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J's story

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徒然なるままに、綴ってみました。 33歳の窮屈で夢がなんなのかわからなかった自分に変化がありました。 恋愛に疎く、ある女性に出会い変わっていった徒然ならままに…
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#エッセイ

#14−2 「The beginning of the week   #2」

#14−2 「The beginning of the week   #2」

4月末の大会に向けて、
4月の頭にあった7人制大会から腑抜け状態ながら黙々と仕事をこなしていた。
その中で彼女はちょくちょくLINEをしてくれていた。
俺はPCにLINEアプリをダウンロードしていたので、仕事をしながら(している振りをしながら)やり取りしていた。
頻繁にやっていることに彼女はうざがられないだろうかと思っていたが、飽きられるまで…。

がっついているのは自分でもわかっている。

昼が

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#14 「The beginning of the week #1」

#14 「The beginning of the week #1」

起きた。
寝た?
寝れた?
5時間も?
俺はソファーでiPhoneを握ったまま腹を出して寝ていた。
こんなに寝れたのはいつぶりだろう。

タグホイヤーは『6:47』を指していた。

[おはよー起きれてる?]
と、いつものルーティンの始まり。少ししてから…
[おはよ^ ^今電車乗ったとこ!]
7:10に乗ったらしいが、早い。
しかし、このあいだの話の中で7時でも満員電車ということで、ラッシュアワーの

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#12 「距離」

#12 「距離」

ルパンが、オープニングの公営カジノ強盗を次元と成功させて、フィアットの車内にいっぱいの札束。
次元がルパンに札束のシャワーを浴びさせ「あちっあっちーよー!」と戯れている。
3回目ループの始まりだった。寝れずに昨夜のシーンが、二日酔いで頭がガンガンする中フラッシュバックする。

と言っても日曜日の早朝7時ごろだった。

夢見心地の体勢からソファーに座りなおし、
テーブルの上にあるまだまだ寒い部屋の中

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#10−3 「それから」

#10−3 「それから」

改札口を出て、手を繋いで横断歩道で青になるのを待つ。2人して深夜の御徒町に響くくらい大笑いをした。
「気づかなかったー(笑)」
「恥ずかしいー(笑)」
アメ横に響き渡るくらいの声で話をした。
手を繋いで歩いた。
彼女は左側が正ポジションらしく右側に来ようとはしなかった。
「いーのーこっちがいーのー!」
と言う。
「そうなの?わかったよ」
足を止める度に、キスしてハグをした。
人目は無かった。
深夜

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