マイ・フェイバリット・シングス~映画編~
映画は、私にとって青春そのものであり、当時の私にとってはアイデンティティの一つだったといってもよい。文学と同時に、映画にどっぷりはまりこんだ私は、当時、早稲田大学付近にあったレンタルビデオ屋で、映画史をなぞるようにして作品を見ていったのを覚えている。
さすが早稲田というだけあって、レンタルビデオ屋の映画のラインナップは、超がつくほどのマニアックである。このマニアックさを超えていたのは、当時ではTSUTAYA三軒茶屋店が有名であったが、地元のTSUTAYAや通常のレンタル