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ジュネーブ9日目


ジュネーヴで過ごした一日は、歴史的な街並みを楽しむことから始まった。街の中心を歩いていると、噴水のある広場が目に飛び込んできた。石造りの建物と、色鮮やかな花々で飾られた噴水が美しい。この場所は、まさにジュネーヴの魅力を凝縮したようなスポットであり、古くからの建物に囲まれながらも自然との調和が見事である。

次に訪れたのは、石畳の静かな通りである。アーチ型の入り口が並び、太陽の光が建物の影を長く伸ばしていた。人通りも少なく、まるで時間がゆっくりと流れているかのような雰囲気であり、心が和らぐ。

歩いていると、ふと壁に貼られたタイルアートが目に留まった。青いタイルに描かれたキャラクターが、歴史的な街並みに溶け込みつつも、現代的なアクセントを加えている。こうした思わぬ発見は、ジュネーヴの街歩きをさらに楽しいものにしてくれる。

その後、ホテル・レ・ザルミュールの前を通りかかった。スイスの国旗とジュネーヴの旗がはためく中、古い石造りの建物がその歴史を物語っている。奥には大聖堂も見え、この場所がジュネーヴの歴史と文化の中心であることが感じられる。

さらに、ジャン・カルヴァン通りの看板を見つけた。この通りは、16世紀の宗教改革者ジャン・カルヴァンにちなんで名付けられており、ジュネーヴが宗教改革の重要な拠点であったことが改めて実感できる場所である。

このように、ジュネーヴでの一日は、歴史と文化、そして美食を楽しむ穏やかな時間であった。特に、ホテル・レ・ザルミュールでのチーズフォンデュは、ジュネーヴの思い出に彩りを添えるものとなった。街歩きを通じて感じたジュネーヴの魅力は、一度訪れたら忘れられないものである。

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