教育サポーター

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10年以上の教師経験者。一度、教職を退職後、海外留学と世界一人旅へ。 それらの経験を経て、再び教師の仕事に戻りました。 教育に携わる人をサポートしたいという想いのもと執筆しています。 教育関連、その他(お悩み相談)などはコメント欄かインスタのDMで。 インスタ gb05378

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  • 【教育関連】学級運営・授業・教師の仕事に役立つ情報などを発信

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  • 30代で退職してオーストラリア留学!

    30代で退職してオーストラリア留学をしました!その時に執筆した全38本の記事をまとめたマガジンです!留学時の生活費などについても執筆してるので、ぜひマガジンの記事一覧を見てみてください!今後値段が上がる可能性がありますのでお早めに!

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教師にとって大切なこと。

教師にとって大切なこととはなんだろう。 私が教師として教育に携わってから10年以上が経ちました。 この期間で「教師にとって大切なこと」を考えてみた。 教師の教育的な営みは、この根本的な思想から表出するものだと思う。 私が考える「教師にとって大切なこと」は「深い優しさと思いやり」です。 この根本的な思想が土台となって、日々の教育的な営みが行われることが好ましいと考えています。 ただし、「”深い”優しさと思いやり」とあるように、「表面的な優しや思いやり」ではなく、時には

    • 【教師あるある】自分の言動を後悔・心配する。

      教師は多くの人前に立って、何かをしたり、何かを話すことが多い。 ある意味、ライブの状態が多いということだ。 だからこそ、自分が言ったことや行ったことが、後になって後悔する時や心配になる時が多いとも思う。 自分が授業中に生徒を引きつけるための行動や生徒を盛り上げるために言った言葉が、冷静になって考えてみると「やらなければ良かった」「言わなければ良かった」と思うことがある。 おそらく、大部分の生徒は気を留めていない場合がほとんどだ。 ただ、多くの生徒の前で伝えたからこそ

      • 【授業】授業中の雑談や小話は少しだけ準備した方が良いかも。

        私が学生だった頃、先生たちのちょっとした雑談が好きだった。 ただし、楽しいと思えるのは授業がわかりやすい先生の雑談だ。 そういった大前提の上で、雑談は楽しく聴けたし、そのようなわかりやすい授業をしてくれる先生の話は興味を持って聴くことができた。 現在は自分が教師となり、生徒の前に立って授業を提供する立場となった。 やはり心掛けることは「わかりやすい授業」「興味深い授業」「楽しい授業」だ。 そして、そのような授業でも秩序がある状態になるようにも心掛けてきた。 3ヶ月ほ

        • 【授業】生徒がボーっとする時があってもいい。

          授業に力を入れていると、生徒がボーっとしていることに強烈な不安を覚えたり、強烈に落ち込むことがよくある。 授業は毎回思い通りにいくわけでもないし、完璧なはずもないのに。 生徒全員が最初から最後まで集中して、思い通りに近い授業は、一年に数えるほどしかない。 毎回の授業の度にネガティブな感情を抱いていたら、それそれは辛いことだろう。 人間である生徒が授業中のどこかのタイミングでボーっとすることがあるのが普通なのに。 だから、そのことを受け入れることが必要な時もある。 むし

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          私が描く「理想の教師像」

          私にとっての理想の教師像は3つある。 一つ目は「生徒の心をが動くような授業ができる教師」だ。 やはり教師としての最も大切な場面は授業だと感じている。 なぜなら、生徒と一時間近く接することのできる時間だからだ。 その一時間を預かる責任は大きい。 この一時間に学ぶべきことをしっかり学び。 その上で生徒の心を動かせる教師になりたい。 生徒の心が動くということは様々ある。 例えば、生徒が「楽しむ」「やる気になる」「感動する」「成長する」などが思い浮かぶ。 私が学生時代に憧

          私が描く「理想の教師像」

          教師として辛いこと、でも大切なこと。

          先日、教育実習生の大学生と話をした。 彼から「日々、教師をしていて辛いことは何ですか?」と質問された。 教師の日常の中で辛いことの一つと言えばやはり「授業が上手くいかなかったとき」だと答えた。 自分が用意した授業で生徒を熱中させられなかった時、生徒が退屈そうな表情をしているのを見るとなんともいたたまれない気持ちになる。 授業全体を覆う空気感がそのような退屈を感じるものであった場合、授業者として本当に辛い。 授業が終わったあと、学校からの帰り道、家に帰ってから、寝る前、

          教師として辛いこと、でも大切なこと。

          生徒を厳しく指導する時に心掛けること

          厳しく指導する時に心掛けること、それは「冷静」でいることです。 「冷静」でいられない場合は、教師自身がとんでもない暴挙をしてしまう危険性があります。 また、生徒からも教師の底の浅さを感じられてしまい、表面上ではとりつくろっても、心でなめられてしまうことがあります。 私自身が学生の時には、冷静に、しかし緊張感を持って指導する人の方が良い威厳があるなと感じていましたし、尊敬する部分もありました。 では、教師として「冷静さ」を持って厳しくするためにはどうすれば良いのでしょう

          生徒を厳しく指導する時に心掛けること

          生徒を褒める時に大切なこと

          生徒を褒める機会があるといいですよね。 ただ、生徒を褒める時にも考えないといけないことがあります。 まずは、生徒の発達段階や状況に見合ったほめ方をしましょうということです。 例えば、中学3年生の大人びた生徒を、みんなの前で大袈裟に褒めるというのは逆に恥ずかしいと思う場合もあります。 そういう生徒には授業の机間巡視の時にボソッと「よくわかったなぁ」とつぶやくように伝えると大袈裟すぎず、でも相手を称賛することができ、ちょうど良いことがあります。 中学1年生で目立ちたいよ

          生徒を褒める時に大切なこと

          教師のやりがい。

          教師という仕事のやりがいの例を挙げたいなと思う。 このテーマのきっかけは、現在、教育実習生が私の勤める学校で実習期間を過ごしており、その様子を見て自分のことを思い出したからだ。 私自身の教育実習については、とても楽しかったという感想を持った。 実習期間も短く、生徒との歳も近いこともあり、生徒たちとも会話がしやすかった。あまり苦労した印象もなかった。 私はこのような教員生活が待っていると勘違いをしていた。 (ただ、実習生が教員という仕事が楽しいと感じることはモチベーショ

          教師のやりがい。

          生徒が授業に遅れてくることに対する対応。

          まず、「朝の登校における遅刻」と「授業に遅れる」ことについては、異なる見方をする必要がある。 朝の遅刻は「家庭レベル」の原因がある場合がる。 それは家庭環境や家庭の教育力、生徒の身体的・精神的な健康状態が原因であることがある。この場合は、そのような根深い原因を把握して、適切な改善方法を見出していくことが重要だ。 今回のテーマである「生徒が授業に遅れる」ということは、もう少し浅い理由であることが多い。 例えば、授業の間の時間に友達と遊んでいて授業に遅れたとか、移動教室だけど

          生徒が授業に遅れてくることに対する対応。

          授業や学級に秩序が定着してきたら、前に立つ場面以外で生徒との関わりを増やしていこう。

          2ヶ月ほど経つと、授業や学級に秩序が定着してくる。 私は、秩序が定着するまでは、生徒と教師の心理的な距離感は少し離れているぐらいがいいと思っている。(もちろん褒めるべきなどは褒める) ただ、秩序が定着してきたと感じているのにずっと心理的な距離感があると、生徒にとっても堅苦しいばかりで、授業やクラスのモチベーションが下がってしまう。 だから、まずは前に立つ場面以外で生徒と話す機会を増やしていくことが有効だと思っている。 ※ただ、教師と生徒の立場を弁えないような不適切な距離

          授業や学級に秩序が定着してきたら、前に立つ場面以外で生徒との関わりを増やしていこう。

          お友達先生にならない。

          教師であれば、生徒と仲良くなりたいと思ったこともあると思います。 しかし、そのような仲良し状態で楽しく過ごせるのは、短期間かつ責任が少ない教育実習ぐらいまででしょう。 本当の教師の仕事というのは、そんな容易いものではありません。 基本的には1年間という単位で関係性を見ないといけないのです。 お友達先生をやっていれば、最初の頃は楽しいでしょう。 生徒も話しかけてくるし、先生の人気もあるかもしれません。 しかし、時が経つにつれて、担当するクラスや授業の秩序は乱れていくで

          お友達先生にならない。

          教師が何度もぶちあたる壁「生徒に嫌われる」

          教師をしていれば、何度もぶちあたる壁がある。 それは「生徒に嫌われる」という状況だ。 特に、教師としての経験が浅い場合は、この状況にフォーカスしてしまうことがあるだろう。 この状況がなければ、教師という仕事はどれほどラクになるだろうか。 しかし、現実はそうはいかない。 何年経っても、教師としての腕を上げても、様々な生徒との関わりの経験があったとしても、「生徒に嫌われる」ということがある。 それは、そうだ。 なぜならば、時には生徒にとって耳の痛いことを言わなければな

          教師が何度もぶちあたる壁「生徒に嫌われる」

          授業は「内容」「シンプル」「組立て」「流れ」が重要

          授業をしていると、「コンテンツ」「シンプル」「組立て」「流れ」が重要だとつくづく思う。 まず、一つ目は「コンテンツ」だ。 生徒が食いつくコンテンツ、熱中するコンテンツ、知的で面白いコンテンツ。 このようなコンテンツを準備することが重要だ。 そのコンテンツを生徒に提供した時に、生徒の楽しそうな姿がイメージできるかを判断しよう。 二つ目は「シンプル」にするということだ。 これはどういうことか。 良い「「コンテンツ」が準備できると、つい、全部を詰め込みたくなる。 しかし、そうす

          授業は「内容」「シンプル」「組立て」「流れ」が重要

          節目で授業の感想を書いてもらうのもいいかも

          教師として授業をしていると、自分の授業がどのように捉えられているのか不安になる時がある。 もちろん、離任する場合などには生徒から手紙などをもらうこともあり、その時に生徒の授業に対する感想を知ることもある。 ただ、時には、何かの節目(例えば、定期考査終わりや学期末など)で感想を書いてもらうのもいいのかもなと思う。 ただ、一つ絶対条件がある。 それは、生徒がネガティブなことを書いてきても、その生徒を目の敵にしたり、あからさまに冷たくしたりしないことだ。もちろん、度を超えた誹

          節目で授業の感想を書いてもらうのもいいかも

          【学級経営】1年間の見通しを持つ

          学級経営をする時に、毎年、見通しを持ちながら行っている。 この見通しを持つことによって、学級経営に一貫性が出てくる。 また、次にすべこことを考えやすい。 そして、何か迷った時の判断基準にもなる。 私の学級経営の見通しは、「生徒同士の繋がりを徐々に広げていく」というイメージだ。 学級経営の最初は生徒同士の繋がりが弱いし、少ない。 特定の仲の良い生徒同士で繋がっているイメージだ。 だから学級全体への広がりもない。 ただ、自治的な集団をつくるのなら、最終的に生徒がどの生徒

          【学級経営】1年間の見通しを持つ