見出し画像

我が家の愛犬

出会い

我が家の愛犬ボストンテリアの「トントン」は9歳になりました。9年前、ホームセンター内の一角にあるペットショップにトントンはいました。他のペットが新しい飼い主が決まっていく中で、トントンはなかなか買い手がつかずちょっと体が大きくなってしまっていました。ペットショップでは、産まれて間もない子犬や子猫を欲しがる人が多いようで、時期を過ぎ少し大きくなってしまうとなかなか買い手がつかないようです。トントンもかわいそうに「値下げ」対象のペットとして店頭におりました。当時、我が家では前に飼っていたパグが亡くなり、半年がたっていました。犬の寿命は短いのでまた哀しい思いをするのは嫌だなという思いと、親もどんどん歳をとっていくことから散歩をしたりするのも大変だろうという配慮からもうペットは買わないという話になっていました。しかし、半年という時間が過ぎて気持ちの整理もついたのでしょうか、店頭で売れ残ってゆく犬を見て自分がなんとかしてあげたいと、その時母は思ったそうです。何度か店先を行ったり来たりするうちに自然とATMに足が行き、気づいたらおまけで貰ったハーネスをつけて値下げされた犬を家に連れ帰っておりました。

成長

画像1

家に来たばかりのころ、困った習慣がありしつけをするのに時間がかかったことがあります。それは、自分のしたウ〇チを食べてしまうことです。なぜそうなったのか、家族でも話していましたが、ペットショップで売れ残っていたから、ケージの中で掃除されないと食べてしまっていたんじゃないか説やストレス説など色々考えました。食糞スプレーなるものもあり、食べると嫌な味になるというのも試しました。随分と叱ったりもしました。半年ぐらい続いていたと記憶していますが、環境にも慣れたのかストレスがなくなったのか、だんだんとその習慣も見られなくなり、やっと顔を舐められても安心できるようになりました。(笑)

ボストンテリアという犬種はやんちゃな性格のようで、ある程度歳をとっても遊んで欲しがります。家に帰るとジャンプして「おい、遊ぼうぜー!!」と前足でアタックを繰り返します。これ、お年寄り向きの犬じゃないと思います。時々、病院などでも飼い犬に突進されて骨折される方が、見受けられます。お年寄りにはもっと性格が大人しい犬のほうが良いのではないかと思います。ただ、我が家に帰ったら犬と遊んであげようという心優しい飼い主さんならいつまで経ってもやんちゃな面がある犬なので、おすすめだと思います。最近は右の前足を痛めてしまっているので、ジャンプをあまりしないように先に近寄るようにしています。ボール遊びが大好きでお気に入りのテニスボールをたくさん持っています。一つでもコレクションがなくなると、気になるようでいつまでも探したりしています。ボール遊びをしたいときは、ボールを咥えて人の近くにポロっとボールを落としていきます。気づかないふりをしていると、何度も同じことをしてアピールをしてきます。以前は、外で思い切りボールを投げて取りに行く遊びをしていましたが、足を痛めて以降はあまり走らせないように近くに転がす程度にしています。それでも本人(犬)は楽しんでいるようです。そんなふうにして健やかに成長してまいりました。

持病

3年くらい前のある日、トントンがなんだか不安そうな顔で足元にすり寄ってきました。見るとよだれがたらーと止まらずに出ています。おやっと思いティッシュで拭ってやるも、なんだか不安そうです。その後、しばらくしてて自分の寝床で嘔吐しました。どうしたのかと思い、そばによると申し訳なさそうな顔をしています。時々嘔吐する子だったので、あまり気にはしませんでした。数日後、朝にまたトントンが不安そうに足元にすり寄ってきました。その後、歯磨きをしていると後ろでドタンバタンと音がします。何事かと思って急いでいくと、トントンが痙攣をしていました。痙攣はすぐに治まりましたが、これはおかしいと思い、後日病院へ行きました。症状を説明し、血液検査などを行い、先生にてんかんの可能性を言われました。大きな痙攣を見たのは一度でしたが、思い当たるフシがいくつかあったので、やはりと納得がいきました。てんかんの薬を飲み始めてからは一度も痙攣は見られていません。薬が効いているかどうか、定期的に血液検査で血中濃度を見ています。ただ、てんかんの薬はずっと飲み続けなければいけないということでした。てんかんは放っておくと脳にダメージを与えてしまうので、かわいそうですが仕方がありません。

持病2

最近になって、トントンはもう一つ持病を抱えることになってしまいました。もともとお腹の弱い子でよく緩いウ〇チをしていたのですが、最近になってひどくなり定期受診の際に検査してもらったところタンパク漏出性腸炎という疾患と診断されました。腸の炎症が起こってタンパク質がうまく吸収できない病態ということで、便がゆるくなってしまうようです。あまりに緩くなってしまうので、ウ〇チをとるのも大変ですし、水分が多く出てしまうので、脱水にならないか心配でした。また、エサもできるだけ吸収がよい銘柄をあれこれ試したりしました。結局はいくつか試してみて、便の形状を先生に診てもらって、その中で先生に勧められたエサを食べさせることになりました。また、薬を処方してもらって毎日飲ませることで、だんだんと下痢が止まるようになりました。ほんとうによかったです。

その後も、薬の分量を少しづつ先生の指示のもと減量していきましたが、減量しすぎるとウ〇チが緩くなり、血液データも悪くなってしまうようでした。結局、この病気も持病ということで付き合っていくしかありません。エサやお薬、診察など月に3~4万かかってしまうこともあり、家計には大打撃ですが仕方ありません。昔、飼っていた犬は家が結構貧乏な時代だったので、知識もないしお金もないしで、病気になっても何もしてやれずに死なせてしまいました。そのことは我が家の大きな反省となっています。なので、それ以降は少しぐらいお金がかかっても、生きている内は出来るだけのことをしてやりたいと皆思っています。

犬のいる生活(少しだけご支援いただければ幸いです)

画像2

プライスレス。

手間やお金がかかっても、犬(ペット)がくれるものはそれ以上にあります。世話をしてあげると、ちゃんと好いてくれます。人間ではこうわかりやすく愛情表現はしてくれません。我が家では母に一番なついています。ご飯をくれ、散歩に行ってくれるからです。単純です。でも、それが犬の従順たる由縁かと思います。一番お世話してくれる人が好き。それが犬です。(笑)

犬の寿命は10歳ちょっとが一般的だと思います。トントンもあと数年で寿命を迎えると思います。でも今はまずまず元気です。犬は病気のことなんて知りません。元気な時はたくさん遊んであげるのが一番いいと思います。たくさん遊んであげて、その時が来たらちゃんとお別れをする。最後の時までいっぱい可愛がってあげようと思います。

それでは。

よろしければサポートをお願いいたします。いただいたサポートは、活動費として有効に活用させていただきます。