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ドラム式洗濯機におむつを入れてもなんとかなる【子育てエッセイ】
平日真ん中の水曜日のこと。
どういうわけか、ドラム式洗濯乾燥機の中に使用済みおむつを入れていた。
朝4時半から我が家はカオス。
今日のnoteでは、ドラム式洗濯乾燥機の中に使用済みおむつを入れて、洗濯・乾燥までしてしまっても、意外とどうにかなったことについて書いていく。笑
神田家は最後にお風呂に入った人が朝4時半ごろに洗濯・乾燥が終わるようにドラムの予約をすることになっている。
私が予約したはずだけど、その時は洗濯物におむつが紛れていることなんて、まったく気づかなかった。
というか、早朝、洗濯・乾燥が終わって、ドラムから洗濯物を出したときも気づかなかった。
洗濯・乾燥が終わったらドラムのフィルターを掃除することになっているんだけど、そこで初めて違和感に気づく。いつものフィルターにはグレーの綿ほこりうっすらついている程度なのが、その日は真っ白な綿ほこりがびっしりついていた。
でも、言い換えると、たったそれだけだったのだ。
ドラム式洗濯乾燥機の中に使用済みおむつを入れて、洗濯・乾燥までしてしまっても、フィルターに真っ白な綿ほこりがびっしりついているだけ。
洗濯物には、若干おむつのカスのような白いゴミがついているものもあるけど、ポケットティッシュを縦型洗濯機で洗濯してしまったときと比較すればかわいいものだ。
洗濯物をファミリークローゼットの前で広げたときに、やっとおむつを洗濯・乾燥していたことに気づくくらい被害は少なかった。
Panasonicの洗濯乾燥機が素晴らしいのか、最近のおむつが素晴らしいのかは、よくわからないけど。ちなみにおむつはマミーポコパンツ。
振り返れば「カオス」でも何でもない出来事だった。でも、私はこの失敗をひどく怒られるのではないかと、とてもびびっていた。
この洗濯乾燥機におむつをいれてしまった事件は、誰が責められることも・叱られることもなく、家族の中で「珍事件」として扱われて、その日のうちに笑い話になっていた。
そこで、私は失敗に対して、私が勝手に「崖から飛び降りるくらいの覚悟が必要な重大案件」にしていたと気づいた。他人からしたら、私の失敗なんてそこまで重要じゃないのにね。少なくとも家族間の中では、さ。
なのに、なぜか「失敗してはいけない」と思ってしまう。
教員の友達が言っていた「テストのバツ印はその子の現在地」という言葉をふと思い出す。私は失敗というバツ印をこれからも絶対に丸にならないもの、と捉えていたのかもしれない。
失敗=バツ印が、現在地を教えてくれるのだとしたら、洗濯乾燥機に入れてしまったおむつは、きっと"キャパオーバーが迫っていること"や"そんな失敗は大したことないよ"を伝えていたのかもしれない。
そう思ったら、この出来事をただの笑い話じゃなくて、「ありがとう」と言えるエピソードに変えられる。
そうやって日々の失敗を自分を責めるための出来事ではなく、何かを教えてくれる出来事に消化して生きている。
母になって、失敗が増えた。
復職して、もっと失敗が増えた。
失敗を数えて自分を罵りたくなる気持ちに「ちょっと待った~!!!」と言いながら、失敗が教えてくれる何かを必死で探している。
そんなふうに失敗をこねくり回して、なんとか消化して今日も生きている。
(洗濯・乾燥されたおむつの写真、撮っておけばよかったな。手が震えるくらい焦ったけど、振り返ればいいネタだった。笑)
明日もいい1日になりますように。
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