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天災は忘れた頃にやってくる~南海トラフ地震に備えよう

 令和6年は受難のスタートになってしまった。元旦の夕方四時に、関西に住んでいる私にも地震が来たのが分かった。震度4だったようだが、もう少し軽く感じた。震源地は能登半島だった。

 今この瞬間にも余震が続き、生き埋めの人たちがまだいるはずだ。72時間の壁という考えがあって、今なお警察、消防、自衛隊の救援部隊が必死の活動を続けている。まだもう少し時間がある。どうかがんばってほしい。

 私は学生時代に阪神・淡路大震災を身をもって経験した人間だ。大地震についてはひときわ思うところがある。生かされた命、だと思っている。今回の令和6年能登半島地震(が正式名称に決まったようだ)は震度七、マグニチュード7.6と、規模が阪神・淡路大震災よりも上だ。正直どれぐらいの死者が出るかすら分からない。一人でも多く助かってほしい、と痛切に願う。

 そして、今回の地震を受けて、改めて思いだしたのが、今後30年以内に70から80%の確率で来ると言われている南海トラフ巨大地震の事だ。

国は、南海トラフの巨大地震が起きると、震度7の激しい揺れや10メートルを超える大津波が太平洋沿岸を襲い、最悪の場合、死者は32万人を超え、経済被害も220兆円を超えると想定しています。一方で、対策を進めれば被害を大幅に減らせる可能性があります

上記サイトより

 南海トラフとは下図の場所を指す。南海トラフでは、100年から150年ほどの間隔で、マグニチュード8クラスの巨大地震が繰り返し発生している。

 

 いつ来るか具体的には分かりかねるが、前述のように、マグニチュード8から9の巨大地震が今後30年以内に「70%から80%」の確率で発生すると政府は予測している。まさしく「備えあれば憂いなし」とすべきであって、ともかくまずは揺れが収まったら沿岸部に住んでいるなら大津波から逃げねばならない。非常食や懐中電灯などをセットにしたリュックなどを準備しておくのが理想なのだろう。今回のNHKの地震放送時にアナウンサーが言ってくれていたように「あなたの命が一番大事」だ。大震災の時はともかく自分と、後は家族を救うこと。それ以上など何も考えなくていい。ともかく、この日本国は地震大国であって、しょっちゅう地震が起こっている。

 騙されたと思って上記サイトを見てきてほしい。見た私も改めてうんざりした。「天災は忘れた頃にやってくる」と言ったのは寺田虎彦だが、改めてこの言葉を胸に刻んでおきたいと思っている。

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