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精神障害者の就活の中間報告


全く芳しくない就活の状況

障害者雇用での就職活動を始めて一年近く経とうとしている。

noteでも障害者枠での雇用について記事を読んでいるが生存性バイアスなのか、しっかり希望の企業に内定をもらえている方ばかりで、私の状況とは全く違う。

第一志望と練習

早速第一志望に応募するとい言う手もあったが、さすがにちょっと怖いので、前職でやっていた、当初希望していた技術職の会社に応募した。適性検査で落ちた。書類審査は通過したので第一志望の会社に書類を送ってみることにした。そこは大手メーカーで、かつて所属していた会社のお客様だった。返事は一切来なかった。

大手医療系の微妙な返事

その次は事務職を受けてみた。私の育った国では大企業で超有名医療機器メーカー。結果は「人事的にはOKだけどポジションがない」というなんとも惜しいものだった。

待ち望んだ希望業界の会社

その後障害者支援機関から「全都面接会があるから参加してみないか」と打診があった。出展企業のリストをもらい、特に志望度の高いエンタメ業界や海外展開している企業に絞り、三社面接を受けた。うち一社から二次面接の案内が来た。大手ゲームメーカーで海外展開もしている、まさに私が希望している系統の会社だった。志望者は40名(面接会では先着で最大40人までが面接を受けることができる)。「40人の中から次の選考に進めるのは滅多にあることじゃない。優秀ですね」と支援機関の担当さんからお褒めの言葉をいただいた。
二次面接を終えると、「2週間後に結果をおしらせします」と言われた。3週間後に結果が来た。結果は「次の選考に進んでいただきたい。実習に来てもらえるか」という喜ばしい内容だった。速攻承諾のメールを出した。
実習では会社側で契約している障害者支援の業者から人が来ており、サポート体制は手厚かった。ダミーデータではあるものの実務に限りなく近いことをやらせてもらい、報連相もしっかりやった。最終日の帰り際はお世話になった方々一人一人にお礼のご挨拶をした。私のお目付役だった人事の方は「障害者だなんてまるでわからないくらいだ」と障害者支援の方に言っていたと聞いた。

「これはもう受かったようなものだろう」

実習を終えると「2週間後には結果をお知らせします」と人事担当者に言われた。一ヶ月後に返事が来た。

結果は不採用。

採用する気のない人間を実習に呼ぶか?普通。私は落胆した。
(それが↓の記事につながる)

タイミングと企業側の希望と

その後私は気持ちを切り替え6社ほど、外資系を中心に応募した。全て書類選考落ちだった。「すでに選考が進んでいる」とのことだった。タイミングが悪かったのだ。前述した会社にここまで待たされなければな、そう思った。

しかもうち一社は技術職で受けたのだが「案件がない期間は給与は6割支給になります」とのことだった。誰が行くかそんなところ。そもそも労働基準法で許されてるのか、これ。前に勤めていた会社はアルバイトだったが案件なくても出社義務はあったしバイト代も満額出ていたぞ。私は選考を辞退した。

今度はハローワークの担当さんから「非公開求人で雇用指導を受けている外資系企業がある。そこなら見学に行ってから応募するか決めることもできる」という情報を貰った。私は「ぜひ見学させてほしい」と言ってあとは担当者にお願いした。
あれから3ヶ月経つが何一つ進展はない。該当の会社の担当者と連絡がつかなくなってしまったらしい。逃げられたのだ。だから。誰が行くんだそんな会社。いざ障害者が応募したら逃げる企業なんてこっちから願い下げだ。バカにするのも大概にしてほしい。

突然の連絡

そしてある日突然、第一志望の企業からメールが来た。書類送付から9ヶ月という激遅の返信である。

「リンジェ様の語学力とQA(品質保証)を中心とした経験に非常に魅力を感じ」

おお、いいじゃない。褒められてる。それで?

「しかしながら、」

ハイ、ダメー。

簡潔にまとめると「ポジションがない」とのことだった。
もう自分の希望に沿った企業には応募し尽くした。時期も時期になっていて求人は減っていた。

小休止

秋になるまで募集は減るだろうと言うことを鑑みて、障害者支援機関の担当さんは「障害者委託訓練」なるものを紹介してくれた。しかも自宅のすぐ近くで実施されるとのこと。内容は資格試験対策で、2ヶ月半でMOSの資格が取れると言うものだった。

私は現在この委託訓練に通っている。とりあえず昼前から午後までと短い時間ではあるが規則正しく起きて休みなく通えているし、進捗も順調だ。合間にしっかり推し活もしている。弾丸ツアーにも出かけた。それについては別の記事でお話しする。

ひとまず就活はここでひと段落ということで、この記事を書き残しておきます。誰の参考にもならないとは思いますが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

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