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Q.一回の商談中で、一発でお客さまの信頼を得る方法はありますか?先輩たちと違い、なにか信頼をされてないと感じてしまいます。

A.「我々」と言いましょう。

こんにちは!今日も張り切って質問で答えていきます。
今日の質問はハードルが高いですね。笑
一発で信頼を得る方法はたくさんあります。というか、たくさんの技を詰め込んだ結果、一発で信頼を得るという感じでしょうか。
なので、技を一つずつ、今日はその中の一つをご紹介します。

簡単です。

「主語は必ず『我々』として下さい。」

例を挙げてみましょう。

「貴社が目指すべきゴールってここです」
→「我々が目指したいゴールってここ、ということになります」

「この部分って貴社のボトルネックになりそうですね」
→「この部分って我々のボトルネックになりそうですよね」

「馴れ馴れしく思われそう」なんて考えなくて良いのがビジネスの良いところです。恋愛ではないのですから、しれっとガンガン使い倒してしまいましょう。
(余談ですが、恋愛では使わないようにしましょう、十中八九、気持ち悪がられます)
ただひたすらお客さまに当事者意識を持っていることをアピールするのです。

ただし、初回の提案時など、クライアントへのヒアリングが済んでいない時はさすがにやめましょう。

ヒアリングが済み、「目指すゴールはここですね?」でYESをもらった上で、「であれば、是非一緒にそこを目指していければと思うのですが、、」という流れから、「我々」解禁です。


何故、「我々」が良いのでしょう?解説です。


営業というのは、「買う側」と「売る側」の関係で→←のように相対する関係では、契約を頂きづらいです。

「共にゴールを目指すパートナーである」図式としては↑↑(We)の関係であり、「あくまでゴールを目指すための最良の手段として、契約がある」という形の認識で進むのがベターなのです。

言うまでもなく、お客さまのゴールは契約ではありませんね。
あなたの売る商品やサービスを使って、ハッピーになることです。

もしも売る側のゴールが「契約をもらうこと」の場合、お客さまからしたらあなたは、「手段が目的化してしまっている人」となり、ゴールの認識がずれてしまうわけです。
きっと、そんな状態では、お互いに良い着地は生まれないでしょう。

まさに、「ヒトではなく、コトに向かうとはいかなることか」というわけです。
コトに向かっている人は、いつでも強く、しなやかに、本質を見失いません。

この、「コトに向かっているぞ」というサインを、この「我々」に込めるというわけです。

それがきっと、あなたへの信頼を生む結果となるでしょう。


また、この「我々」、他にも効力を発揮する場面があります。
例を挙げてみましょう。

お客さま「なるほど、AのためにはBが必要だと。そういうことですね。」
営業「はい。我々(の業界)の中では、それがもう必勝パターンと言われています。」

はい。上記のパターンでは、「我々」にお客さまを含んでいません。お客さまの知らない人を「我々」に巻き込み、説得力を補強しています。

これを「第三者話法」と言います。
「私の言ったことではなく、大学教授の〇〇さんが言っていることですよー」
というとどうなりますか?
主観でモノを言っているわけではありません。という説得力と、納得性が生まれますね。
(免責にもなります・・・)

上記例文のような権威あるエビデンスを毎回用意できるわけではありません。そこで、しれっと我々(の業界)を使うことによって、第三者話法の効果をこっそり忍ばせておきます。

いかがでしょうか、「我々」、たった二文字の言葉ですが重要度はとても高いことを理解頂けますでしょうか。

地味ではありますが、どちらの「我々」も、ボディーブローのように効いてくる大事なテクニックです。

すぐに実践できると思いますので、是非実践してくださいね!

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