見出し画像

なぜ現代人は不幸せなのか?時間と記憶と自己について

なぜ、現代人はこんなにも不幸せなのだろうか?私は時々考える。自分自身もそうであるし、他人をみていて思うこともある。

今日は、歯を磨いている時にふとひらめいたので文章にまとめる。

人間の幸福を考える時に大切な要素として、自己(自分)というものがある。自分というものは、他人を通してしか自分というものは認識できない。その過程が仮に概ね正しいとして、他人を通すとは何だろう?と考える。

それは、他人と共に過ごす時間ということだと最近はすごく感じる。

時間とは、記憶、歴史ということでもある。つまり、他者との良い時間、楽しい時間を過ごすこと、良い記憶を残すことが大切である。

他者と良い時間を過ごすとは?人にもよるだろうが、お互いを大切にして、いたわりあい、何か一緒のイベントや仕事、何気ないことを取り組むことかもしれない。

現代人には、そもそも時間がない。とにかく時間がない、それは資本主義による必要以上の豊かさを幻想と人間の知能とコンピュータを最大限に使った巧みなマーケティングにより、必要でないものに多くの時間を奪われていることかもしれない。

また、本当は必要でないものを買わされたりして、借金をして、お金を稼がないといけない状況にさせられていたりもする。多くの人々の場合、自分の大切な時間を労働時間として切り売りするしかお金を稼ぐことができない。

つまり、人生という大切な時間をお金に変えるということである。

やりたくもない、意味があるかほとんど分からない仕事をいやいやさせられる。また、利益追求主義により、タイムパフォーマンスとコストパフォーマンスしか考えない、自分の保身しか考えない上司にパワハラまがいなことをされ、部下や周りは、損得マシーンに囲まれていれば、良い時間を過ごせない、それは、人によれば不幸な時間を過ごすことにもなる。人間にとって本当に大切な良い記憶、良い歴史が作れないということでもある。むしろ、悪い時間、記憶、歴史を作ることでもある。

良い時間、記憶、歴史が積み上げられなければ、それは、自分というものを好きになれない。自分を好きになれなければ、他人も好きになれない、幸せを分け合えない。負の連鎖が始まる。

では、どうしたら良いのか?幸せな時間を過ごすしかない。

多くの場合、幸せは過ぎ去った時間のあとから、幸せだったと感じることが多い。

つまり、①熱中すること夢中になることをやることが大切である。
②とにかく時間を作る、その時間を自分や相手を大切にできる他者と一緒の時間を過ごす、できれば愛に溢れた時間を過ごすことが大切である。愛をまずは自分から与えることから始める。

③健康に気をつける。十分に睡眠をとり、適度に運動して、バランスの良い食事をとる。体調が悪いと土台が不安定なので、色々難しい。


以上の①②③を実践してみることが大切だと感じる。しかし、時間を作ることと、その時間を大切な人と過ごすのがそもそも難しい、なぜなら、他者もまた限りなく体力と時間を奪われているからである。

人間は、豊かさでは幸せになれない。正確にいうと短期的には幸せになれる、しかし、人間はすぐに慣れる。むしろ長期的に幸せになるには、自分を大切にしてくれる他者との交流や時間でしか長期的には幸せを得られない。そんなことを思う今日この頃。見せかけの豊かさのために、大切な他者との時間を失ってしまった現代人は、不幸にあふれるのは必然であるのかもしれない。それを変えるには、多くの複数のことを解決しなければならず難しいことである。
それでも、空をみる

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?