【書評】最適な「人生のペース」が見つかる 捨てる時間術

あらすじ

本書では、自分にとって本当に大切な時間を見極め、それ以外捨てていく。その自分にとって自由な時間こそが人生を豊かにすると著者は主張します。
そして人生において捨てるべきムダを手放せば自由な時間が手に入る。として70のコツを仕事や家庭生活などの7つのパートに分けて著者自身が実践している方法を紹介して解説されています。

​この本を読むことをおすすめしたい方


1.自分には時間がないと悩んでいる人
2.人生における時間術を体系的に知りたい人
3.常識的な考え方に疑問がある人

この本によってためになったこと

1.自分の人生の優先順位をつけて何を大切にすればいいのかの考え方が身につけられる
2.仕事においての集中力の配分について学べる
3.時間の浪費につながる人間関係が具体例とともに説明されており、自分の周りについて改めて考えられる

私がこの本を選んだ理由

書店で何を買うでもなくフラフラしているときにこのタイトルを見つけて、自分の時間の使い方は果たしてどれほど無駄があるのだろうか、どうだろうかと思って購入しました。
一つ一つの項目は短い説明になっていて本当に深い部分までは述べられていないが、70個もコツがあるのでそのうち自分にヒットするものも主に仕事や人間関係の項目において、捨てるべきものがいくつかありました。(全部は一気にできないのでたまに読み返しながらいくつか取り組んでいます)

記憶に残った本の箇所を引用

1.”新しいことに挑戦するときは、できる理由より、できない理由のほうが多くて当然です。だから「もう少し準備してから…」とつい、行動を先延ばしにしてしまいます。そんな自分をもどかしく感じるなら、もう先延ばしにする時間はムダです。”
これが本書の一番最初に項目「先延ばしはやめる」ということでした。著者はここで、できるだけ行動のハードルを下げて「小さな行動」をすぐに始めるようにすることについて述べています。著者が起業を思い立ってから7年かかった経験とともにつづられている項目ですが、一番最初からとても鋭い部分にフォーカスしています。

2.”「人に任せられる仕事」を手放していくことで、自分は自分にしかできない仕事に専念できます。”
著者はこの項目の中で「自分がやったほうが早い」はまわりに迷惑であると述べ、この人に任せられないことが仕事のブラックボックス化や無用な引き継ぎを引き起こしてしまううえ、自分自身も仕事を休むことができず自由な時間を失ってしまうことにもつながってしまうことが示されています。「人に振って、教えて、任せていく」ことの繰り返しにより解消していくということですが私自身もできていない部分でした。

3.”大事な人からの誘いを断るとき、私はまずなによりも相手への好意を伝えます。そして、理由はとくに触れずに断ります。多くの人はなにか理由とともに断りますが、それでは相手に「イベントに興味がない」と気づいてもらえません”
これは「イヤな人間関係は時間の無駄」というパートの中で、大切な人から興味がないイベントに誘われたときの断り方について述べられたものです。そもそも興味がないのに別の理由をつけて断ることこそ、興味があるフリをしていて失礼であるという考えのもと、理由は触れずにただ「あいにく行かれません」と返事をするというものです。

その他おすすめ本を紹介


『最適な「人生のペース」が見つかる 捨てる時間術』は現時点から「やること」を減らしていって自由な時間を作る時間術ですが『読んだら忘れない読書術』は読書により知識を取り入れて短い時間で結果を出すといった観点で書かれています。合わせて読むと、本書で手に入れた時間でさらに読書術を使って今後の自由な時間を得ることつなげることができて面白いと思いますので、ここにおすすめしておきます!

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