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仕事・キャリアのこと

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仕事・キャリアのことについて書いています。
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2022年5月の記事一覧

【仕事】質問と詰問

質問しているのに、相手から詰問だ、と言われたことありますか? 私はあります(汗)。 コーチングを勉強するかなり前の話です。 私は会社のある部署のマネジャーをしていました。 そこに、期の途中に別の組織から異動してきたメンバーが何人かいました。 そのうちの一人の方のその期の目標設定を面談で確認していたときです。 その内容は前の部署で設定されたものでした。 しかし、私がこれまで目標設定で見てきたものと比べると、目標がちゃんと立てられていないレベルでした。 このときの私は既に

【仕事】チームで働くこと

チームで仕事してますか? それとも一人で仕事をしてますか? 会社である方が話されていたのですが、チームでの仕事の仕方がわからない人が意外と多いそうです。 勿論、一人で出来る仕事はありますが、基本会社に勤めていて、組織の中にいればチームつまり集団で、その組織の目標に向かって働くということは普通と思っていました。 自分も商品企画の仕事をしていたとき、実際企画を立てて提案するのは自分一人に任されてはいましたが、開発や販売、サポートなど部署は異なりますがチームとなって商品を作り

【仕事】居場所の選択肢

会社、もしくは会社の外に居場所がありますか? 少なくとも社内の組織の何処かには所属しているとは思います。 「居場所」というと、ただ名目上所属していることではなく、 組織のミッションに基づく責任を持っている 責任に基づく仕事を持っている 組織に所属している意味や意義が説明可能である 成果を出している 役に立って感謝されている …など、自分が組織に所属している以上に「居場所」と認識する要素がないと「居場所」とは言えません。 自らが居づらくなるような不誠実で攻撃的な態度や行

【仕事】情報格差は支配力?

「マネジャーは、部下との情報格差でコントロールせよ」 昔、ある上司から言われた言葉です。 これにうなずく方もいらっしゃるかと思いますが、私はむしろ違和感しかなかったです。 実際、会社の中にいると、社内の話なのに情報が取れなかったり、アクセスできなかったり、鮮度が保たれてなかったり、何が正しいかわからなかったりします。 正直、知りたい情報は口を開けて待っていても落ちてきません。 せいぜい、社内通達レベルの誰でも見られる情報をわざわざ周知と落としてくるくらいです。 なので

【仕事】壁打ち相手が欲しいのです

通常、日本のメンバーシップ型の組織では、マネジャーになる人がその組織の中で一番仕事のことを知っていたり、社内外の繋がりも多いということがよくあると思います。 (仕事ができるかどうかは別問題で、多くの場合、長く同じ部署にいる人がそこのマネジャーになりやすい) しかし、新規系のビジネスに関わって企画や提案をする組織だと、自分の上司が新しい領域についての細かいところまでは知らないことが多いでしょう。 どちらかというと、新規事業を進めていくための流れやプロセス、定石的なところは押さ

【仕事】信頼と信用

私が尊敬する元上司が何かとこの言葉を言ってました。 「相手(部下)を信頼はするが、信用はしていない」 「だからちゃんと結果は刈り取って確認はする」 最初、この意味がよくわかりませんでした。 そもそも「信頼」と「信用」の違いもよく理解していませんでした。 辞書だけ見てもまだちょっとはっきりしません。 ただ、ここから読み取れるのは、 「信頼」はあまり根拠がなくても、相手を信じて、期待して頼ること 「信用」は信じる確かなもの、信頼できると判断する根拠があること ということ

【仕事・コーチング】変える・変わる・逃げる

今、コーチ・エィ アカデミアで学んでいるクラスに、ストレス・コントロールというクラスがあります。 (このまとめはまた別途書いていく予定です) コーチ自身もストレスをコントロールして、心が健全な状態、ファウンデーションが整っている状態でないと、良いコーチングをクライアント様に行うことができません。 そしてクライアント様が目標達成していくにも、ストレスをコントロールしてもらうことで、達成する可能性が高まります。 ちなみにストレス=悪ではありません。 ストレスは時には難局を乗り

【仕事・コーチング】ふりかえること

仕事が終わったり、ある節目を迎えたときなど、ふりかえりをしていますか? コーチングにおいても、最初の目標設定の際にもこれまでをふりかえって、どうなりたいかを対話から内省して表出してもらいます。 そして、仕事においても、区切りの段階でチーム(組織)でふりかえりをして、学びと気づきと次のアクションを決めて、チームとして成長して次の区切りにむかっていきます。 アジャイル開発のスクラムでも、ふりかえり(レトロスペクティブ)は大事にされています。もしスクラムの全てのイベントが出来な

【仕事】車輪を再開発したっていいじゃない

車輪の再開発という言葉があります。 企業なので新商品や新サービスを検討して競合調査をするとほとんどの場合、同じ課題に同じような商材やソリューションを他で既に開発して出していることがあります。 リサーチの甘さか、社内の政治的な都合か、既に先人が顧客の多くの課題を解いているのに、同じようなものを作ることを是として進んでしまいます。 (空気読まずに「車輪の再開発ですね」というと、だいたい嫌な顔をされます・笑) 実はこの「車輪の再開発」。一応前提があってですね、 つまり、知っ

【仕事・コーチング】自分の録画(録音)は聴き直そう

ちょっと反省です(いきなり)。 自分は会議中やコーチング中でも、比較的自分も喋りながら要点だけをPCで書き起こすことができます。 コーチングでも、コーチングのログをクライアント様にお渡ししているのですが、念のため許可を取って録画や録音させてもらってはいるのですが、概ねコーチングしながら要点の書き起こしができているので、改めて聴き直すことはありませんでした。(聴き直す時間もあまり取れなかったという言い訳でもあります) 先日、仕事で必要なファクトや意見を取るため、ある人と1

【仕事・コーチング】ヘルプ・シーキング

ヘルプ・シーキングという言葉をご存じですか? 私はこの言葉を知ったのは、毎朝聞いているVoicyの小田木朝子さんの番組の中でした。 助けを求めるのが下手な私過去のnoteの記事にも書いていますが、私は自分のことを器用貧乏だと思っています。マネジャーを目指し、ジェネラリストとして生きてきて、エンジニアから商品企画、事業企画、組織職と正直そつなくこなし、成果もあげてきました。 そして変なプライドがあるせいか、あまり人に頼らず自分でやってしまうことも多かったです。自分の立場や

【仕事・コーチング】変わる「準備」が難しい

少し前に行動変容ステージモデルについて書きました。 このモデルに関することで仕事の中で気づきがあったので書いてみます。 行動変容ステージモデルのおさらい詳細は検索いただいたり、過去の記事をみてもらうとよいのですが、ざっと説明しますと、行動変容ステージモデルとは、人が何かしらの課題を解決するためにその本人の行動を変えるための概念と段階的なアプローチをモデル化したものです。 段階としては5段階あり、 無関心期:課題に関心すらない状態 関心期:課題に関心はあるが、行動を起

【仕事・コーチング】行動変容ステージモデル

コーチングにおいて、クライアント様の設定した目標を達成するためには、クライアント様自身の気づきからどうすればよいか、どのようなアクションを起こせば目標に近づいていけるかを引き出すことが大事です。 現状に留まらず、変化をもたらして目標達成を行う…コーチングにおいても、このようなクライアント様自身の「行動変容」があってこそ、目標に向けて進捗していきます。 元々、行動変容とは医療の分野で患者を健康な状態に向かわせるための概念であり、その概念を元にしたアプローチが活用されてきまし

【仕事・コーチング】観察すること

顧客価値創造活動も、コーチングも、「観察」が大事。 顧客価値創造活動とデザイン思考デザイン思考ってご存じですかね? 私が語るよりインターネット上でもnote上でも、多くのデザイン思考の記事があるのでそちらに詳細は委ねるとして… 顧客価値創造活動でもデザイン思考的なアプローチは必要です。 顧客の本質的な課題を引き出し、共感し、課題やソリューションの仮説を作って、ソリューションのプロトタイプを作って、顧客に当てて価値があるかを検証する。それを早く回して早く良い失敗と良い気づき