授業や学級に秩序が定着してきたら、前に立つ場面以外で生徒との関わりを増やしていこう。

2ヶ月ほど経つと、授業や学級に秩序が定着してくる。

私は、秩序が定着するまでは、生徒と教師の心理的な距離感は少し離れているぐらいがいいと思っている。(もちろん褒めるべきなどは褒める)

ただ、秩序が定着してきたと感じているのにずっと心理的な距離感があると、生徒にとっても堅苦しいばかりで、授業やクラスのモチベーションが下がってしまう。

だから、まずは前に立つ場面以外で生徒と話す機会を増やしていくことが有効だと思っている。
※ただ、教師と生徒の立場を弁えないような不適切な距離感や接し方は御法度だ。

また、心理的な距離感が近くことによって、「この人の話を聴いてみたい」という気持ちも再び湧いてくる。

ただ、そのことを焦って、全体の前で親しくなろうとすると、再び秩序が崩れてしまう可能性がある。
そのリスクを避けるために、まずは前に立つ場面意外(例えば休み時間や放課後など)で生徒と関わる機会を作ってみよう。

そうすることによって、定着してきた秩序が一気に崩れるということはなくなる。

また、生徒との明るい関わりが増えていくと、教師としても授業中に話がしやすくなる。それは生徒が笑顔で聴こうという表情が見えてくるからだ。

それは教師にとってもやりやすいことで、目の前の生徒が無表情で聞いているような雰囲気より、多くの生徒が笑顔で話を聴こうとする雰囲気の方が話しやすいはずだ。

そのような雰囲気を少しずつ広げていくのがこの段階だ。

もし、自分が担任するクラスや担当するクラスで授業が落ち着いてできるような秩序が定着してきたという自信がもててきたのなら、全体の前での距離感はまだとっておくことで秩序は保ちつつ、次なる布石、そしてクラスのモチベーションを上げて話しやすい雰囲気をつくるために、ぜひ前に立つ場面意外で生徒との関わりを増やしてみよう。


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