最近の記事

RIIZEの識別

▽Impossibleが出る前に識別できた。個別認識できた上で、新曲のMVやダンスプラクティスや、さまざまな場でのパフォーマンスを楽しんでいる。以下、わたしが思う各メンバーの特徴やよさを書いてみる。 (活動休止中のメンバー、スンハンについては材料が少ないので省略。少ない動画等でみる限り、小顔できりっとした顔の、首の長い、ダンスに関してははやい動きのうまい器用な人、という印象。7人の陣形は複雑で面白かったので復帰するとよいなと思う一方、叩かれもするだろうから本人も周りも苦しいだ

    • セブチ識別まで

      ▽SEVENTEEN判別チャレンジのnoteを読んで面白かったので、もう一年半、二年くらい経つけれども、自分自身がどうやって識別に至ったのか、書いてみようと思う。識別できるようになると、逆になぜできなかったのかわからなくなるものなので、ところどころ過程が抜けている。思い返しながら、可能な限り復元してみる。(いまは全員に好感を持っているつもりですが失礼があったらすみません。) ▽発端。 きっかけは、グク(BTS)のVlog。海に行ってサムギョプサル焼いて食べるあのVlogで、

      • Yet to Come in Cinemas(釜山コン映画)をみた

        2月2日、誕生日。朝一で映画をみてきました。以下、感想メモ。 ・Permissionシリーズでは最後の挨拶のときに悩みや不安を吐露することも多かったRMさんが、この日は吹っ切れたようにラッパーとしての曲(ラップラインの曲)を全力で歌っていた。(ある曲について)最後だ、とも言っていた。釜山コンの当日の配信、2022年10月にわたしたちに見えていなかったこととしては、もちろん直後に発表されるJINくんの入隊が大きかったわけだが、それは知らされていないにしても、予想はみんなしてい

        • BTSメンバーの(わたしの思う)いいところ④グク

          ◯グクのいいところ(わたしが好きなところ) ・体の奥の方から出て遠くまで届く、のびやかで芯のある声、Boy With Luvあたりから艶が増していると思う ・テクニカルなのに(特に歌い終わりの変化のつけ方)、一貫性のある歌い方 ・甘やかに人を包む、切なげに聞こえる声の響き ・コーラスの自在さ(特にラップに添えるときの)、自由さ ・メンバーと一緒に体を動かしていると楽しくなって自然とこぼれる笑み ・小麦粉と肉があれば幸せに生きていけると言い、食べたいものや好きな食べ物を聞かれる

        RIIZEの識別

          BTSメンバーの(わたしの思う)いいところ②J-HOPEさん・RMさん

          第二弾。この二人について書こうとすると、敬意ゆえに文章が長く、重くなります。時間がかかりました。 ◯J-HOPEさんのいいところ(主に尊敬の気持ちでいいと思うところ) ・プロであるとはどういうことかを教えてくれるようなダンス(教えてくれること=難しいことができるようになることだけが上達なのではなく、簡単そうに見えることもいくらでも質が上げられること。周りがきつい局面ではギアを一段入れて(それだけの余力は残しておいて)、笑顔で、背中で引っ張ること(DNAの最後のラララララ)。

          BTSメンバーの(わたしの思う)いいところ②J-HOPEさん・RMさん

          BTSメンバーの(わたしの思う)いいところ③ジミンちゃん・テテ

          ◯ジミンちゃんのいいところ(心打たれるところ) ・生命を燃やすような、いまこの瞬間にすべてを賭けて人の視線を奪い心を打つ、線の美しいダンス(特にセンターパートとソロのとき) ・run btsでの、何をしているときでもいちいちチャーミングな言動、口調、くるくる変わる表情 ・グクのことを弟のように溺愛しているところ(ジミンちゃんとグクの組み合わせだけがお互いの実のきょうだい関係と同じ年齢差というのもよい) ・細い腰と、胸と太もものがっちりした筋肉 ・ピアスや帽子などの小物が似合う

          BTSメンバーの(わたしの思う)いいところ③ジミンちゃん・テテ

          BTSメンバーの(わたしの思う)いいところ①JINくん・SUGAちゃん

          Permission発表よりさらに後、2021年7月下司に突如BTSにはまりました。推しはグクです。推しとは別に、RMさんも大好きです。もちろんメンバー全員が魅力的で、いろんな人がその魅力について思いの丈を綴ったnoteを読むのも楽しいので、自分でも書き出してみることにしました。 ◯JINくんのいいところ(興味深いところ、感心するところ) ・その場の空気が深刻になり過ぎないように人を脱臼させ和ませ笑わせる、独特のアグレッシブなサービス精神とその背後にある美学・矜持(コンサー

          BTSメンバーの(わたしの思う)いいところ①JINくん・SUGAちゃん

          川上未映子を読んだ

          ▽7月。川上未映子の『ヘヴン』以降の文庫化されている小説をまとめて読んだ。読んだのは、順に『あこがれ』(2018年、新潮文庫)、『愛の夢とか』(2016年、講談社文庫)、『すべて真夜中の恋人たち』(2014年、講談社文庫)、『ヘヴン』(2014年、講談社文庫)、『ウィステリアと三人の女たち』(2021年、新潮文庫)。 ▽『あこがれ』。漫画家・志村貴子による、少年と少女の、前を向いた立ち姿の表紙。これは少年の視点の章と、そこにクラスメイトとして登場する少女が視点になる章の二章

          川上未映子を読んだ

          松浦理英子を読んだ

          ▽5月。久しぶりに松浦理英子を読んだ。文庫で、順に『犬身』上下(2010、朝日文庫)、『奇貨』(2015、新潮文庫)、『最愛の子ども』(2020、文春文庫)、『裏ヴァージョン』(2007、文春文庫)。これより前の、90年代までの作品は90年代末にすべて読んでいるから、20年ぶりだ。そんなに時間が経っているとは。 ▽『犬身』、読み出すまでは長いなと思っていたが、リーダブルで、上下巻、するする読み終わる。思えば『親指Pの修業時代』も上下巻で長いけど楽しく読めたものだった。当時は

          松浦理英子を読んだ

          河崎秋子を読んだ

          ▽5月。未読の現代作家の文庫を読むシリーズ。『颶風の王』(2018、角川文庫)と『肉弾』(2020、角川文庫)。現時点で文庫化されているのはこの二作のみ。どちらも長篇。前者は三浦綾子文学賞他、後者は大藪春彦賞受賞。わたしがそれで名前を知った三島賞候補作は、まだ文庫化されていない。 ▽作家は、北海道で緬羊を飼育していたらしい(二作を書いた時点では)。二作とも北海道を舞台に、動物と人間の混じり合いを主題とする作品である。 『颶風の王』は、馬とともにある一族の物語。身分違いの男性

          河崎秋子を読んだ

          古谷田奈月を読んだ

          ▽10月。読んだことがない作家を読むシリーズで、古谷田奈月。まずは文庫から。面白かったので、既刊の単行本もすべて読んだ。 読んだのは順に、『リリース』(2018、光文社文庫)、『ジュンのための6つの小曲』(2017、新潮文庫)、『無限の玄/風下の朱』(2018、筑摩書房)、『望むのは』(2017、新潮社)、『星の民のクリスマス』(2013、新潮社)、『神前酔狂宴』(2019、河出書房新社)。 ▽『リリース』は、革命によって異性愛者がマイノリティになった国に生きる、少数者の物

          古谷田奈月を読んだ

          羽田圭介を読んだ

          ▽9月。読んだのは、順に、『不思議の国の男子』(2011、河出文庫)、『走ル』(2010、河出文庫)、『黒冷水』(2005、河出文庫)、『隠し事』(2016、河出文庫)、『ミート・ザ・ビート』(2015、文春文庫)、『メタモルフォシス』(2015、新潮文庫)。ここまででいったん区切って、記事を書きはじめた。 書きながら、『盗まれた顔』(2018、幻冬舎文庫)、『スクラップ・アンド・ビルド』(2018、文春文庫)、『御不浄バトル』(2015、集英社文庫)、『「ワタクシハ」』(2

          羽田圭介を読んだ

          沼田真佑を読んだ

          ▽9月。読んだのは、『影裏』(2019、文春文庫)。文学界新人賞&芥川賞受賞作である表題作と、そのあとに書かれた『廃屋の眺め』、『陶片』という短篇小説が収録されている。 ▽『影裏』、文章の密度が高くて、これがデビュー作かと驚く。とはいえ、若いわけではなく(わたしと同い年のようだ)、『影裏』でも他の短篇でも、主人公の生活を埋める仕事以外の要素(『影裏』であれば釣りと酒、『陶片』であれば浜辺で白い陶片を拾うこと)の描写の具体性、主人公が他の人物を理解しているかどうかの加減などに

          沼田真佑を読んだ

          遠野遥を読んだ

          ▽8月。読んだのは、『改良』(2019、河出書房新社)、『破局』(2020、河出書房新社)。 遠野遥の作品は、現時点ではこの二作のみ。『改良』が文藝賞、『破局』が芥川賞。 ▽『改良』、「誰かが大きなへらを使って私の脳みそを掻き混ぜているような、そういう感覚があった。」という全く同じ一文が二回出てくる。 出てくるのは、主人公の「私」が男性に口淫を強制させられるという似たシチュエーションで、やめさせるべきだと思うのに自分が受け入れはじめ、快感を覚えはじめていることを内省する箇所

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          高橋弘希を読んだ

          ▽8月。はじめて読んだ。読んだのは、順に『日曜日の人々(サンデー・ピープル)』(2019、講談社文庫)、『指の骨』(2017、新潮文庫)、『送り火』(2020、文春文庫)。 ▽現代の日本の純文学は、傾向として、多元志向だ。複数視点的(人物、時間、次元など)。 その中におくと、高橋弘希は、小説の技法としては、きわめてオーソドックスだ。つまり、脱中心的・遠心的でない。主人公の「私」の経験を積み重ねていく(『日曜日』は「僕」で『送り火』は三人称(主人公の下の名前)だが、以下「私」

          高橋弘希を読んだ

          谷崎由依を読んだ

          ▽7月。スペースの都合でできるだけ文庫化されるのを待つことにしているが、谷崎由依、なかなか文庫化されない。単行本で近作を購入。 読んだのは、『遠の眠りの』(2019、集英社)と『藁の王』(2019、新潮社)。 ▽『遠の眠りの』、いいところもあるが、全体的にぼやけている。多分、長すぎる。中篇、もしくは思い切って短篇(長めの短篇)に圧縮したほうがいいのではないか。『藁の王』くらいの長さが書きよさそう(単行本『藁の王』の表題作)。それか、三つの連作短篇の形式の長篇とか(主人公が村

          谷崎由依を読んだ