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対人援助の三つの姿勢 あなたは、どれを選択するか? 自身の対人援助を問い直す。

助けを求めている人に対して、あなたはどのような姿勢を選択するでしょうか?
 たとえ話を出しましょう。
谷底に落ち込んで助けを求めている人がいたとします。
最初の人は、谷の上から、「辛いよね。かんばれ」と言って励ましました。
次の人は、ロープを垂らして登ってきてと言って助けようとしました。
最後の人は、谷の底まで降りて自分の手を差し伸べました。
一番目の人は、心理カウンセラーに多く見られる対人援助の姿勢です。
二番目の人は、教育者の姿勢です。
三番目の人は、ソーシャルワーカーの対人援助の姿勢です。
対人援助を目指す、あなたは、どんな姿勢を選択しますか。

   本当に困っており、助けを求める多くの人たちは、自分の力だけでは、這い上がってくることができません。
 谷底から、自分の力で上がってくる力はありません。
 ロープを握る力も残ってません。
 自身の危険をおかしてでも、誰かがその手を差し伸べて救いあげるしかないのです。その覚悟がないと、本当の対人援助はできません。
 その手を差し伸べる誰こそが、本当の対人援助をする者です。
自分がしてきた対人援助活動が、本当の対人援助になっているか問い直してみてはと思います。

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