見出し画像

「ダンボ」を観て感涙したオッサンの話。

 昨日もいつも通り夜にXのタイムラインを見ていたら、こういうポストが流れてきました。ん? これは? とよく読むと「ダンボ」の一場面なんですね。

 ダンボって…子供の頃確か絵本で読んだ記憶があるけど、ゾウが空を飛ぶ話だったよな、と記憶を呼び起こしながら、もう一つのポストを見ました。

 はいもう無理です、涙腺ヤバいです。最近話題になっていた難しい言葉で言うと琴線に触れました。それで、ダンボって一体どんな話だったんだ?と検索してまずはWikiの記述を見たんです。なるほど……こんな話だったか、と。それで俄然見たいと思ってダンボのままCromeの「動画」で検索したら、あっさりYoutubeで見つかりました。84年前(!)のアニメ映画なので、著作権が終了していて、パブリックドメイン(社会全体の公共財産)になっているのが理由のようです。という事で安心して紹介します。Part1,2と分かれています。1時間4分と短めです。

 まず思ったのが、20世紀前半で(1941年制作)ここまでのクオリティーの作品が作れたのか、と驚きました。ディズニーってやっぱりすごいですね。伊達に世界中で愛されてないな、と再確認しました。そして、主人公ダンボの動きが凄く愛らしいんですよ。アニメならではの表現と言いますか。女性に高い人気を誇っているのはよく分かります。私はとにかく産まれたばかりで一歳にもならない、言葉すら話せないダンボが、ダンボの耳をからかった子どもからダンボを守るために暴れてしまったお母さんが懲罰として隔離されて離れ離れになって、一人ぼっちになって泣いているダンボの姿が可哀そうで仕方なかったです。しかもこの時、周りには仲間の女のゾウたちもいるんですが、「耳が大きな変な子」ということで差別されて無視されているんです。

お母さんと離れ離れになって一人で寂しくて悲しくて泣いているダンボ

改めて書きますが、ダンボは見ての通り産まれた時から耳がとても大きな子なんです。だけれども、お母さんのジャンボはそんな事は一切気にしないで深い愛情をもってダンボを育てていました。そして、説明した事情の通り、まだ一歳にもならない子どもが一人ぼっちになって、他のゾウには悪口を言われたうえに無視されているんです。そして、この後居場所もなく、テントを出て一人でワラに囲まれて寂しく眠ろうとするんです。この場面が私には冒頭に紹介した場面よりきつかった……。でも、この物語はただ悲しいだけじゃありません。この後、同じサーカス団にいるティモシーという名のネズミがダンボの友達、兄貴分になって、ダンボを励まし続けるんです。

このティモシーが本当にいい奴で、最後にダンボが自分の耳を大きく羽ばたかせて飛べるようになるのも彼のおかげなんです。

「魔法の羽根なんて嘘だ。君は飛べるんだよ、飛べ、飛ぶんだ、ダンボ!」

と、ダンボに呼びかける言葉は本当に素晴らしい。キミのその大きな耳は勇気の翼なんだ。そして、見事にサーカスで空を飛ぶことを観客に見せられたダンボは、一躍ヒーローとなり、サーカス団のスターとなり、お母さんのジャンボも無事解放され、最後は抱擁のラストシーンで一安心です。

ハッピーエンドに心底ほっとしました。

今回ダンボについてNOTEに書こうと思って色々調べたのですが、本当に本当に多くの人がダンボに感動して、ブログなどに想いを書き連ねていて、ああ、私はこんな名作の事を失念していたのか、と思ってしまいました。特に、小さな子どもさんがいる若いママさんに強烈に響くらしく、冒頭引用したXのリプにも多くの子どもを持つ若いママさんの共感の声があります。私のような40超えたオッサンでも、正直に言いますが泣くほどですから、(もっとも、私は涙もろいほうで、トトロでさつきがメイを必死に探すシーン程度でうるっときます)子育て中、もしくは終わった後の女性でも深く感じるところがあるのでしょう。ダンボがコンプレックスそのものである大きな耳を使って大空に自由にはばたく。この痛快な話、ある意味アメリカらしい物語だと思います。誰にでも一度は見て欲しい名作、それがダンボだと思います。皆さんも機会があればぜひ一度見て欲しいです、ただし、メンタルが弱っている時は止めた方がいいです、しんどくなるかもしれませんので…。最後に、一番よくまとめていると思ったブログを紹介して終わります。

そしてコアなディズニーファン程、この作品を推す人が本当に多い気がします。ディズニーの真髄、アニメの楽しさ、その全てが詰まった最高の作品です。

上記ブログより

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?