じょう

山形で生きています。表象文化論をかじっていました。漫画には人より深めに傾倒しています。…

じょう

山形で生きています。表象文化論をかじっていました。漫画には人より深めに傾倒しています。このnoteではTwitterよりちょっと深く長く考えたことや思っていることを連ねていきます。記事にスキを押していただきますとオススメの漫画やアニメが出てきます。

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〈卒論公開〉風になびく日常――大友克洋の反終末論――

卒業論文を書きっぱなしではなくネットの海に放流しようと考えていたのですが、なんやかんやで忘れていました。一応心血注いで書いたので公開しておきます。 最初に感じた読後感の正体を突き詰め、書き切った大友概論になったと思います。 序章 第一章 大友時代の日本漫画   第1節 大友以前 手塚治虫の復活と劇画、青年誌の勃興   第2節 大友以後 許されるニューウェーブ 第二章 短編作品論   第1節 日常と余白    第1項 『BOOGIE WOOGIE WALTZ』  

    • 新卒1年目目線の後輩を使うのが上手い先輩下手な先輩

      こんにちは。 社会の荒波に揉まれてすっかり希望の残量は底をつき、代わりに毎日の腹痛が日課となりましたまもなく社会人2年目です。 今回は、新卒社会人の実体験を元に後輩を使うのが上手い先輩と下手な先輩について書いていきます。 人生の諸先輩方、毎年新卒が入ってくる会社でお勤めの方もそうでない方も若手との接し方を振り返る機会にしてみてください。 後輩を使う理由 後輩を使う1番の理由は時短ですよね。後輩にでもできる仕事を依頼することで、自分の仕事を効率化させて体よくアウトソーシ

      • 今までで1番勉強になったこと

        人生でこの瞬間って一生忘れないんだろうな〜ってことありますよね。今回は過去にアルバイトをしていて、先輩から教わった1番勉強になったことについて書きます。 某チェーンのラーメン屋で働いていた時、仕事はできるし優しいし趣味も合うしアイスやジュースを奢ってくれるしで、もう理想の先輩を絵に描いたような方がいました。僕が一通りの仕事ができるようになって、マニュアルをこなしていた時にその先輩から 「テーブルってなんで拭くのかわかる?」 と言われました。 僕は素直に「ラーメンの汁とか

        • 宮田一郎、矢吹丈、そしてオールユアーズ

          オールユアーズはカウンターパンチャーの会社だと私は思う 服を着ていて感じるストレスを徹底的に無くした製品がオールユアーズの強みだ 実際に私は丸4年愛用し全く服に関するストレスを感じなくなった しかしオールユアーズの服を着るまでは今感じないストレスをどこか仕方ない当たり前として感じていた 当たり前を当たり前にしない ストレスは無くなった方がいい こうしたカウンター的な思想の上にオールユアーズの製品はできあがっている みんなが思っている仕方ない当たり前に一石を投じるパン

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          経営理念50選

          新社会人になり、めっきりとnoteを書かなくなってしまいました。反省。 だからこそ新社会人らしいnoteということで、個人的におもしろい・かっこいいと思った経営理念をここにリストアップしてみます。 企業理念 1 ホクト ホクトは ずっと きのこひとすじ。 https://www.hokto-kinoko.co.jp 2 タマホーム より良いものを より安く提供することにより 社会に奉仕する https://www.tamahome.jp 3 日鉄鉱業 社員一人一人が生

          経営理念50選

          卒論を書き終えました

          お久しぶりです。就活に卒論にいろんなことに忙殺されてnoteから遠ざかっていました。この度、卒論を書き終えたのでまた少しずつnoteを書きたいと思います。今回は、卒業論文を書いてみての感想を後記の延長戦として書いてみます。 月並みですが、最初に出てきた感情は、卒論終わってよかったなという安心感、そして3万字弱も書いたのかという達成感でした。これまでの人生の中で最大の創作物になりました。まずは、書ききった自分をほめてやりたいと思います。 僕の専攻は、少々ニッチな学問なので僕

          卒論を書き終えました

          僕の選挙に対するスタンス

          東京都民ではないですが、選挙に対する考えをいっそ述べてみようと思います。 まず、僕は選挙には行け派です。誰に投票していいかわかんないではなく、あなた自身が投票することによってその世代の投票率が変わります。若者は選挙に行かないとよく言われますが、これは良くない。真面目に投票に行っている人まで世代という括りで語られてしまう。若者の数自体も少ないのに、投票に行く人すら少なければ高齢者向けの政策が多くなるのも自然の流れです。政治家だって当選しなきゃただの人ですから自分に票を投じてく

          僕の選挙に対するスタンス

          大学生アルバイトのすすめ

          もし僕が人事だとして、絶対に聞くのがアルバイトをしたかどうか。時間と苦労をかけて金を稼ぐ。金という基本ルールに則り、人と接する。これまでの人生とは違う人との関わり方。人間関係の面倒くささ。職場によって全然違うルールや福利厚生。アルバイトの話を聞けば社会に接することについての考えが聞けるはずである。 今回は僕のアルバイト経験を紹介するとともに、アルバイトを選ぶ上で大事なものはという話をする。 1.料亭 友人宅が料亭をしており、そのつてもあってバイトを探すのではなくとりあえず

          大学生アルバイトのすすめ

          ALLYOURSと僕 第六章正月餅つき編

          新年明けまして2020年1月5日。早朝の新幹線に飛び乗り、いざオールユアーズへ。地味に3時間くらいかかる。 毎年恒例となりつつあるオールユアーズ1年に1度のビッグセールと餅つき大会に行きました。服屋さんで臼と杵を使ってもち米をついて、ほかほかのお餅にする体験ができるのはここだけではないでしょうか。 新年明けましておめでとうございますということで、お世話になっているオールユアーズメンバーの皆さんに挨拶をすると、毎度山形からありがとうということで歓迎してもらえました。 餅つき

          ALLYOURSと僕 第六章正月餅つき編

          大河ドラマおもしろ

          『麒麟が来る』を見ています。 ちゃんと大河を見たのは初です。 めちゃくちゃおもしろいです。何がおもしろいのかを頑張って言語化してみます。 僕は歴史結構好きです。歴史系のゲームも結構してきたので1番安土桃山時代あたりが好きです。誰かと誰かが戦って、陰謀と野望が渦巻く感じが楽しいですね。これがフィクションじゃなくてリアルだってんだから人類はなんと愚かな生き物か。 とまあその辺は置いといて、僕が作品に対しておもしろいと感じるのは、期待を超えてきた時です。 このドラマは、明智光秀

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          bosyuすげーよ 時間とお金の交換じゃなく、自分が提供できる価値とお金の交換ができた話

          bosyuというサービスを初めて使ってみました。こりゃすごいと思ったので感想レポです。 noteやツイートを見てくださってる方はもうお分かりかと思いますが、僕は超漫画好きです。 元々bosyuをしようと思ったきっかけは、友人のもへ氏にそれbosyuやっちゃいなよと言われたのがきっかけでした。そのツイートのやりとりを見た友人の綱嶋さんが、第一号顧客に立候補してくださり僕に退路はなくなりました。ここまでお膳立てされてやらないなんて選択肢はなく、まあそうそう応じる人もいないだろ

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          ブルーピリオドを真面目に批評してみる

          美大出身の作者が描く美大受験漫画です。作者が美大生だけあって説得力があります。これまたあまり万人にメジャーなテーマを描いているわけではないので、目のつけどころとして優れています。 そして何より絵がうまいです。扉絵や表紙、見せどころの一枚絵はさすがというほかありません。特に表情の描き方がめちゃくちゃうまいです。セリフと絵がすごく合っています。人の表情にかかる影の描き方が僕が読んできた中でも随一うまいです。予備校の先生の顔にかかる影が最高です。そして真面目なコマの後にデフォルメ

          ブルーピリオドを真面目に批評してみる

          ALLYOURSと僕 第五章 LIFE SPEC COOP編

          終始楽しかったです。 ワクワクしまくりでした。 これまた原さんにお声がけいただいて、2019年11月1日から3日LIFE SPEC COOPというオールユアーズ主催のイベントのスタッフとして参加させていただきました。何回原さんにお世話になんねん。本当にありがとうございます。 1日目 私は遅刻しない派の人間なので、早めに池尻に降り立ち、オールユアーズの店舗に一度寄ってみた。そこで僕は彼に出会った。なかごみさんである。この人は、Twitterで深いこと言うな~という印象だっ

          ALLYOURSと僕 第五章 LIFE SPEC COOP編

          アオアシを真面目に批評してみる

          漫画に親しんでいる人ならば昨年はブルーイヤーだったことは薄々勘づいているでしょう。BLUE GIANT、アオアシ、ブルーピリオド 、ブルーロック、青のフラッグなどなど青い作品が脚光を浴びました。その中で今回は、アオアシを真面目に批評してみます。 最初に注意書きをしておくと、アオアシはおもしろい作品です。これは読んだ方がいいと思います。しかし、サッカー自体全然わからんという人にはおすすめできません。私自身はすごく好きな作品です。ただアオアシいいよねでは広がりがないので、批評して

          アオアシを真面目に批評してみる

          ALLYOURSと僕 第四章 オールユアーズin山形

          オールユアーズ47都道府県ツアーでついに木村さんが山形にやってきた。しかも会場は、我が行きつけのカフェDay&CoffeeとDay&Booksというおれ得イベント。大好きなアーティストが自分の家でライブしに来てくれるのと同じ感じ。しかも第三章のインターンから夜行バスで帰ってきたその日に、今度は木村さんが山形に来てくれる。なんと素晴らしいオールユアーズウィークか。いつも行く場所にあのオールユアーズがあるというだけで大興奮ものである。 Day&Booksで行われたトークイベント

          ALLYOURSと僕 第四章 オールユアーズin山形

          ALLYOURSと僕 第三章 原さんにお呼ばれインターン

          2019年の8月頭からプライベートで東京に遊びに行った。10ycというブランドのポップアップがあり、両国から門前仲町へとぶらぶらしていた。すごく暑い日だった。オールユアーズと親しくさせてもらってますと話していたところ、なんたる偶然か原さんがやってきた。3月以来約半年ぶりの再会であった。芸能人が先輩の芸能人へ挨拶するがの如く、「原さん、お久しぶりです。その節はお世話になりました。」とおっかなびっくり挨拶をした。 「おー覚えてる覚えてる。丈やろ。なんやまた山形から遊び来とんのか。

          ALLYOURSと僕 第三章 原さんにお呼ばれインターン