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自己啓発より哲学を、、、

皆様は

『哲学』

と聞いてどう思われますか?

なんだか小難しいことばかりいって、
「なんの役に立つのかわからない」
って方も多いと思います。

一円の得にもなりません。


一方、
ビジネス書やハウツー本、そして自己啓発、
こういったジャンルは“役に立ちます

もしかしたら、
何百万、何千万と儲けるための力
になるかもしれません。


それでも僕は、
あえて『哲学』をおススメします。




自己啓発やハウツー

自己啓発の知識は
便利な“道具”と“答え”です。

「その仕事には、こんな“道具”が便利だよ」

「人生の悩みに役立つ“道具”はこれだよ」

と教えてくれます。

「その仕事の問題の“答え”はこれです」

「人生を成功に導く“答え”はこれです」


みんな便利な“道具”が欲しいのです。

成功するための“答え”が知りたいです。


自己啓発やハウツーは
この”世界”を生きるための
”道具”と”答え”を与えてくれます。

最初に批判的な書き方をしましたが、
僕も本当は大好きです。



哲学

一方、
哲学は永遠に

「~とは?」を繰り返すだけで、

一向に“答え”にたどり着きません。

“答え”を出した瞬間に、
その“答え”に疑問符がつけられてしまいます。

そして、
「~ということは?」
と問われ続けます。


考えるのが大好きな
僕みたいな人間にはいいですが、

早く“答え”が欲しい人にとっては、
こんなムダなことはないでしょう。


けれど、もう一度言います。

それでもあえて、
僕は『哲学』をおススメします。



意味の世界

人は“意味”の世界を生きています。

あらゆるものに
自分なりの“意味”を与えています。

自分なりの“意味”で作り上げた、
“自分の意味の世界”を人は生きています。


この”世界“を
「楽しい」と”意味づけ“する人もいれば、
「苦しい」と“意味づけ”する人もいます。



哲学は”世界”を変える

そんな“自分の世界”のために
役立つ“道具”と“答え”を与えるのが
自己啓発です。

一方、
哲学は自分の“世界”の“意味”に
疑問を投げかけます。

自分の“意味づけ” に
「なぜ?」
と問いかけます。

そうすると、

今まであいまいだった
“意味”がはっきりします。

また、ときには
“意味づけ”の変更を迫られます。


“意味”がはっきりすれば、
“世界”の輪郭が明確になります。

“意味づけ”が変われば、
“世界”そのものが変わります。


生きたかを変える力

りっぱで便利な“道具”をそろえても、
その人の“生き方”や“人格”は
たいして変わりません。

しかし、
“世界”の“意味”が変われば、
“生き方”が変わらざるおえなくなります。


哲学には、
“生き方”や“人格”を
根本的に変える力があると

僕は思っています。


人は悩みや苦しみがあると、
その解決策を求めます。

しかし、
解決策を求めるのではなく、

「その悩みは、なぜ生じるのか?」

「その苦しみの“意味”はなんなのか?」

「なぜ自分はそれで悩み、なぜ社会はその苦しみを生みだすのか?」

そんな風に、
“意味”を問い直してみてください。


安易に、
誰かの考えた安直な“答え”よりも、

自分で自分に問うて出た
“新たな意味づけ”が、
きっとあなたの力になるはずです。



そして、
その“新たな意味づけ”が優しいもので、

「“世界の意味”が優しくなればいいな」

なんて想っています。


はたして、こんな文章で哲学に興味を持っていただけるのだろうか?
読んで頂きありがとうございました。
感謝してます。


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