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『考える』について考える


「よく考えろ」

よく言ったり、言われたりします。

『考える』

言うのは簡単のなのですが、、、

そもそも『考える』とはなんなのでしょうか?

そこで“考えて”みました。



考えるとは?


僕にとっての『考える』は、

「“頭の中での試行錯誤”」です。


まず、前提として、
この世界に“絶対的な正解”があるとします。

その“絶対的な正解”を『真理』としてみます。

でも、
『真理』は、人間では完全には分かりません。

そこで、
頭のなかで“試行錯誤”するのです。

「もしかしたら〇〇かも?」
「でも、ひょっとしたら△△かも?」

そうやって、“試行錯誤”しながら
“自分なりの正解”を探していきます。

その“自分なりの正解”が、『考え』


そして、
“よく考える”とは、

『考え(=自分なりの正解)』を、
『真理(=世界の絶対的な正解)』に、
試行錯誤しながら近づけていくこと

だと思うのです。

どうでしょうか?


そう考えると、

「〇〇だから△△する」
「△△なので✕✕だ」

は、『考える』ではないと思います。
試行錯誤していないからです。

『考える』ためには、“?”が必要だと思います。

「〇〇だから△△?」

“?”から
『真理』へ近づくための試行錯誤が始まります。



学校で教えてくれること


学校などで勉強し獲得する
“知識”とは、なんなのでしょうか?

僕は、
“知識”は『考える』ための“道具”だと思います。


よい道具や、たくさんの道具があれば、
よい作品を作りやすくなります。

同じように
よい”知識”や、たくさんの“知識”があったほうが、
よい『考え』を導き出しやすくなるはずです。


けれど、
よい道具を持っているからといって、
必ずよい作品ができるわけではない。と思います。

同じように、
よい“知識”を持っているからといって、
必ずよい『考え』を導けるとは限りません。

“知識”と『考える』のコラボレーションがあって、
よい『考え』を導けるのだと思います。



読書や人の意見が必要なわけ


『考え=自分なりの正解』を一度持ってしまうと、
”?“がなくなっていきます。

そこで、
読書や人の意見が大切になるのだと思います。

自分の『考え』に
“?”をつけるきっかけになってくれるからです。

自分の『考え』に少しでも疑問を持つことができれば、
また、好奇心が芽生えれば、
『考える』がスタートすると思います。



考えるだけではダメな理由


現実は、
『考える』だけでは生きていけません。

実行などのアウトプットが必要です。

そこで、
大切になるのが、
非認知能力だと思います。


例えば、EQ。
社会の中で『考え』を実行するには、
協力や協調が必要なことが多いです。

例えば、GRIT。
『考え』は『真理』ではないので、
なんども試行錯誤しながら、やり切る力も必要でしょう。

例えば、メタ認知。
その『考え』と、自分の能力や状態に“ずれ”はない?

例えば、レジリエンス。
『真理』ではないので、失敗はつきもの。
立ち直る力も必要。

などなど、、、、


どんなに立派な『考え』を導き出せても、
非認知能力がないと、アウトプットがままなりません。

そして、、、



一番大事なもの


そして、
一番大事なのが、
“自己肯定感”だと思います。


『考え』は、『真理』ではありません。
“絶対的な正解”ではありません。

なので、
必ず心のどこかに不安が残ります。

「それでも前へ進もう」
「たとえ失敗しても、自分は大丈夫」

という“自己肯定感”が必要になります。

『考え』に不安はつきもの。

考えながら生きている僕らは、
“自己肯定感”がないと、
不安に押しつぶされてしまうと思うのです。


自信とは違います。
自信は、『考え』を信じて疑わない状態だと思います。
実行する際には大切ですが、
あまり『考える』にはつながりません。
自信過剰はいけませんね。



以上、『考える』について考えてみました。


僕の『考える』は、

“?”をスタート地点にして、
知識を道具にしながら、
『頭のなかで試行錯誤する』。

そして、
それを実行するためにも、
非認知能力と自己肯定感“が大切。

です。

あなたの『考える』とは、どのようなものでしょうか?




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子どもに“正解させよう”とする世の中や教育は良くないと思っています。

そして、
僕が、もう一つ大事だと思っているのは、
『価値観』です。

たとえ、
『考え』が失敗しても、間違っていても、否定されても、
投げ出さず、貫く意思です。

そんな『価値感』こそが、
人に輝きを与えると思うのです。







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