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①子宮をとった日〜化学物質過敏症の入院記録〜

30代後半ころから生理が急激に重くなった。
出血量はそれまでが小川だったとすると
海のようになったし
這いつくばってのたうちまわるくらいの激しい
腹痛が来るようになった。
出産経験なし。
出産予定なし。
生理周期これまでずっと順調。
まぁ、閉経に近づくと
こんな波も出てくるのかなー
くらいに考え市販の鎮痛剤で痛みを抑え
だましだまし乗り越えてきた。
しかし
異常に気づくきっかけとなった日の日記がこれ。

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6月某日(土)
昨晩2:00頃、史上最大の生理痛で目が覚める。
腹と腰がナチュラルにうめき声が出るほど痛くて
胸もムカムカしてきた。
鎮痛剤を飲んだらトイレに行きたくなり
なんだか嫌な予感がしたら嘔吐。
夕食と薬全部吐く。
しぬかと思った。

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それからというもの
うっすらと常に胸がムカムカしてるし
頻尿でトイレばっかり行っていた。
仰向けになりながらおへその下あたりをさすっていたら
ポコポコした固いものが 触った。
最初は便秘か?と思ったが翌日も、その翌日も
そのポコポコしたものはそこにあった。

ネットで「子宮」「しこり」「頻尿」などで検索したところ
「子宮筋腫」と出てきた。
とにかく子宮のあたりで何かが育っていることを確信した。

社会的にも多様性を尊重しようという風潮になってきていて
世の中には子供を産みたい人もいれば
産みたくない人もいる。
いろんな考え方がある。
それぞれの心の声に従って
自由に生きるのが自然。
ということを理解して尊重してくれる人も少なからずいる。
そう思える今だからやっと、当時の気持ちを
すんなり言えるんだけど。

私は子供が欲しいと思ったことが1度もない!!!
世の中、産んであたりまえみたいな前提で話がすすむのなんで!?
そういう風潮になぜか傷ついたり、泣きそうになるのなんで!?
早くこんな苦しい生理はやく上がってしまいたかった!!!
もし子宮を取ることになったらラッキー!!!
そしたら子供産みたくないことに対して
「産んだ方がいいよ!」って
なぜか説得してくる人たちの口を
一言で塞ぐことが出来る!!
「子宮ないんで(にっこり)」って!!
と思ったら明るい気持ちになった。

7月某日、近所の婦人科クリニックへ行って
検査をしてもらったところやはり
最大直径10センチはありそうな子宮筋腫が
すくすく育っていた。
大きすぎて先生も笑っちゃってた。
しかも次々ポコポコたくさんできるタイプ。
(多発生筋腫)
そのクリニックでは対処できないから
設備の整った大きな病院へ行くよう言われ
紹介状を書いてもらった。
少し遠かったものの子宮系の手術実績が多い病院を選んだ。

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子宮筋腫で子宮をとったこと、
化学物質過敏症で入院したこと、
入院時あってよかったもの、
メンタルのことなどを記録に残そうと思います。
術後のお腹の画像などもアップしようと思うのですが
ちょっとお見苦しいのでところどころ有料にさせていただきます。
必要な方の参考になりましたら幸いです。

つづく

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