イヤな感情の触りすぎに注意 #52
イヤな感情というのは
その瞬間、自分は不快を感じていても
一種の中毒性・依存性があるものです。
怒り・不安・後悔・心配などなど…
気にし始めればいくらでも膨らむものでもあり、
考えずにはいられないと言う罠に
ハマってしまう事があります。
こういった感情の扱い方は
かさぶたに似ていると感じます。
かさぶたがあると、気になる。
それを剥がしたい気持ちに駆られる。
しかし気になって無理矢理
かさぶたを剥がすと血が出てしまい、
かえって傷の修復に時間がかかります。
これと似たようなもので、
考えれば考えるほど増幅しそうな感情は
気になっても触らない。
その方が感情が落ち着くのが早く、
必要以上に感情に振り回される事を
減らすことができます。
その情景を思い出して反芻(はんすう)して
感情をほじくり返しても
なにかが解決されることは少なく、
むしろクローズアップされた感情に対して
火に油を注ぐ形で余計に止まらなくなり、
結果、ただ単に自分の気分が
悪くなるだけだったりもします。
深く考えずに、
一旦、別の事に没頭したり、
(気が散りやすいので意識的に"集中"する)
他の事を考えるなどして
考えるのをやめる。そこから離れる。
そうすると一度頭が冷やせて、
その間に自分の思考パターンが
切り替わったりします。
イヤな感情の触りすぎに注意して、
小さなことでも日々練習をしていくと
切り替えやすい思考のクセが
つけられるようになってくるかと思います。
様々なケースがあるかとは思いますが、
日々を生きる中でのヒントに
なることがあれば幸いです。
お読みいただきありがとうございました。
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