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ぼっち人事が思う「新卒ブルーオーシャン戦略」って?(カッコ良くはない)

こんにちは。ぼっち人事のぱぱおです。
↑と、毎回この書き出しで始めていますが、今ぱぱおは浮かれています。浮かれぽんちです。←死語?

来月から2人目人事が入ってくることになりました!!!

どうしよう、ぼっちって言えなくなる(笑)

次の名前、思いつくまでは「ぼっち」で行きますかね←インチキやん。

その内リネームも含めて考えます(;^ω^)
あと、7月以降に本人許可の有無により、ブログに登場させるかどうかは考えたいと思います。

うへへ。ぐへへ。ああ嬉しい←静かにしろ。

では、本日のメニューです。

  1. 「新卒トレンド」なんて嫌いだ

  2. 中小企業における「勝ち筋」はパターンがすごく多い

  3. 結局は行動力と一本釣り

【「新卒トレンド」なんて嫌いだ】


いきなり何言ってんの?papaoおかしくね?

イヤイヤ、それなりに意味はあるんです。
新卒採用は、○経新聞やその他メディアでも叫ばれている通り、過去類を見ない(←これもメディアや営業さんが良く使う)レッドオーシャン市場です。その為、手を変え品を変え、やれインターンだカジュアル面談だ交流イベントだとひたすらに手間をかけて採用活動を展開していきます。
さらに、採用系のベンダーさんたちは口をそろえて「他社との差別化を図って掲載すれば、大手にも負けません!」なんてね。言いやがるんですよ(# ゚Д゚)
あたかもブルーオーシャンを進めると勘違いをさせてくることもあります。

さて。ここで唐突ですがpapao劇場です←( ゚Д゚)ハァ?

学校の一クラス50人いるとしましょう。男女25人ずつです。
この中で「意中の子」と付き合える確率って、どんなもんでしょうか?

だいたい、失敗する人の言い訳は「なんでこの世は男女同数なのに、俺/私だけ彼女/彼氏いないんだろう」とかね。←偏見。何この人事(# ゚Д゚)

当然、全員が全員と付き合うクラスなんてそもそもないです。
でも、「同じクラスの子と付き合う」なんてのは、割と恋愛市場ではベーシックなお話。あまり驚きはありません。
じゃあ、学校全体に市場を広げるとどうでしょう?そうすると、先輩後輩まで市場は広がります。まあでも、それでもわりと普通ですよね?

では、これが同じ塾に通う他校の子であれば?少しレア度は上がりますかね?

じゃあ、バイト先の先輩後輩とか?それともナンパか?


さて、話を戻します。

これ、採用トレンドっていわば「新しいクラス/塾/バイト先が出来たよ。貴方参加する?」って言われているのと同義です。
付き合いやすい似たタイプの人が集まるクラスが出来たから、どうですか?みたいな。
SNSがいいよ。上位校が集まるコミュニティだよ。新卒紹介だよ。理系限定だよ。

確かに、カテゴリ別なら自分の勝率が上がるような気がしますよね?

でもでも、ちょっと待ってください。
「本当にそんなにいっぱい出会う必要、あります?」

データ分析は必要です。多くの入社実績を出すには、多くの人に合うのは必然です。
でも、「多くの人に応募してもらう=採用成功」ではありません。
「成果を出してくれる人に入社してもらう=採用成功」です。

ここ、絶対にはき違えちゃダメ。

所属するクラスはあくまでも「出会い」の場であるだけです。それは経営に直結していません。

ですが、このHRのマーケットに流れている情報や、その営業社員さんたち、広告達は、あまりにも「出会い=採用」と謡い過ぎています。

人事の本流は、あくまでも経営に資する「人材」のプロフェッショナルであること。←言ってて自分にハードル感じるけど(;^_^Aそれくらいじゃないと人事やる資格なしかと。
「今年は〇人採れた。わーい。」じゃないです。
「3年前に採った○○さん、○○部で〇億円売上げたって。やった!」です。

これのための採用です。絶対に見失わないでください。

…長くなってごめんなさい。上記の背景があるが故、papaoは「採用トレンド」って言葉があまり好きではないのです。トレンド追いかけても稼げませんからね。。。それをわかってくれてないHR営業さんがあまりに多いので、情報におぼれがちなぼっち人事さんが困らないで欲しいなって、切に願っています。

【中小企業における「勝ち筋」はパターンがすごく多い】


中小企業と一口に言っても、その大きさはマチマチですが、ここでは「100人以下の企業」と定義させてください。
(多分、200人以上になってきたら、採用人事1名じゃ足りなくなってくるはずですので(;^ω^))

100人以下の企業であれば、多くても新卒の採用目標は年間10人程度。おそらく5人前後がせいぜいではないでしょうか?
となってくると、ぼっち人事の人は当然、全員の顔と名前以外にも、専攻してる勉強内容や趣味、その子たちのキャリアビジョンまで知っていなければいけません。(ぶっちゃけ、家族構成や結婚願望まで知っておくのがベターと思ってます。強制的に聞き出す必要はないのですが、5~10年勤めて欲しいと願うなら、ビジネスライクな付き合いだけでは足りないと、papaoは思います。ま、こんなコンサル絶対できませんが(;^_^A)

ここまで、ツッコんでお話を出来るような「出会い方」が、結構肝になってくるわけです。
もちろん、ナビサイトやオファーツールで出会った人と、そこまで深い話ができる仲になっていくことも大事ですが、それって「他社も同じことを狙っている」わけですよね?どんだけ深く話して理解を得られても、逃す確率は常にそれなりについて回ります。どんだけ差別化図ったところで、結局のところ同じクラス/バイト先/塾で所属してる限り、レッドオーシャンには変わり有りません。まあ、いきなり金髪ドレッドにすれば注目されるかもしれませんが、果たして付け焼刃でどこまで求心できるか…と。ん?何の話?

【結局は行動力と一本釣り】

そこで出てくるのが「一本釣り」です。
既存のナビサイトやオファーツールの採用活動と並行して、以下のような「一本釣り」で出会えるような環境に飛び込むんです。

【具体例】
〇産学協同展示会に出向き、展示会場にいる学生さんと名刺交換して、就活の状況を聞き出す

 ←研究室こもりがちの子で、教授がお尻叩いても中々就活に身が入らなかった。企業の担当者と話すのは卒業年度の6月にして初めてだったとのこと。とんとん拍子で話が進み、採用決定。理系の高度人材。

〇ホットゾーンの3~6月を避けた7月以降の学内合同説明会に参加。
 ←バイト漬や部活の影響で出遅れた学生さんが頼みの綱的に参加してくることがちょいちょい。参加人数が少ないので、「説明会」と言いつつ、一対一でとっぷり30分ヒアリング。ちょっと偏屈な社会学部学生だったが、やたら弁が立つ上昇意欲高めの貧乏学生だった(;^ω^)入社後2年で営業部リーダーに。

〇11月以降に会社情報に「気になる」を押してくれた学生。
 ←この時期に会社情報を見てくる子は、十中八九「出遅れて困っている子or内定式に出たけど、焦って内定承諾して困っている子」のどちらか。こっちからカジュアル面談を申し出て話を聞いてみたら前者だった。最初からスカウト色を見せずに、就活市場についてのレクチャーをして市場にリリース。1カ月後、再度コンタクトを取ってきたため、本腰を入れて会社説明からスタート。選考フェーズを1カ月で終えて、1月末に内定承諾獲得。


多分、他にも成功例を持っている人がいるはずです。
こんなん、ネット上には載ってなくて当たり前で。めちゃくちゃミクロな採用手法です。
でも、「中小企業」の「ぼっち人事」だからこそ、こういうことやっちゃっていいんです。
真剣に、チャラくなく、がっつかないで、学生さんの顔を見て。対話をしっかりして。
それで、本当にお互いが良いつながりになれそうだったら、本気で誘うんです。これ、出会いの効率は悪いですけど、当たったときの成功率はマジで100%です。



と、まぁあくまでもこれはpapaoの体験してきたことを元にした理論です。
もちろん、会社によってカラーが異なりますし、これがNGになるところもあるかと思います。
でも、とかく学生との「対話」が重視される世の中にあって、「対話」で学生を引っ張ってこれない会社、人事は淘汰されてしまうかもしれません。
くれぐれも採用トレンドに流されず、会社の魅力を研ぎ澄ませながら良い出会いを作り出していっていただきたいと思います。

さあ、みんなで展示会に行こう←そういうことじゃない。

異世界に行けばきっといい学生がいる←チート能力でね、ってそういうことじゃない。

今回遊び過ぎましたね、スミマセン(;^_^A

ではまた。

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