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発信をしたいけど何も思いつかないときの「伝えたいことの見つけ方」。

本当に「たいせつ」なことは、すぐ近くにあった。

これは、1908年にモーリス・メーテルリンクさんが執筆した童話『青い鳥』から学べる有名な一節です。



(どうやら、現在ではさまざまな考察があるようですが。
メジャーな考察といえば、上記で間違いないでしょう。)

発信をしていて、「何も思いつかない!」という状態に陥った時、僕はよくこの一節が頭の中に浮かんでくるんです。


普段から情報発信をしていると、「何を書こうか」「何を話そうか・・・?」と立ち止まることが誰しもあると思います。


なんなら僕は良くあります笑


以前はこんな記事も書きましたね。



情報発信を日常的にしている人なら、一度はぶつかったことがある壁。一皮剥けられるかどうかの登竜門。まさにそんな感じ。


今回はそんなときに自分の心の中で起こっていることを言葉にしつつ、どうしたら光明を見出すことができるのか、言葉にしていこうと思います。



「伝えたい」の源泉には普段から触れているはず。


記事や動画、音声といった形でコンテンツが作られるまでには、ざっくり4つの工程がある、と僕は考えています。

1.普段の生活の中で、何か情報に触れたり、経験したりする(インプット)

2.1を元に何か行動をして、学びや成果を得る

3.2の中から「伝えたい!」と思うことを抽出する

4.情報を編集し、何らかの形でアウトプットする。

人によって、書くことによって変わる場合もあり。異論は認めます。


本当にざっくりですが、こんな感じ。


何かアウトプットをしようと考えた時って、だいたい2つ目の「何を学んだか」から入りがちなんですけど、本当は1つ目ありきの2つ目なんですよね。


「感じる」原因や、「学んだ」原因があって初めて「伝える」と結びついていくんです。逆は存在しません。


だから、「伝えたいことが何も思いつかない!」という時は、2つ目の「学んだ」ことに注目しすぎている ————。


なんてことが結構あるんです。


それよりも前に。
学んだことや成果を出したことよりも前に。


自分が普段、どんな情報を目にしたり聞いていたりするのか。
人との話の中で、どんな話題が出てきたか。
情報を元に、どんな行動をしたのか。


そんな自分の「日常」を改めて振り返ってみる。
普段はなかなか意識できないからこそ、余計に。


そうしたら、自分が伝えたいことの輪郭がはっきりしてくるのではないでしょうか。


「伝えてOK!」までの距離が遠くなっている


とはいえ、伝えたいことが見つかったからといって、それを全てアウトプットに繋げられるか、というとそうではありません。


自分の思考や価値観に気後れがある人、過去の経験から、周囲になかなか受け入れられないな、ということを自覚している人 (以前の僕もそうでした)


こういう人にとっては、「自分が学んだことなんか出してもいいのかな?」
みたいな、次なるハードルがあるんですよね。


先ほどの工程で言ったら、3と4の間に

「『伝えたい!』と思うことは、外に出してOKなのかどうか?判断する」

こんな工程が挟まっているイメージ。と言ったらわかりやすいでしょうか。


ただでさえ抽出した「伝えたい!」が、さらに「伝えてOK!」で絞られてしまっている。なので、「伝えたいことがない!」って感覚がさらに募ってしまう。


実はそんなカラクリなんです。


自分が「楽しいな」と思う発信を。


そんな人は、どうしたらいいのか。
どうやったら、伝えてOK!のハードルが下がるのか。


以前はハードルをガンガンにあげまくっていた僕の結論としては、


自分が「楽しいな」と思う発信をしよう。


これだけでした。


実際今も、「伝えたいこと思いつかないなぁ」と感じることもありますが、
そんな時は、「またハードル高くしてるなぁ。やれやれ。」と苦笑しつつ。



「自分が普段から大事にしていること、価値観、人などについて楽しく言葉を紡いでいけばいいんだよ!!」と自分自身を鼓舞しています。


例えば今回の記事もそうです。


発信が思い付かない時に、僕が心の中で感じていて、大切にしたいと思っていることを言葉にしてお届けしています。

何か特別な出来事があったというよりは、普段から感じていることを一度言葉にして外に出してみようと思ったから出しているんです。

自分の心の奥で大切にしていることなら、まず自分が興味のあることなので語りやすいし、自然と言葉が出てくるはずです。

その話をする中で自然とつながってくるトピックや、日常の中で出会った物事、エピソードが出てくると思うので、それを素直に受け取って発信の中に盛り込んでいけばOK。

「何か自分の学びを、読んだ人の気づきにつなげる発信をしよう!」と、変に他人の評価を気にして「伝えたい」の幅を狭めるよりも。


こちらの方がよっぽど自然ですし、何より自分が楽しい発信になるのではないでしょうか?

「自分のことをそんなに話しても誰も興味ないんじゃない?」という人もいるかも知れませんが、大丈夫です。


確かに、その学び・経験という事実だけ見たらそうかも知れません。
同じような学びを得た人は、世界中を探せば、他にいるかも知れない。


「だったらわざわざ自分が発信する必要って?」となるのも
無理はないかな、って当事者としても思います。

だから、大切なのはその学びを得た「視点」「過程」です。あなたが何を見て、何を聞いて、どう経験して、何を学んだ・どう感じたのか。


それはあなたしかわからない「オリジナル」です。


オリジナリティの視点には、必ず受け止めてくれる人や、共感してくれる人、理解してくれる人が現れるはずです。

・細かい言葉の使い方
・出来事や気持ちの言語化、描写
・テーマとして扱うトピックのクセ

誰に、どの方向性で響くかは分かりません。


分かりませんが、あなたの発信・発信の独特さに興味を持ってくれる、これまた独特な人は必ず存在します。

自分語り100%とか、ネガティブな発信ばっかり!

とかだと、ハードルは上がりますが。極論それでも共感してくれる人はいるかと思います。


僕はInstagramでも投稿をしているのですが、そんなにフォロワー数もいないのに、DMをもらったりすることが、たまにあります。


僕自身そこまで意識はしていないのですが、「丁寧な言葉遣い」とか、「切り口が面白い!」みたいなコメントをちょくちょくもらったりするんですよね。

お世辞も混じっていると思いますが笑
それでも嬉しいことには変わりありません。


いいね!やコメントが発信の「頑張り」になりすぎるのはそれはそれでまた良くないですが、それでも反応があると嬉しいものです。


その反応が、より「伝えたい!」を生み出すモチベーションにもなります。


そして反応がある時の多くは、発信の形に「その人」が見えてきた時。
普段だったら見せないような心の動きが、発信として見える時。


そんな状況じゃないかと思うんです。


だから、何も思い付かない時こそ、少し自分という海に深く潜って、自分の心の奥底にある「伝えたい!」を探ってみてはいかがでしょうか?


もしかしたら、案外すぐ近くにあなたにとって大切な「青い鳥」がいるのかも知れないですから。


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