【授業論】良い授業とは?(授業の導入編)
教師の本分は「授業」だと思います。
生徒たちと時間を50分も共有できからです。
しかも、教師の裁量に任せられる部分も多いです。(もちろん指導要領にしたがって)
この50分をどのように組み立てていくか、そして、授業中にあらゆる授業技術を駆使して、さらに状況に応じて対応していくことが重要です。
教師人生が終わるまでに、「完璧」といえるような授業は難しいのかもしれません。
ただ、より良い授業を目指して、日々、改善していくことが大切だと思います。
また、日々授業としっかり向き合うことで、「センス」や「ストック」が増えていったことを感じます。それは教師をしていく上でとても役立つ財産でもあります。
良い授業をある程度続けられるようになれば、生徒からの信頼を得られます。
そして信頼を得られた時に、本当の意味で生徒たちの心に届くようなことを伝えれれると信じています。
それでは、はじめに「良い導入」とはどのようなものか、持論を書いていきたいます。
それは、「生徒が引き込まれる」ものを提供することです。
それは画像でもいいし、動画でもいいし、問題でもいい、作業でもいいでしょう。
とにかく授業に関係することで、生徒がぐっと引き込まれるものがいいと思います。
もちろん、「学習課題を設定する」ということがよく言われるが、私はそれは継続することが難しいと感じます。
途方もない時間があるのであれば、「興味深い良質な学習課題の設定と導入」をセットにできるかもしれません。
しかし、現実的にはそのような時間はないのではないでしょうか。
だからこそ、とにかく「楽しい」へとむかうような、授業内容に少しでも関わるような知的で生徒が引き込まれるようなものがを提供してことを提案したいと思います。
私は社会科なので、画像がメインになっています。
生徒が一瞬「?」が浮かぶけど、引き込まれるものです。
最近で言えば、江戸時代の農業における道具を提示しました。
それもパッと見では何に使われているかわからないようなものですが、仕組みを聞くと納得するようなものです。
その道具についての答えを言わずに提示した上で、ペアで話し合わせます。
そうすると一気に盛り上がり、学習意欲が高まります。
生徒たちは毎回授業はじめの画像や問題を楽しみにしているようです。
江戸時代の農業の道具については、そこから道具の発展によって、江戸時代の農業生産効率がアップしたことにも話がつながります。
このように、授業のはじめに「生徒が引き込まれるような導入」をすることによって、その後の授業へのモチベーションが違ってきます。
それぞれの教科の特性に応じて、生徒を引き込むような導入をぜひ実践していただければと思います。
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