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私は母である今の自分が一番好き【子育てエッセイ】

保育園から電話がかかってきた。

「ちびにーくん、アレルギー反応です。お迎えをお願いします。」

第二子ちびにーくんは小麦と卵のアレルギー持ち。小麦に関しては死にかけたことがあるくらい強い症状を持っている。

それゆえ、こんなふうに、電話でお迎えを呼ばれることは日常茶飯事。発熱などの体調不良よりも、アレルギー反応で呼び出しされることが圧倒的に多い。

保育園からの呼び出しに秒で応えられる今の私。私史上一番好き。



今は保育園の給食で小麦提供のある日は、自主的に保育園を休んだり、早退させている。

保育園を信頼していないわけではない。(むしろ全信頼を置いている)
私自身のためにそう対応している。
後ろ髪を引かれながら仕事をするより、仕事をしないで家で子どもたちをみている選択肢が取りたくて。

その選択を取れる今の自分も大好き。



第二子ちびにーくんは、定期的に国立病院への通院がある。

通院の度に担当のお医者さんから、いくつかの次回の日程を提示される。今は、そのどの日でも対応できると心から思える。

「最短日程でお願いします!」

笑顔でそう言えた。今の自分なら、仕事の調整をすることができる。
そんな今の私が、やっぱり私史上一番好き。



保育士から元保育士になって、大好きだった子どもに関わる仕事を手放してしまった。今大事にしたいものを大事にするために、あっさりとさよならをした。

今は、Webライターとして活動している。先日開業届も提出し、無事に受理された。
無一文になることが怖かったけど、ありがたいことに継続でいくつかお仕事をいただいている。
とりあえず、子どもたちに食事を与えられるくらいはなっている。

パソコンを片手に1日中働きっぱなしの日もあるけれど、今の私が一番好き。



正直、ずっと保育士を辞めることが怖かった。

給与は他業種と比較して月給が10万円安い、なんて言われている世界だけど、私はやりがいを持って仕事していたし。

今、Webライターとして働き始めて、保育士ではできなかった子どもの早いお迎えの対応や、病院通院が苦なくできていることが、信じられないくらい気持ちが良くて、とても嬉しい。

保育士をしながらでは、毎回有休申請に申し訳ない気持ちになったり、欠勤早退遅刻の多さから人間関係に苦しむタイミングがあったと思う。

今は働く時間を自分の手でコントロールできている感覚がある。なんとなく、納品までにかかる時間もわかってきたし、朝早起きするなどして時間を作れれば意外となんとかなる。

そう、意外となんとかなるんだ。



これから、Webライターで生活できるくらい収入を増やしていかないとならない。プレッシャーを感じる部分はある。めちゃめちゃある。

でも。

「今の私が一番好き。」

この気持ちが真ん中にあるだけで、私は今日も頑張れる気がする。

母であり、Webライターであり、元保育士の今の私が大好きだ。胸張って行こう。

意外となんとかなる。と頼もしい言葉を添えて。



明日もいい1日になりますように。





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