【私の仕事】固定残業代が悪という訳では無い【みなし残業代】
多くのニュースで、「固定残業代・見なし残業代を設定している会社はブラックだ!」という見方をしています。
しかし、違った見方をすると、固定残業代を設定していない会社の場合、従業員に多くのデメリットがあります。
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例えば、固定残業代を設定していない会社は、「基本的に残業を発生させない」という会社運営をしていますので、「従業員の仕事量に合わせた賃金」を支払っています。
ということは、従業員の労働時間時間に厳しい・時間や業務を厳しく管理している、という会社の可能性が高いといえます。
具体的には、
①出退勤の打刻
②休憩時間
③時間外労働(可否を含む)
について厳格化されている会社の可能性が高いです。
時間に厳しいということは、ちょっとくらい良いじゃない・なあなあが通用せず、「〇〇だから、①~③が出来なくても今回はしょうがないし、特例でお願いします」ということは認められません。
上記のことは、私のように、時間をキッカリとスケジューリングをすることが苦手な人間にとっては、かなりの苦痛を感じます。
もちろん、こういった会社の良い所として「自身の業務内容について予定がいなことが少ない」「プライベートの予定が立てやすい」といったメリットもありますので、人によってはメリットが大きいとも思います。
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上記のようなことを記載すると、③について「時間外労働が発生したら、それを申請して受給すれば良いじゃん」と考える方が多いと思います。
しかし、ここまで記載してきたような従業員の就業時間を厳格化している会社は、時間外労働自体を認めない傾向にあります。
なぜなら、会社として「その従業員の能力に見合った業務を与えているのだから、時間外労働は出ないのが当たり前」という考えになるからです。
それでも、時間外労働を申請した場合には、
時間外労働の申請=業務を時間内に終らす能力が無い=査定が低い
ということになりますので、結果的に「時間外労働を申請する」人が少なくなる=外からみるとホワイト企業に見える、ということに繋がります。
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上記をまとめると、
労働時間について厳格化している会社というのは、労働時間についての柔軟性に疑問がある会社と言えます。
そして前述したように、そのような会社にはメリットだけでなく、デメリットも発生します。
ですので、
時間外労働(見なし労働時間)や固定残業代を給与に含めている会社が、全部ブラックという訳ではない
ということだけは分かって頂けたかと思います。
ただ、固定残業代に含まれる時間数に注目することは「ブラック会社を見抜くための一つの目安」であることは間違い無く、「月間60時間分以上」を含めている会社については、気をつけたほうが良いのは間違い無いです。
※一ヵ月60時間以上の時間外労働が発生すると、脳血管・心臓疾患が発症する可能性が高まると、厚労省で公表しています。
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