【書評】イギリス人から学ぶお金持ちになる人の基本習慣

あらすじ

本書では、ロンドンで暮らしていた著者がロンドンで感じていた物に対する考え方と日本に帰国してから感じた日本人のお金に対する価値観の違和感について、著者の周りにいたイギリス人の暮らしぶりを交えて紹介されています。
本書の中で何度も述べられているのは「物の買い方、使い方に気を付けること」や、「周りの視線を気にするのでなく、自分がよいと感じる選択をする」ことですが、その基となる考え方について、本書の中ではイギリス人の習慣に合わせて紹介されています。

​この本を読むことをおすすめしたい方


1.簡素、質素、倹約の生活について学びたい人
2.家計が厳しかったり、老後が不安であることの解決策を知りたい人
3.自身の価値観の中でお金の優先度が高い人

この本によってためになったこと

1.いまあるもので満足する習慣を理解して生活に活かすことができる
2.時間やお金の節約について学ぶことができる
3.人生の優先順位の付け方の基準になる

私がこの本を選んだ理由

特に目的なく本屋を見て回っていた時にこのタイトルを見つけて、自分自身も直近でイギリスに旅行へ行く予定があったため、半分はイギリスの文化を知りたくて、半分はお金持ちになる習慣について興味があって購入しました。
本書で最もためになったのは、紹介されていたイギリス人の習慣が、人目を気にせずに自分の満足いくことを最優先する気の持ちようでした。これはただのわがままでなく、人のためでもある部分にイギリス人の価値観の良さを感じました。この部分を強く実感できたことが本書の中で印象に残りました。

記憶に残った本の箇所を引用

1.”空を飛ぶ鳥は、くちばしになに一つぶらさげていない。身辺のものはできるだけ少ないほうが身軽。そして心が自由になる。”
本書はここまでに、持たない身軽さにもっと価値を置くべきと述べています。「お金持ちになる人は買わない生活をしている」と題されるこの章ではいかに物を増やすことにデメリットがあるのか説明されており、物の多さは豊かさだと認識していたため驚きました。そしてそれを表した言葉が上記のとおり、身軽で自由になるというものです。

2.”そうした暮らしを身に着けるための秘訣?簡単だ。①自分の気持ちに素直になる。少しでもイヤだと思うことは避ける②人とくらべない”
これは本書における考え方でも重要な「気高く生き、心安く暮らす」ための考え方です。人目を気にして実利のないことにお金や時間を使いがちな日本人に対して述べられているもので、わがままに生きるのは融通の利かない強情な人間ではなく、自己を確立することで自在に様々なことを受け入れ、応用できる柔軟な生き方であるものです。

3.”くよくよ思い煩ったり、悩んだりするのは、時間がもったいない。思い悩んでいると、なにかしようとしても集中できないからだ。”
これは、本書の時間のやりくりを楽しむ習慣について述べられている章の内容です。起こってしまったものはしょうがない、すんでしまったことは仕方ないと考えることが建設的であると著者は述べていて、最良の解決策は一晩寝て忘れてしまうようにすることというものです。。

その他おすすめ本を紹介


『イギリス人から学ぶお金持ちになる人の基本習慣』はイギリス人から学ぶと題して質素・倹約な内容を中心とした習慣が述べられていましたが、『7つの習慣』はさらに本質的な習慣について述べられています。合わせて読むと、より理解を進めることができ、効果的と思いますので、ここにおすすめしておきます!

#ビジネス
#習慣
#読書感想文
#書評
#サラリーマン
#自己啓発
#自己成長
#ビジネス書
#良書
#ライフハック

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?