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【オフィストレンド】ABW(Activity-Based Working)とは?

こんにちは。JOY代表の福士です。

今回は、オフィストレンドの1つであるABW(Activity-Based Working)についての記事です。

ぜひ最後まで読んでください😄

ABW(Activity-Based Working)とは?

オフィスのABWは、従業員が仕事や気分に合わせて自由に働く時間や場所を選べる働き方です。

従来の個人専用のオフィスやデスクスペースに代わり、必要に応じて適切なオフィススペースを使用することによって、スタッフが業務に集中できるようにすることを目的としています。

これは従来の「オフィスに行って指定席で仕事をする」スタイルとは対照的で、作業の自由度が高いため、ますます人気が高まっています。

ABWは単なる場所の選択肢ではなく、ワークスタイルの一つであり、作業の内容に合わせて、最適な環境を選択し、効率的な仕事を行うことができます。

ABWのメリット

では、ABWを導入することでどのようなメリットがあるのでしょうか?

①生産性・モチベーションの向上

まず、フレキシブルなワークスペースの提供により、スタッフが自分の作業に最適な環境を選ぶことができるようになります。
自分に適した仕事環境をチョイスすることで、スタッフは作業の生産性を向上させることが可能になり、仕事の効率性を高めることができます。

例えば、会議室、リラックスルーム、ワークショップスペース、個人専用スペース、さらには自宅やカフェ等のオフィス以外の場所など、
これらのスペースはスタッフの業務や役割に応じて柔軟に利用できるため多様な働き方を可能にします。

このような柔軟性があることによって、ワークライフバランスの実現も可能にします。仕事以外の環境も整えることで、スタッフのモチベーション向上が期待できます。

②オフィススペースの費用削減

ABWではオフィススペースの費用を削減することも可能にします。

従来のオフィスでは、個人専用のデスクスペースが必要であり、そのために多くのスペースが必要でした。
しかし、ABWでは、スタッフが必要に応じてスペースを使用することができるため、より効率的にスペースを活用できます。

ABW導入に合わせ、自席のフリーアドレス化も進める場合は、ファシリティコストの削減も期待できます。

③コミュニケーション機会のデザイン

最後に、オフィスのABWを導入することによって、スタッフ同士のコミュニケーション機会をデザインすることが可能です。

従来の個人専用のオフィスやデスクスペースは、業務中にスタッフ同士がコミュニケーションを取ることが難しく、社員同士の交流やコラボレーションが妨げられていました。

しかしABWでは、スタッフ同士が自由に移動することができるため、スタッフ同士の交流やコラボレーションが促進され、アイデアの創出やチームワークの向上が期待できます。

ABWのデメリット

①労務管理が難しくなる

ABWを導入することで、社員はオフィス以外でも仕事ができるようになります。
しかし、社員がどのような時間に何処で働いているのか、具体的な把握が困難になることがあります。
勤怠管理や人事評価などの労務管理が難しくなり、社員から不満が出たり、不正が起きたりするかもしれません。

そのため、ABWを始める前に、勤怠管理や人事評価などのルールを整備し、社員に周知することが必要です。

また、ABWというのは前提として、「自律的に働く」「主体性を持って働く」ということが求められるワークスタイルであるということも忘れてはならず、スタッフにキチンと周知する必要があります。

②ツールやインフラの整備、セキュリティ対策が必要となる

ABWでも、スタッフが十分なパフォーマンスを発揮するためには働く環境を整える必要があります。

オフィス外でも業務が行えるように、ノートパソコンやスマートフォンなどの持ち運び可能な端末の整備は欠かせません。

また、カフェや自宅などの場所から社内ネットワークにアクセスする場合は、「システム方式」を比較検討し、最適なシステムを導入することも重要です。
(システム方式には、リモートデスクトップ方式や仮想デスクトップ方式、クラウドアプリ方式などがあります。)

しかし、社外にパソコンを持ち出すことで、紛失や盗難などのリスクが増えるだけでなく、ネットワーク接続に伴うリスクも存在します。

特に個人情報や経理情報などを扱う業務を社外で行う場合には、不正対策が必要です。
ルールを明文化し、環境構築や社員教育を適切に行いましょう。

ネットワーク関係だけでもこのような環境を整備するコストと労力が必要となります。
ABWを導入することが目的とならないよう、十分な計画が必要です。

③社内整備にコストと時間がかかる

ABWを導入することで、長期的にはコスト削減が期待できますが、初期投資が必要となってきます。
具体的には、制度の見直しやツールの導入などが必要になります。

特にチームメンバーとの物理的な距離が広がると、チームとしての一体感が低下し、仕事への悪影響が出る恐れがあるほか、上司による部下の管理も難しくなります。

そのため、社内整備の際は、コミュニケーションに関するツールやルールづくりも重視する必要があります。

最後に

いかがでしたか?
今回は、オフィストレンドの1つであるABW(Activity-Based Working)についてメリット・デメリットを紹介してきました。

ぜひ、このようなオフィスの空間づくりのご相談は弊社のような専門業者に問い合わせましょう。

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