イライラも悲しみも大事な感情のひとつだった【エッセイ】
先日、アドラー心理学について学ぶ機会があった。
今まで、なんとなく「ポジティブな感情はいいもので、ネガティブな感情は悪いもの」というイメージがあった。私と同じように思っている人もいるんじゃないかな?
私は、今、感情のひとつひとつがとても大切に思えるようになっている。
イライラや怒りに対してマイナスイメージを持っている人は少なくない。
「あの人って怒りっぽい」と聞くと悪口のように感じるし、「あの人はいつも楽しそう」と聞くと褒め言葉のように受け取れる。アンガーマネジメントって言葉もあるし、たくさんの人が怒りに対してどこかマイナスに思ってる。
でも、感情のひとつひとつに優劣はないんだって。
どっぷりイライラの感情や悲しみの感情に浸かっているときも、楽しくて嬉しくてたまらないときも、そこに優劣はない。
イライラが悪いわけじゃない。
それは、「こんなに旦那さんに腹を立ててしまう私は器の小さい人間だ」とか「子どもたちにイライラしてしまって自己嫌悪する」とか思ってしまう私には衝撃的だった。救いだった。
もともと怒りという感情の幅広さみたいなものは感じていた。「なんで〇〇してくれなかったの?」という怒りと、「〇〇するのルール違反!私はちゃんと守ってるのに!」という怒り、それから子どもに対しての「〇〇しちゃだめ!」という怒りはなんだか違う種類だな〜〜〜と思っていた。
講義で学んだことの中に、怒りというものは二次感情で、元となる一次感情があるとあった。
その一次感情は、悲しみや心配や正義感だったり本当にさまざまで。
そんなところからも、「どの感情も大事なんだよ」というメッセージを感じ取れた。
イライラも大切な感情のひとつ。表向きのイライラだけじゃなくて、イライラの中身や土台にはどんな感情が含まれているのか。目の前の人の怒りは、悲しみからくるのか、心配からくるのか。
ひとつひとつ紐解いていくことで、前よりずっと感情を大事にできそうだと感じた。
子どもの怒りも、ね。
怒ることはいけないことではないし、その感情に至るまでの気持ちにも丁寧に寄り添っていきたいな。
保育士としても。母としても。私としても。
明日もいい1日になりますように。
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