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【仕事・コーチング】変える・変わる・逃げる

今、コーチ・エィ アカデミアで学んでいるクラスに、ストレス・コントロールというクラスがあります。
(このまとめはまた別途書いていく予定です)

コーチ自身もストレスをコントロールして、心が健全な状態、ファウンデーションが整っている状態でないと、良いコーチングをクライアント様に行うことができません。
そしてクライアント様が目標達成していくにも、ストレスをコントロールしてもらうことで、達成する可能性が高まります。

ちなみにストレス=悪ではありません。
ストレスは時には難局を乗り切るためのエネルギーにもなります。

ストレスの要因になるものを「ストレッサー」と呼びますが、そのストレッサーへの対処法がクラスでも学ぶのですが、それがストレッサーに対して「なくす」「変える」「(自分が)変わる」というものがあります。

これをみたときに、コーチングを学ぶかなり前に、後輩に似たような話をしたことを思い出しました。

それは「変える」「変わる」「逃げる」でした。

その後輩は課題感を持ち、ちゃんとチームに貢献するというモチベーションもあるやる気のある人でした。そして私から見てもスキルも高かったと思います。

ただ、直属の上司になった人の価値観ややり方に納得がいかず、いつもぶつかったり文句を言っていました。その結果、色々と調子が悪くなってしまったのです。

そのときに話をしたのが先程の、「変える」「変わる」「逃げる」でした。

相手を「変える」のが一番難しい

ストレッサーになっている相手そのものの価値観ややり方などを、その後輩の価値観ややり方に変えてもらったり、納得できる着地点が見いだせればよいのですが、相手も何十年も生きているわけですから、いきなり自分の持っている価値観ややり方を変えてくれることなんてよっぽどのことがないとあり得ません。

そして相手を変えよう変えようと思ってもなかなか変わらないとなれば余計にストレスになるでしょう。これはオススメしませんでした。

捉え方で自分が「変わる」ことならまずできる

怒りもストレスもそうなのですが、結果として怒りやストレスになる前に実はあるプロセスを通ります。それが「捉え方」です。

この捉え方を変えるだけで、かなり楽になり、自分なりに納得できるようになります。(自分もあまりストレス・コントロールは得意ではないですが、この捉え方のテクニックにはかなり助けられています)

コーチングの中でもアカウンタビリティというのがありました。
誰かのせいと被害者的に思って立ち止まってしまうより、今起きていることは自分が選択してきたことだと捉えるだけでも、前に向かっていく思考が回り、アイディアも出ます。

「逃げる」ことも時には必要

どうしても日本的な考えだと、逃げることが情けない、みっともないと思っていてそれを恐れて対処をせず、心身に影響がでてしまったりすると、取り返しのつかないことになります。心身が健全でなくなると、被害者意識はより深刻なものとなり、選択肢を持てなくなるからです。(選択肢が持てなくなると、極端な手段に出てしまいます)

私は逃げることについては、選択肢として持っていても全然問題ないと思っています。実際、その後輩には「能力はあるのだから、ここに拘らなくてもよい。異動したり転職したりしても、それはこのチームがあなたを引き留められるほどの魅力がなかったのだから」と、話をしました。


結果的に、その後輩は自分の捉え方を変える、つまり自分が出来る範囲、受け入れられる範囲で自分を「変える」ことを選びました。その後は何か追い詰められたようなことは聞いてないですし、今もそのチームでエースとして仕事をしています。



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