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#不安

今、別れを乗り越えようとしている人へ【諦めるの本当の意味】

今、別れを乗り越えようとしている人へ【諦めるの本当の意味】

仏教用語四苦八苦の一つである「愛別離苦」

愛する人との別れは人間の苦しみの中でも相当辛いものであります。

これは愛する人が戻ってこないと諦めようとしている人に読んで欲しい仏教の教えです。

「自灯明」「法灯明」

・自分を灯火として生きること
・教え、世の中の真理を求め生きていくこと

諦めるという言葉は「サトヤ」というサンスクリット語が語源だと言われています。

サトヤとは「真理や悟り」を意

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【心の主は自分であると自覚する】

【心の主は自分であると自覚する】

ダンマパダという経典の中に

「心は、捉え難く、軽々とざわめき、欲するがままにおもむく。その心をおさめることは善いことである。心をおさめたならば、安楽をもたらす。」

という一節があります。

人間は普段「心」によって「動かされて」います。

こうしたい、ああしたい。

眼 さまざまなものを見て
耳 さまざまな音を聞いて
鼻 さまざまな香りを嗅いで
舌 さまざまなものを味わって
触 さまざまなもの

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【自分らしく輝く】

【自分らしく輝く】

太陽は昼に輝き
月は夜に照る
王族は武装に輝き
バラモンは坐禅瞑想をして輝き
ブッタは威光によって全てを照らす

ダンマパダ経典より

意味
太陽には太陽の、月には月の、王族には王族の、修行者には修行者の輝き方がある。
ブッタはブッタの輝き方で万民を照らす。

「隣の芝生は青く見える」

という言葉があるように、人は自分の持っていないものを求めてしまう生き物です。

あの人はお金持ち、良い立場、良

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【宗教は何のためにある?】

【宗教は何のためにある?】

「宗教はなんのためにあるのか?そもそも宗教は必要なのか?」

このような質問をよくいただきます。
みなさんはどう思われますか?

まず「宗教は必要であるのか?」
このような疑問を持たれる方がいます。

必要であるかないかは私はわかりませんが、歴史を見ると宗教を持たなかった国や民族はあまりありません。現在でも、どの国にも宗教が存在します。

秩序を守るためだったり、そこに心の安穏を求めたり形は様々で

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