安田はるき

日記

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最近の記事

現実世界のスモールライト

心身ともにぐったりさせてくるバイトをやめて、あたらしいところで働き始めてからはや三か月。ボスとはあまりうまくいっているような気がしないし、他の同僚たちともあまり仲良くなれている気がしないけれども、まあなんとか精いっぱい働いて、お金をもらって、生活している。 大学はもうすぐテスト期間だけれども、わたしはあまり授業をとっていないからそんなに忙しくない。一日2.3時間くらいパソコンの前に座って、もしくはたパソコンをひらいてとじて、そんな感じだ。いままでとは比べ物にならないほど、スト

    • 静かな月曜日の6:43

      先週の金曜日、日本にいる母からの郵便物が届いた。 いよいよ冬に突入する国に暮らす私のために、冬服をいくつかと本とアルバムを送ってくれた。 母がそれらの荷物を送り出してからまるまる二か月の時を経て、やっと到着した。届いた洋服からは、二か月分の時の洗礼を受けた香りがする。 週が明けて今日、早く起きたので母が送ってくれた本を開いてみた。 すると、はらりと一枚の紙が落ちてきた。母が短い手紙を挟んでくれていた。簡潔な、だけど大きな意味を持つエール。本も、私のために選んでくれたんだろう

      • 朝のバスと大学生の詐欺師

        長らくnoteを書いていなかったけれど、ちょうど時間もあるし、先週はちょっと面白いことがあったから書き記しておきたい。 わたしは毎回バスに1時間ほど揺られて大学に行く。大学に行くバスは5つくらいあって、ちょっとずつルートが違うため、すべてかかる時間が違う。1度街の中でバスとバスを乗り換えて、その5つのなかから一番早く着くものに選んで乗る。最近は村上春樹の新刊を読み進めているのでたまに時間がかかるバスにわざと乗ったりするが、たいてい酔うので、だいたいいつも所要時間が短いものを

        • 水曜日の深夜に潜む海

          たまに、自分の周りだけ急に重力が大きくなる。ずんと。そして、立ち上がることさえできなくなることがある。抗いようのない悲しみも同時に押し寄せてきて、どこからともなく涙が溢れる。 昨日の夜、シャワーを浴びようとして、それが起こった。 その前に恋人と話していたが自分の言いたいことが伝わらずに自分にイライラしてしまい、ソファーで課題をやっていた。課題に使えそうな論文がみつかって、シャワー入りなと呼びに来た恋人に返事をした。恋人は、時間かかるなら先に寝るからね、とベッドに入った。私は

        現実世界のスモールライト

          どうしても弱い自分

          今週から、今学期の授業がスタートした。 今までは自分のやるべきこと、やりたいことばかりを、小さな家にこもってやっていたわけだけれど、今週からは大きな見知らぬキャンパスに飛び込んで、会ったことのない大勢の人たちと授業を受けていた。 ただ、こちらでは授業と言っても、lectureではなくworkshopと呼ばれる、いわばディスカッションである。先生が前にだってずっと講義するのではなく、それらをオンラインで事前に済ませ、対面では学生と教授を含めて全員でテーマについて考えていく。こう

          どうしても弱い自分

          とあるありきたりではない幸せについて

          特に自分が幸せだと思ったことはなかった。 ある夜、急に自分って恵まれているなあと思ったことはあったけれど、部活動が厳しかったり家族とうまくいかなかったりと、ああなんだかやるせないなあと思うことも多かった。この日々がどれだけ素晴らしいものか、その時のわたしには想像もつかなかったのだ。 だが、高校卒業後、まるでそれを待ち受けていたかのように怒涛の勢いで立て続けで自分の容量をはるかに超えた様々なことが起こった。 深い溝に落ちたようだった。 落ちるまでは、自分の中に溝があることすら知

          とあるありきたりではない幸せについて

          やる気が出ない

          ぬーん 家にいてどっかに座ったりちょっと立ったりしているだけなのだけれど、 まったく何に対しても関心もやる気ももてない とりあえずそれを書き出してみればどうにかなるかな、とおもって いまこうして書き出しているのだけれど、 どうしようもなくどうしようもない もしわたしがスーパーヒーローだったなら こういうときにちゃっちゃと変身して 空でも飛んで 気分転換するのになあ わるいやつのひとりでも倒せば 気分が晴れるはずなんだけどなあ あいにく今世は一介の人間 むーんとおもいながら

          やる気が出ない

          海外の日本食と、モンゴルの女の子

          かなり久しぶりになってしまった。 最初は週1ペースで書こうと思っていたのに、過去の自分に申し訳ない。そして読んでくれた方々、本当にありがとうございます。 ただ、言い訳をさせてもらうとすれば、この1,2週間は怒涛だったのだ。 授業の課題の締め切りが出国の日とかぶり、レポートと向き合いつつパッキングや到着後すぐに引っ越しをしたためそのアレンジメントをしなければならず、並行して毎日仕事もあったため、なかなかこうして机に向かえる時間がなかった。 最後に日本を謳歌しようと思っていたのに

          海外の日本食と、モンゴルの女の子

          えへへへへ

          noteを始めて三週間目。 はじめてわたしが書いたものにいいねをもらった。 えへへへへ うれしいな 毎週日曜日に更新しようと思っていたけど、忙しくて今週はできていなかった。久々に見ておどろいた。 えへへへへ ありがとうございます。 アイドルや俳優などの芸能人が、「あなたの応援が支えになっています」と言っている場面をよく見る。 おいおいそりゃ嘘だろう媚びを売っているんだろうと思っていたが、いいねをもらった今では、まあわからなくもないとも思う。そりゃ大げさか。 今週は、いろい

          えへへへへ

          ありきたりではない休日

          あたらしい仕事を始めた。 高級ホテルのフロントなので、特に忙しくもなく、仕事も複雑ではないのに時給が良く、いままでやってきた仕事のなかではトップクラスに入るほどいい条件が揃っている。もちろん、働いている限り、ああもう消えてしまいたいと思うような出来事もあるが、それでもとりあえず働いている。 はじめてのオフの日に、髪を切りに行った。 新年気持ち新たに、そして仕事で長い髪を結くことがかなり面倒になったので、少し髪を切ることにした。 渋谷に新しくオープンした美容室に行ってみた。

          ありきたりではない休日

          満月

          満月の日に決まって思い出す人がいる。 特に満月の日に出会ったわけでもないし、満月にまつわる話をしたことがあるわけでもない。 きっと、満月の日にわたしの調子が少し狂って、普段は心の奥にしまっていることがひょっこり出てきてしまうのだと思う。 その人と会ったのは、去年の夏の始まり。 街角で偶然ぶつかったり、カフェでたまたま同じ本を読んでいたりだとか、そういうドラマティックな出会いならわたしたちの関係はまた違ったのかもしれないけれど、わたしたちはごく普通にマッチングアプリで出会った