教師として辛いこと、でも大切なこと。

先日、教育実習生の大学生と話をした。
彼から「日々、教師をしていて辛いことは何ですか?」と質問された。

教師の日常の中で辛いことの一つと言えばやはり「授業が上手くいかなかったとき」だと答えた。

自分が用意した授業で生徒を熱中させられなかった時、生徒が退屈そうな表情をしているのを見るとなんともいたたまれない気持ちになる。

授業全体を覆う空気感がそのような退屈を感じるものであった場合、授業者として本当に辛い。

授業が終わったあと、学校からの帰り道、家に帰ってから、寝る前、1日ずっと反省しっぱなしだ。

こんなに反省し続けるのは、時間の効率性で言えば少し良くないのかもしれない。

ただ、この反省する気持ちや悔しいという気持ちは教師である限りは大切なことだと思っている。

この反省や悔しいという気持ちがなければ、授業をさらにレベルアップさせようという気持ちにならずに、ただ繰り返しの作業になってしまうかもしれない。

「自分は授業が上手くなったきたかな」と感じていても、しばらくすると「このままじゃダメだ」という危機感がやってくる。

そうやって、毎年毎年、自分の授業をアップデートしてきたつもりだ。
そして、そのおかげで数年前の自分の授業より確実にレベルアップしていると感じている。

6月に入って再び危機感を感じるようになってきた。
また、この辛さと向き合って自分の授業をアップデートしたい。

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