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ALLYOURSと僕 第五章 LIFE SPEC COOP編

終始楽しかったです。
ワクワクしまくりでした。

これまた原さんにお声がけいただいて、2019年11月1日から3日LIFE SPEC COOPというオールユアーズ主催のイベントのスタッフとして参加させていただきました。何回原さんにお世話になんねん。本当にありがとうございます。

1日目

私は遅刻しない派の人間なので、早めに池尻に降り立ち、オールユアーズの店舗に一度寄ってみた。そこで僕は彼に出会った。なかごみさんである。この人は、Twitterで深いこと言うな~という印象だったのだが、実際会ってみるとゆるふわお兄ちゃんだった。だが、出会った当時なんとごみちゃん25歳。自分と5歳しか違わないのにこんなに深くものごとを考えて、視座を高く持ってるのかとプロ意識の差に愕然とした。僕の目指すべき社会人像を見せてもらっている。

初対面のごみちゃんと一緒に会場の世田谷ものづくり学校まで歩いた。中では着々と準備が進み始めていて、オールユアーズのフルメンバーが集結していた。僕にとってはまるでアベンジャーズか、麦わらの一味か、という感じでわくわくした。はじめましてのone novaの2人にも挨拶をした。2人は同世代ということもあり、勝手に仲間意識やちょっとだけ嫉妬のようなものもあり、逆に緊張した。
そしてこれ着てなとオールユアーズの法被を渡された。これがまたかっこいいのよ。同じ服を着ているだけなのにあがる。かっこいいユニフォームって大事。

そして今回のイベントの援軍は僕だけではない。原さんのツイートに応じて集まった精鋭のスタッフが5人。どの人もいい意味で曲者揃い。服飾の学校に通う学生やオールユアーズが好きすぎてイベントスタッフに志願した大人たち、山形にいたら絶対に知り合うことのなかったオールユアーズ好きの人たちと出会うことができた。単純に普段周りにオールユアーズが好きという人がいないため、こんなに会話盛り上がるか~と思った。


2日目

いよいよお祭りの始まり。トークイベントやワークショップが1日目白押しで豪華すぎた。大人の文化祭って感じ。特に、環境大善の窪之内さんとオールユアーズ木村さんのトークが最高におもしろかった。環境大善の扱う消臭剤「きえーる」(これまじでやばい何でも臭い消える)は、微生物の発酵パワーによる製品なのだが、実は何がどう作用しているかすべては解明されていないそう。(人体には無害です。)しかも、水に入れたり土にかけたりすると水質や土壌の改良にまで役立つ。人間の考えの及ばない微生物の力はすさまじい。人間も微生物と同じで力が発揮しやすい環境があったり、個性がある。人間にとっていい面の働きを発酵と呼び、悪い面の働きは腐ると言う。社会の中で発酵していける人間になろうと思った。

そして、2日目はミニマライトという財布を買った。何度もぽちぽち合戦に負け、恋い焦がれた財布がついに我が手に。スタイリッシュで最小限なところがまさにミニマル。ポケットにさっと入れて出かけられる手軽さが見事。


3日目

昨日一昨日と同じく、朝からたくさんの方に接客をさせていただいた。商品のことはもちろん、何でこのイベントに来たの?どこから来たの?(山形からですって言うと皆さん驚かれました笑)オールユアーズのどこが好きなの?といろんなお話をさせていただきました。特にブースが近くにあったこともあって、藍染師の渡邉さんとはたくさん話をしました。そして何とまさかの同郷!!地元が同じ人とこんなところで出会うとはめちゃくちゃびっくりしました。芋煮のうまさがわかる人と東京で会って、いつか芋煮会しようねって言い合うのロマンしかない。

山梨でお世話になっただんごさんが来ていたり、かずまさんが来ていたり本当に楽しかったです。だんごさんの「え、またいる。山形からわざわざ?」っていう驚きの顔なんかおもしろかった。

イベントの〆はオールユアーズの代表2人のトークでした。2人はすごく別物なのに息が合ってるんですよね。たぶん服という共通項がなければ、クラスでは別々のタイプ。服に対して本当に真摯で、いいプロダクトじゃなく、シンプルにうなずくように、気がついたら手に取ってるような楽で長く使える服を作ってる。

物がいいのは当たり前だけどそれをどれだけ突き詰めて自信にしてるか。こういう服を作ったらあの人は喜んでくれるという仮説をはっきり立てる。買った瞬間で終わりじゃなく、その人の人生と長くお付き合いできるように体験をデザインする。出来上がったものに肉付けするんじゃなく、まず自分や自分に近いあの人が欲しいと思うものを作る。着ればわかる。

強烈な思いとフレーズが溢れるトークだった。
おれたちは間違ってないし、これからもそう信じ続けるという決意を感じた。
特に原さんが「究極の白Tが欲しくてどこにもないからずっと研究してる。3年くらい経ってるけどまだできてない。まあでも、そのうちできるけどね。」と言ったのが忘れられない。
まだまだということを自覚しつつも絶対に諦めない。諦めないどころかできると確信してる。
やっぱ未来見てるわ〜としびれた。

そしてこの3日間同時にオールユアーズストアの方で絵の個展をやっていた。
この時が初対面だったのだが、ペコさんにはすごく影響を受けている。ペンと紙さえあれば誰だってアーティストになれる、衝動に任せてペンを動かせばもうそれは絵になるという何事も楽しむスタンスを忘れないペコさんの考えは、すごく気が楽になった。絵が下手だから書けないんじゃない。自分が描いてみようと思って描いたらそれはもうその人の絵なのだ。何事も完璧に迷惑かけないようにしなきゃと思っていた僕にとって気楽にやってみるっていうのもいいんじゃないとちょっとブレーキをかけるきっかけになった。

3日間の〆にペコさんや僕やイベントスタッフに来た人たち、オールユアーズメンバーで打ち上げに行った。やっぱ同じ釜の飯を食うっていいな。すんごい楽しかった。みんなやり切った顔してたし、絶対この繋がりは切れないなって思った。この時、原さんから「次いつ?」と言われたので、「冬休みなので年明けに挨拶来ます!」と勢いで答えた。僕のいいところは好きに一直線なところかもしれない。
というわけで次回、正月餅つき編に続く。

道が交わればまたどこかで。




大体コーヒーか漫画に使います。もし万が一この若造にコーヒーや酒の1杯おごってやってもいいと思う方がいらっしゃるのなら嬉しい限りです。