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新型コロナを収束し日本経済を復興させる戦略 ~「オミクロン」は「コロナ禍」を終わらせる待望の救世主 ~

1.はじめに

今まで新型コロナに関してnoteの「つぶやき」を書いてきました。
ショッキングな題名になりましたが、現在の私見を『まとめ』として文章化したいと思います。

勘の良い人であれば、感染者数が過去最高であるにも関わらず「まん延防止措置」の適用を申請しない知事、過去最高レベルの感染者数の急増にありながら「私権侵害」の可能性を理由に「緊急事態宣言」に慎重な政府の対応を見ていれば、薄々気がつき始めていると思います。

分科会の尾身会長も、現在のオミクロン株の流行においては、長らく主張してきた「人流抑制」ではなく、「人数制限」を主張しました。「まん延防止措置」を申請した知事から反発を受けて撤回しましたが、政策の急旋回を促すには言葉ではなく行動で強いメッセージを出すべきです(感染症法5類相当に到達したことを公表し、役目を終えたとして辞職願を出したらよいと思います)。なお、私は「人数制限」も無意味だと思います。

私はこの2年続いてきた「コロナ禍」の終わりがやっと見えてきたと考えています。
また、日本にとっては「コロナ禍」で落ち込んだ経済を復興させる最高のタイミングで終わらせることができるかもしれないと考えています。

ただの市井の一個人の私見でしかありませんが、興味がありましたら読んでいただけると嬉しいです。

2.新型コロナの収束

新型コロナの脅威は「感染力の高さ」と「急速な重症化」にあります。

初期のアルファ株やベータ株は高齢者に感染が多く、この初期の段階から「集団免疫」を説く人がいました。実際に欧米諸国がロックダウン等の「人流抑制」措置をとる中で、スウェーデンは市中感染による「集団免疫」路線をとりました。しかし、スウェーデンでは、高齢者を中心に想定を超える多くの死者が出てしまい、国民から大きな批判を受けました。国王も政府を叱責し、スウェーデンは、初期段階での「集団免疫」路線は誤りだったとして、他国と同様に「人流抑制」へ政策転換しました。

現在までの症状頒布で、デルタ株が一番凄まじかったです。なぜなら、高齢者だけでなく若者でも多くの感染者が出た上に、軽症で自宅療養中に「肺炎」症状が進行して入院するケースが多かったからです。
他国に比べると医療体制が整っている日本でも、入院治療が間に合わず、自宅療養中の死者や重症者を多く出してしまいました。
ただ、日本ではワクチン2回接種が短期で進んだこともあって、感染者の急激な減少に成功しました。
私はこの時点で一定の「集団免疫」を獲得できたと見ています(ワクチンを打たない人、ワクチンを打てない人が必ずいるので、100%の接種率は不可能です。最高裁判例のとおり強制的な接種義務を課すことは許されません。ワクチンによる擬似感染での「集団免疫」としては全体75%で十分だと思っています)。

現在、オミクロン株によって感染者が急増しています。年齢を問わないのはデルタ株と同じです。
しかし、デルタ株と大きく違う点があります。それは「急速な重症化」です。自宅療養中の軽症者が「肺炎」になり救急入院する事例が極めて少ないです。
政府も、軽症の若者は病院ではなく自分で治療するような方針を出しました。基礎疾患のない若者にとっては、症状的にはワクチン2回接種時の副反応と変わらないレベルということなのだと思います。病院の処方薬を見ても「カロナール(解熱剤)」など、普通の風邪薬です。解熱剤はドラッグストアで買えます。無症状者には、処方する薬はありません。
なお、風邪には治療薬は存在しません。解熱剤などの対症療法によって、自己免疫で治っています。自己免疫で治れば「抗体」ができるので、風邪にかかりにくくなります。

はっきり言って、オミクロン株がまん延することで、デルタ株以前の変異株を全て駆逐してほしいです。オミクロン株に感染した際の症状はインフルエンザと変わりません(インフルエンザ並みにキツい場合があるので、軽い風邪症状ではありません)。
インフルエンザで肺炎に至るケースも当然ありますが、インフルエンザは感染症法5類です。新型コロナは2類相当のため強い規制がかかっていますが、新型コロナがオミクロン株にほぼ全て置き換わった場合でも2類相当にしておく理由はありません。

「また新たな変異株が生まれるかもしれない」という不安感だけを理由に現状のままにしていると、新型コロナ前の元の生活に戻ることは二度とありません。
オミクロン株の出現を予言した人はいません。インフルエンザが今の時期に大流行すると予言した人はいます。ある意味「当たっている」と思います(インフルのワクチンを推奨してましたが…。感染症の専門家はデータ分析能力の低い人であるのが「コロナ禍」でよく分かりました)。

新型コロナの収束は、オミクロン株がまん延してピークアウトするタイミングだと思います。
なお、私は新型コロナにもインフルエンザにも感染したくはない(仕事で迷惑がかかる)ので、マスクを着用し、外出から戻った際には手洗いか手指の消毒をしています。私はワクチンも2回接種していますが、高齢者ではないので3回目の接種はしません(接種したい方は接種すればよいと思います)。


3.日本経済の復興

現在「まん延防止措置」が適用されている都道府県がありますが、新型コロナ(オミクロン株)のまん延を防止することが目的ではないと見ています。
現在の「まん延防止措置」は、時短を条件とした小規模飲食店への経済支援でしかありません。「手段が目的化」していますが、年度末で予算を残しても仕方ないと政府は割り切っているのでしょう。
感染者数が増えると、「濃厚接触者」になることを怖れて、外食する人は必ず減少します。倒産や閉店する飲食店の件数が増えることは望みません。

「まん延防止措置」を申請できるにも関わらず申請しない知事は、「手段の目的化(飲食店へのお金配り)」には乗らず、政府に圧力をかけていると思います。家族内クラスターを防ぐために自宅療養を原則とせず、デルタ株の感染者減少後も「宿泊療養施設」を拡充していた県には、一定の余力があったのも大きいと思います。オミクロン株を乗り切った後にどのような提言をするか、注目しています。

ピークアウトの時期は2月上旬ではないかと私は見ています。2月中旬には感染者数の減少が顕著になることを期待しています。
2月下旬までには、政府は新型コロナを感染症法2類相当とすることをやめ、経過的な5類相当として、いったん「コロナ禍の終息」を宣言すべきです。
これによって、「コロナ禍」によって簡素化やリモートになっていた、卒業式や入学式などの3月から4月にかけてのイベントを、以前どおりに実施することを喚起できると思います。卒業旅行も気兼ねなく行うことができます。また、退職や異動に伴う歓送迎会などで、多くの人が飲食店を利用すると思います。
春のイベントが日本経済復興の『ホップ』です。

政府や自治体による大型の旅行キャンペーンを4月から実施予定であることを公表します。5月のGWを中心とした旅行需要を喚起させます。
2月下旬に終息宣言すれば、旅行会社も旅行パッケージを十分に作ることができると思います。
5月のGWが日本経済復興の『ステップ』です。

終息宣言してもすぐに安心できる人は少ないと思います。4月までは花粉症もあって外出時にマスクする人も多いかもしれませんが、梅雨や猛暑で夏になれば外出時にマスクをする人は極めて少数になっていると思います。そういった目に見える変化と数ヶ月たって大きな問題が生じていない状況から、「夏休み」に入る頃には多くの人は安心していると思います。
「夏休み」での「リベンジ消費」の爆発が、日本経済復興の『ジャンプ』です。

私は、物事には順序というものがあり、時期に応じて少しずつ進めたほうが最終的にはより良い成果を得られると考えています。大事なのは「安心感」です。
「安心」と「安心感」は違います。「安心」は科学的な検証によって得られますが、「安心感」は信頼関係の醸成によって得られるものです。
なお、私は新型コロナを「ただの風邪」と見るのは反対します。「ただの風邪」なら感染症法の適用対象にもならないからです。新型コロナは感染症法5類相当の疾病として警戒を続けるべきだと思います。

時期に合わせた『ホップ』『ステップ』『ジャンプ』を踏むことで、「コロナ禍」で傷ついた日本経済を終息宣言から半年で復興させることができるのではないかと考えます(コロナバブルで利益を得ている人には復興ではないかもしれませんが)。
『ジャンプ』まで成し遂げた時が「真の終息」です。

4.おわりに

以上は、私なりに情報を収集して分析し考察した、ただの私見でしかありません。

政府や自治体の関係者がこういった主張をすることはまだ許されないと思います。
有名人が『オミクロンは救世主だ』なんてTwitterなどで発信すれば、『入院治療などで苦しんでいる患者、懸命に働く医療従事者や保健所職員がいるのにフキンシンだ』と絶対に炎上すると思います。
「コロナ禍」でなくても、『インフルエンザがもっと流行れば良い』などと言えば絶対に炎上します。高齢者や基礎疾患のある方など、免疫が弱くなっている人にとっては、インフルエンザでも命取りになるからです。高齢者への3回目のワクチン接種を勧めるのは合理性があるように思います(小学生に勧めているのは疑問です)。

大人(特に高齢者)に感染させないために、幼い子供にワクチンを打つことを推奨するのは反対です。大人のために子供は多少の犠牲になってもよいと主張する人は、子供の将来(国の将来)を何も考えていません。
子供自身が新型コロナに感染することで重症化するリスクと、ワクチン接種に伴う副作用リスクとが比較考慮されるべきです(低年齢ほどワクチン接種に伴う心筋炎リスクがあります)。

ワクチンを打つかどうかは、「誰か」のためではなく「自分」のためになるかどうかで判断すればよいと思います(最高裁が強制接種を違法と判断したのは、リスクも踏まえた「自己決定権」を尊重するためです)。
「お受験」の準備をしてきた子供や「子役」の仕事をしている子供、スポーツ留学等で「海外挑戦」する子供にとっては、ワクチン接種のニーズがあるかもしれないなと思います。リスク承知で「自分」のために打ちたいと判断した子供とその保護者の意思は尊重されるべきだと思います。

新型コロナが「社会」から消滅することはありえないため共存する必要がありますが、新型コロナ前の元の生活にはもう二度と戻れないとは考えられません。
交通事故によって死者が出ても、事故を起こした人の免許を取り消して運転させないようにすることはあっても、他の人も運転をさせなくしたり、自動車の販売自体を停止することはしません。
「社会」は、一定レベルの死亡リスクが認められることであっても、それ以上の高い社会的利益が認められれば許容します(「社会」には多くの「危険」があり、失われた「命」は取り返しがつかないからこそ、個々人には「注意深く生きる能力」が求められます)。
新型コロナでも「社会」として許容できる一定レベルになれば、元の生活に戻す方向に舵を切るべきです。

言い方として変かもしれませんが、「濃厚接触」は「経済」を循環させ、人々の生活を豊かにするために「社会」にとって必要なことだと、私は思います。
スポーツやライブで大声で歓声を送ったり、嬉しいことを共有するために抱きあって喜んだり、美味しいランチを食べながら流れを切らず楽しくおしゃべりしたり、居酒屋で騒がしく呑んだりすることは、生活を豊かにし、幸福感を高めるものだと考えます。
「経済」は「経世済民」の略語です。その意味は『世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと』です。
今年の4月はマスクなしで「お花見」ができればいいなと思います。

この文章は大きく外れたものかもしれませんが、未来への希望を示す「出口戦略」として書きました。
未来のことは誰にも分かりません。私はやっと希望(ホップ)が見えてきたような気がしたので、明るい未来を書きました。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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