIの進化により、我々の生活やビジネス環境は大きく変化しました。画像生成、静止画から動画の生成、ロゴやプレゼンテーションの自動生成など、AI技術は手段として大幅な進化を遂げました。 これらの手段は、効率性を高め、作業負荷を軽減し、クリエイティブなプロセスをサポートするのに役立ちます。 しかし、AI技術の進化が顕著である一方で、その技術をどのように使用するか、つまり目的(WHAT)をどのように設定するかは、依然として人間の責任です。 AIはツールであり、そのツールを使いこ

    • 「試食経済」:情報過多の時代における要約と本質理解

      現代社会はインターネットやソーシャルメディアなどのデジタルプラットフォームが絶え間なく我々に様々な情報を提供しています。これらの情報源から得られる情報の多さや多様性は、我々が日常的に直面する現象であり、その中には本や映画、セミナー、イベントなどの情報も含まれます。しかし、その情報に触れるだけで、それを完全に理解したつもりになることがあります。 この現象は、まとめ記事、要約サービス、要約動画などが増加していることと密接に関連しています。これらのサービスは、情報を簡潔にまとめ、

      • アップトレンドか?ダウントレンドか?

        皆さん、こんにちは。ナミキです。 「アップトレンド、ダウントレンド」。これは株価や為替の価格変動などに使われるキーワードです。上昇基調か?下落基調か?を表す言葉ですが、この上昇下落は投資に関わるところだけでなく、全ての物事、例えば気持ちや体調、企業の業績、体重の増減など、何もかもがリニアに上下するわけじゃないという話しです。 考えてみてください。ある日突然、元気が出ない日があるかもしれません。原因は前日の飲み過ぎか、寝不足か?一時的な体調不良ですが、その日以外は健康的に過

        • チャットで顧客満足度が上がる理由

          最近、色々なサイトで目にするようになったチャット機能。実は非常に顧客満足度を上げる効果が あります。 その主たる理由をいくつか挙げてみましょう。 1.24時間対応: チャットボットは時間や場所に関係なく、いつでもお客様の質問や相談に対応できます。これにより、お客様の利便性が向上します。 2.瞬時の回答: チャットボットはデータベースやAI技術を活用し、お客様の質問に素早く正確な回答を提供できます。これにより、お客様は待たされることなく情報を得ることができます。 3

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          ジェネレーティブ AI隆盛の今、人として何を大切にすべきか?

          ジェネレーティブAIの進化によって、より高度なタスクが自動化される一方で、人間が担うべき役割や価値観も再評価される必要があります。人として大切にすべきポイントの一例を記載します。 「倫理と社会的責任」 AI技術は人間の生活に大きな影響を与えます。そのため、AIの開発・運用においては、倫理的観点や社会的責任を考慮した取り組みが求められます。 「創造性」 AIは決まったルールに従って作業をこなすことができますが、創造性については限界があります。人間は想像力を使って新しいア

          ジェネレーティブ AI隆盛の今、人として何を大切にすべきか?

          凝縮と拡散のマーケティング

          今まで使っていたBtoBの思想を持ったマーケティングオートメーションから BtoCの思想で作られたマーケティングオートメーションに乗り換えてみてあらためて感じたこと。 BtoBのMAはファネルマーケティング、 つまり絞り込んでいくことに長けている。 ある一つの商品やサービスを購入するというゴールに向けて、 一歩一歩マスを進めていくすごろくのようなイメージ。 メールを開いたら1点加点、サイトを見に来たら2点加点、 資料をダウンロードしたら3点加点などスコアリングをして熱量

          凝縮と拡散のマーケティング

          パーソナライズに個人を特定できる情報が本当に必要か?

          デジタルで物やサービスを販売しようとする時、日本だと個人情報や属性情報を重宝する傾向があります。 もちろん顧客に負担を与えずに個人情報を取得できるならそれは活用すべきです。 しかしながらNetflixやSpotifyは個人が特定できる情報に頼っていません。どういうことかというと、属性を気にせずに好みだけを気にして音楽や動画のレコメンドをしています。 性別や年齢、住んでいる地域をレコメンドの起点にしていません。 映画や音楽だからできるんでしょ?という方がいますが、これ実

          パーソナライズに個人を特定できる情報が本当に必要か?

          情報を減らすのもパーソナライズ

          普段よく使う、サービスのサイトに行くと、 いちいち毎回、初回訪問のような説明をされる事はありませんか? 例えばチュートリアル。 このサイトの使い方は〜と、 もう知っている情報を丁寧に説明してくれる。 もう何度も訪れているのに、 まず初めにこのページを見てみましょうと! 初心者向けのページを進められる。 既に会員なのに、より情報が欲しければ、 会員登録をしてマイページにログインしましょうと言われる。 ディズニーランドのアトラクションならまだしも、 普段使うサイトで初見

          情報を減らすのもパーソナライズ

          完璧なWEB接客を目指さない

          デジタルでパーソナライズをしようとすると、 如何に完璧な、刺さるメールを届けるか? 完璧なタイミングで情報を届けるか? 完璧な内容でサイトを出し分するか? 完璧なレコメンドをするにはどうすれば良いか? とにかく完璧を求めがちになります。 しかしながら、限られた情報で完璧な接客が出来ないのはデジタルだけでなく、リアルでも同じです。 たまたま入った洋服屋で、 何も伝えていないのに趣味嗜好を理解し、 今まさに欲しいものを的確に提案してくる店員さんがいたら、なかなか気持ち悪いで

          完璧なWEB接客を目指さない

          何を起点にパーソナライズするか?

          最近流行りのパーソナライゼージョン。 もはや流行ではなくスタンダードですかね。 その人に合った情報提供をする。 すごく当たり前のことですがなかなか難しいお題です。 例えばGoogle。 ログインをして検索を重ねるたびに、 適切な情報を出すようにしてくれます。 それでは、Googleでない我々は 果たして何をキッカケにコミュニケーションをとるか? 個人的に思う優先度は、  1.行動トリガーをキッカケにコミュニケーションをする  2.閲覧情報を基にコミュニケーションする

          何を起点にパーソナライズするか?

          ペルソナではなくターゲットを決める

          マーケティングの担当者の仕事の一つに、 「ペルソナ設定」というものがあります。 私もご多分に漏れずに、ペルソナ設定をしてきました。 化粧品を販売する際は、 Aさん、神奈川の〇〇市に住む、既婚、〇〇歳、 旦那は〇〇歳で都内勤務、共働き。 子供は2人で、小学6年生の女の子と2年生の男の子。 子供の教育にお金がかかってきており、 節約やポイント、お得な情報が気になるが、 自分のお肌のケアにはこだわりたい。 読む雑誌は××、好きなTV番組は△△、 インスタグラムは見るが投稿はし

          ペルソナではなくターゲットを決める

          情報発信の前に

          今までのマーケティング施策は、 左の図のようにインサイドアウトが多く、 うちはこんなサービスしてますよ!とか、 うちの商品はこんなですよ!とか、 顧客に対してどのようなメッセージを発信するか? が重要でした。 なので、顧客をセグメントしたり、 ペルソナを立てたりしてなるべく顧客に合った メッセージを送るようになりました。 パーソナライズがその例です。 しかしながら目的は右の図の、 顧客が自社に対してどのようなイメージを持つか? なのに、ここを置き去りにしがちです。

          情報発信の前に

          MA導入時の注意点

          マーケティングオートメーションを選定する際に考えたこと。 まずは、 BtoCもBtoBも同じツールでいいのか? ということでした。 色々なMAツールが出ていますが、 比較表を見てもそれぞれに似たような機能はありそう。 見比べて分かったのは、 長期検討商材向きか?短期検討商材向きか?で必要な機能が違ってくるということ。 BtoCに多い短期検討商材の場合は、分岐型のシナリオ作成ができればおおよそOKで、あなたの欲しいワインは赤ですか?白ですか? 辛口ですか?甘口ですか?の

          MA導入時の注意点

          目的に対して手段が合わないことがある

          コロナの影響でリアルセミナーがなくなった分、ウェビナーが増えましたね。 実際に移動して参加する手間や時間のロスが減った分、あれこれ色々なWEBセミナーに参加するようになりました。 タイトルは… DX実現、デジタルシフト、CXに取り組む、Dto C、MA活用などどれも魅力的なものばかり。 先日参加したWEBセミナーでも、パーソナライズについての話が出て、アナリティクスで丸まったデータを見るのではなく、個人単位の行動データを見ましょうと言うものがありました。 話を聞いてい

          目的に対して手段が合わないことがある

          狭義のマーケティングに閉じない

          ◯◯マーケティングというキーワードをよく聞きますがこれは、いわゆる戦略としてのマーケティングではなく戦術や戦闘、つまり狭義のマーケティングを指す場合が多い。 例えば。 最近流行りのSNSマーケティング。 Twitterマーケティング、 Facebookマーケティング、 インスタマーケティングなんていう言葉を聞くがこれは集客のためのひとつの手法であってそれだけやれば終わり。ということではないはず。 パーチェスファネルを見ても顧客の遷移は、 ・認知 ・興味、関心 ・比

          狭義のマーケティングに閉じない

          結局、顧客体験って。

          顧客体験、CXについて語られる場合は 色々と難しい話はありますが、 結局のところその要素は2つしかないと思います。 ひとつは、お客さんの心を動かし、 背中を押してあげること。 もう一つは、前に進むお客様の障壁を なるべく排除してあげること。 前者は4Pに代わる要素として語られることが多くなった 4S(Story・Schedule・Share・Special)でしょうか。 ・物語を売る ・時間を占有する ・口コミで広がる ・パーソナライズされた対応 後者はUIやUXに

          結局、顧客体験って。