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異界屋敷不思議譚

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翔太は、通学路に「道」を見つけた。 あるはずのない、不思議な道。好奇心から、道へと迷い込む。 そこは、異界への入り口だった――! 異界の住人たちと織りなす、不思議な冒険ファンタジ… もっと読む
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記事一覧

【創作長編小説】異界屋敷不思議譚 最終話

最終話 一番留めておきたい現在 「山吹さんが、二人……!」  駄菓子屋である「ふしぎや」…

吉岡果音
8か月前
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【創作長編小説】異界屋敷不思議譚 第十二話

第十二話 次の日曜には  玄関のほうが、やたら賑やかだ。  誰か来たのかな。  翔太は、…

吉岡果音
8か月前
9

【創作長編小説】異界屋敷不思議譚 第十一話

第十一話 時の泉、魔法のクッキー  まだ、どきどきしていた。    もう、大丈夫なんだ。紅…

吉岡果音
8か月前
9

【創作長編小説】異界屋敷不思議譚 第十話

第十話 心の中のため息  また明日ね、と一番家が近い友だちと手を振って別れた。そこから角…

吉岡果音
8か月前
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【創作長編小説】異界屋敷不思議譚 第九話

第九話 派手派手看板  周りから溶けていくバニラアイス。溶けた外堀から攻めていくスタイル…

吉岡果音
9か月前
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【創作長編小説】異界屋敷不思議譚 第八話

第八話 宇宙を駆けるリス、そして山吹さん  え、どゆこと?  翔太は、目を丸くした。 「…

吉岡果音
9か月前
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【創作長編小説】異界屋敷不思議譚 第七話

第七話 スベスベマン  待望の休み時間がやってきた。  学校があるから夏休みとかが楽しみっていうみたいに、授業があるから休み時間が嬉しいんだよな。  翔太は教科書を机の中にしまいつつ、ちょっぴり「わかってる」ふうなことを考える。  夏休みだと、だいたい決まった友だちとしか会えないし。  部活とか特別なときをのぞいて、連絡を取り合うような仲の良い友だちとしか会わないもの。学校でしか話さない子たちもたくさんいる。翔太は、そんなわけで「学校」が結構好きだった。勉強は――い

【創作長編小説】異界屋敷不思議譚 第六話

第六話 ド派手さんと結斗君  風にそよぐ公園の並木、アイスキャンディを一口かじると、文字…

吉岡果音
9か月前
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【創作長編小説】異界屋敷不思議譚 第五話

第五話 シン・お化け屋敷  夏だ、休みだ、ゲームだ。  ちゃんと宿題やってからじゃないと…

吉岡果音
9か月前
4

【創作長編小説】異界屋敷不思議譚 第四話

第四話 ああ、夏休み  降り注ぐような蝉の声。 「なんか、お母さんにしてやられたって感じ…

吉岡果音
10か月前
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【創作長編小説】異界屋敷不思議譚 第三話

第三話 雪夜丸と、星型菓子  雨上がり、空には虹がかかっていた、そんな学校の帰り道。  …

吉岡果音
10か月前
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【創作長編小説】異界屋敷不思議譚 第二話

第二話 出会えてわくわくの、素敵な贈り物  風とか、引力とか。  翔太は、空飛ぶ動物「雪…

吉岡果音
10か月前
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【創作長編小説】異界屋敷不思議譚 第一話

第一話 あるはずのない道  いち、に、さん……。  野上商店の脇、蜘蛛の巣だらけの自販機…

吉岡果音
10か月前
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