阿久津淳一

平和と自由と繁栄の中で、全ての人々が幸福に暮らせますように。モダンリベラリスト。フェミ…

阿久津淳一

平和と自由と繁栄の中で、全ての人々が幸福に暮らせますように。モダンリベラリスト。フェミニストのアライ。このNoteでは、男性にフェミニズム、女性差別解消に賛同してもらえるような記事を中心に書いていきます。

最近の記事

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男尊左翼の耐えられない軽さ

 私は3年前にFLJというトランス問題を考えるサイトに「“TERF”と女性を呼んで批判している男性の皆様へ」という記事を寄稿させていただいた。当時もトランス問題についてTwitter上での議論が盛んで、その中でも特に私が強く懸念し問題だと感じていたのが、左翼・リベラル男性による、GCフェミニスト女性に対する過剰な批判・攻撃だった。彼らは、相手が性暴力サバイバー女性であっても容赦なく差別主義者呼ばわりし、差別をやめろと声高に叫んでいた。しかも、では何がトランス差別なのか、誰がト

    • 「ダンボ」を観て感涙したオッサンの話。

       昨日もいつも通り夜にXのタイムラインを見ていたら、こういうポストが流れてきました。ん? これは? とよく読むと「ダンボ」の一場面なんですね。  ダンボって…子供の頃確か絵本で読んだ記憶があるけど、ゾウが空を飛ぶ話だったよな、と記憶を呼び起こしながら、もう一つのポストを見ました。  はいもう無理です、涙腺ヤバいです。最近話題になっていた難しい言葉で言うと琴線に触れました。それで、ダンボって一体どんな話だったんだ?と検索してまずはWikiの記述を見たんです。なるほど……こん

      • フェミニズムは女性のための学問・思想・運動です。

         先日、3月8日は国際女性デーだった。1904年、ニューヨークで婦人参政権を求めたデモが起源となり、国連によって1975年に3月8日を「国際女性デー(International Women’s Day)」として制定されたもので、「国際女性デー」は、すばらしい役割を担ってきた女性たちによってもたらされた勇気と決断を称える日。そして、この日東京でウィメンズマーチ2024というデモも開催された。コールの内容は以下の画像のようになっている。だけれども……。  見て分かる通り……女性

        • 「ジェンダー平等」の意味を考える

           私が物心ついた時に、男性と女性が平等であるべき、という考えを表す言葉は「男女平等」というものだった。恐らく現在30代より上の人はみんなそうなのではないだろうか。ところが、近年になって、この言葉は「ジェンダー平等」という言葉に置き換わってしまった。なんとも分かりにくい気がするが、誰がこの言葉を使い始めたのだろうか。そもそも「ジェンダー Gender」という単語自体がまだ人口に膾炙しているとも思えないので、まずはジェンダーという言葉の認識から広める段階だと感じる。ジェンダーとは

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        男尊左翼の耐えられない軽さ

          吉原の光ではなく影を見て欲しい。

           昨日私はこのようなポストを見た。呆れてものも言えなかった。  東京藝術大学は一体何を考えているのか。吉原がどういう場所だったのか、少し調べればすぐにわかるというのに。特に、浄閑寺については全日本国民がその存在を知ってほしい。冒頭のサムネイルの「生まれては苦界 死しては浄閑寺」という石碑は浄閑寺に設置されているものだ。  もしも私たちが人間性というものを持っているのなら、決して吉原を肯定的に考えることは出来ない。  もしも私たちが理性というものを持っているのなら、遊女、

          吉原の光ではなく影を見て欲しい。

          懐かしい、お勧めの少女文学

           今日Youtubeを見ていたら、たまたま「アルプスの少女ハイジ」の主題歌がおすすめに出てきた。大人の目で見ると怖くてしかたない巨大ブランコ、全く意味の分からないヨーデル?のような歌詞、全てが懐かしい、と書くと年齢がばれるのだが、別にばれてもよい。40代前後の人が再放送などを通じてハイジを見ていたのではないだろうか。歌を聞き終わって、クララが立った名シーンがあったよな、と思いだしつつ、このような、人間賛歌と言えるような素晴らしい作品を私は幼い時にたくさん見ていたのだなぁ、と思

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          ペドフィリアを救う方法はあるのか

           ここ数日、未成年に対する性被害のニュースを多く見かける。Xでのリポストが追い付かないぐらいだ。  子どもを守るのは大人、そして誰よりも近くにいる家族だ。特に幼い娘を持つ母親の人は年齢に応じて危険な大人がいる事を知らしめてほしい。学校はなんかよく分からない「包括的性教育(はぁ?)」などに浮かれていて余り頼りにならない。娘を守るのは私、と思っていてほしい。  ところで、ペドフィリア、小児性愛について真面目に考えてみたのだが、子どもを性的に見るのはどうしても無理だという結論に

          ペドフィリアを救う方法はあるのか

          地震を予知することは出来ないのか

           今日は1月17日。阪神・淡路大震災が起こった日だ。あれからもう29年になる。朝早くに起きて黙祷した。被災者の一人として、生かされた命を大事に使いたい、と毎年思いを新たにする。  21世紀になって四半世紀が経つが、現在の科学技術をもってしても、出来ないのが「地震の予知」である。これが出来れば、ノーベル物理学賞か化学賞は間違いなくもらえるだろう。検索してみよう。  やはり出来ないようだ。ただ、過去のデータから、自身が比較的多い地域、というのは分かる。そこを避けて住むという手

          地震を予知することは出来ないのか

          勇気の人 杉原千畝を知っていますか

           終わらないイスラエルのガザ地区への攻撃に私はずっと胸を痛めているが、こんなニュースを今日読んだ。  黒人女性の教授がハーバード大学の学長になっていたとは知らなかった、素晴らしいではないか、と思ったのもつかの間、反ユダヤ主義的な思想に対して、あいまいな発言をしたのと、自身の論文の盗用疑惑を受けて辞任したとのこと。今イスラエルが行っている事の擁護は難しいのは分かる。私もガザ地区の市民を巻き添えに殺害している事は全く擁護しない。だが…ユダヤ人、ユダヤ民族の歴史、特にホロコースト

          勇気の人 杉原千畝を知っていますか

          アンフェ男性の光と影

           一月一日に能登半島地震が起きて、みんな心が落ち着かないと思うけれども、その中でも発信すべきことを考えて、それぞれがXやスレッズなどのSNSで様々な主張をしている。中でもフェミニストは震災時の避難所で性犯罪が起こる事を強く懸念して自衛を訴えている。そして、お約束のようにアンチフェミニストの男性、アンフェ男性と呼ばせてもらうが、彼らが反発していろんなことを言っている。フェミ女性が避難所で性犯罪が起きないように、と言えば、男を犯罪者扱いするのかー!とか、尼寺が被災者女性を受け入れ

          アンフェ男性の光と影

          天災は忘れた頃にやってくる~南海トラフ地震に備えよう

           令和6年は受難のスタートになってしまった。元旦の夕方四時に、関西に住んでいる私にも地震が来たのが分かった。震度4だったようだが、もう少し軽く感じた。震源地は能登半島だった。 今この瞬間にも余震が続き、生き埋めの人たちがまだいるはずだ。72時間の壁という考えがあって、今なお警察、消防、自衛隊の救援部隊が必死の活動を続けている。まだもう少し時間がある。どうかがんばってほしい。  私は学生時代に阪神・淡路大震災を身をもって経験した人間だ。大地震についてはひときわ思うところが

          天災は忘れた頃にやってくる~南海トラフ地震に備えよう

          未来が明るく感じられる話を集めてみた③女性差別

           私は昔から差別問題に関心が強く、その中でも日本では「女性差別」が根強く解消がまだまだ見えないと感じ、ライフワークとして女性差別の解消に取り組み続けている。2023年を振り返ってみた時、全体として判断すると良い流れではあったと思うが、部分部分容認出来ないこともあって、敢えて採点するなら65点ぐらいかな、と思う。なんと言っても今年一番の良い成果は性犯罪に関する刑法改正だろう。  遅きに失したと思う。それでも、それでもこのように法改正された事は喜びとしたい。同意なき性行為は絶対

          未来が明るく感じられる話を集めてみた③女性差別

          未来が明るく感じられる話を集めてみた②医学編

           第二弾は医学編ですが、なんと言ってもips細胞の技術が第一位にランクインすると思います。 1,ips細胞  ips細胞とは、「人工多能性幹細胞(induced pluripotent stem cells)」の略称だ。 詳細はリンク先を読んでいただきたいのだが、ともかく広く応用が出来るので、パーキンソン病、肝硬変、子宮頸がん、脊髄損傷などが直近のニュースでips細胞が有用だと報道されている。理論上身体を構成する細胞であればどのような細胞へも分化できるので、交通事故な

          未来が明るく感じられる話を集めてみた②医学編

          未来が明るく感じられる話を集めてみた①科学編

           年の暮れ、今日は比較的暖かいですが、皆様いかがお過ごしですか。テレビをつければ自民党の議員が逮捕されただの、有名お笑いタレントが性犯罪疑惑で告発されたりだの、何かと騒がしいのですが、一方でウクライナとガザ地区の戦争は終わりが見えないなど、暗いニュースも多いです。ここはひとつ、明るい未来に向けたポジティブな話を集めて、前向きな気持ちになって今年を終えたいと思うのです。それでは一つ目から。 1,培養肉の開発が進んでいる。  「培養肉」という言葉を聞いたことはありますか。文字通

          未来が明るく感じられる話を集めてみた①科学編

          キリスト教はなぜ同性愛を否定するのか

           つい先日、ローマ法王がこのような声明を出した。同性愛を肯定すると思われる発言である。  その前に、あれっ、キリスト教って同性愛、ゲイやレズビアンに否定的なんだ、なぜ?と思われた方はこの記事を一読してもらいたい。新約聖書に同性愛を否定する文言があるのが理由なのである。  と、こうなっている。厄介なのは、聖書の教義というのは絶対のドグマであって、書き換えるとかは出来ない事である。そこで出来るのは解釈変更や、新たなる解釈ということになる。そこで、知っておいてほしいことがある。

          キリスト教はなぜ同性愛を否定するのか

          日本人に分かりにくい「一神教」について

           昨日はみんなが幸せそうにしていたクリスマスでしたが、英語の綴りですと、Christmasなのですね。よく考えなくてもキリストに関するお祭りなのだろうと予想はつきますが、非キリスト教徒がほとんどの日本国民は何故この日を祝いの日というか、プレゼントの日にしてるんだろうか、とか思わず考えてしまった私であります。由来はひとまず↓に紹介しておきます。この記事では「キリスト教など一神教」について、余り日本人に知られてなさそうな事を書いておきます。  さて、クリスマスが「キリストが産ま

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