【書評】読んだら忘れない読書術


あらすじ


本書では、ネット情報は  「断片化 」されていて体系化されていない。知識の一部分だけを知ることはできても 、 「本 」のように物事の全体像を 、順を追って体系的に学ぶことはできない。と著者は主張します。
そして「本を読んだ 」の定義は 、 「内容を説明できること 」 、そして 「内容について議論できること」にあるとして読んだ本の内容を忘れない読書術を著者自身が実践している方法を紹介して解説されています。

​この本を読むことをおすすめしたい方

1.本をよく読んでいるものの、今一つ内容が身についていない、もっと活用したいと考えている人
2.読書により知見を広げるためにどのような本を選べばいいか悩んでいる人
3.本を読む習慣がない人

この本によってためになったこと

1.読んだ本の内容を忘れないようにするための考え方、具体的な方策、その結果がもたらす利益
2.本を選ぶ際の考え方、選定基準、良書への出会い
3.読書をすることが自分の成長に関わるメリット


私がこの本を選んだ理由

このタイトルを見たときにふと最近読んだ本の内容を思い返すとほとんど思い出せなかったことに気付いて思わず購入しました。
読書によって得られるメリットや本の選び方は参考程度に眺めましたが私と上記の経緯もあり主に忘れない読書術について知りたくて読みました。(このnoteによる書評を書くことも忘れない読書術の一環です。)

記憶に残った本の箇所を引用


1.”「本を読んだ 」の定義は 、 「内容を説明できること 」 、そして 「内容について議論できること”
著者はここで、ただ本を読んで終わりでは何も残らないという話をしています。この文章には私も”たしかに”と思いました。確かに自分自身、今まで読んだ本の内容を説明できるだろうか、議論できるだろうかと考えると、その水準で読めていなかった。それすなわちせっかく読んだ本が身になったいないということだと感じさせられました。本を深く読む「深読」の方法に関しても、本書にて紹介されています。。

2.”最初のインプットから 、 7 〜 1 0日以内に 3 〜 4回アウトプットする”
これが忘れない読書術の肝となる考え方で私ができていない部分でした。読んだ後のアウトプットがないために自身の中に深く内容を残せなくなっていました。本書の中では①本を読みながら 、メモをとる 、マ ーカ ーでラインを引く 。 ②本の内容を人に話す 。本を人に勧める 。 ③本の感想や気づき 、名言を F a c e b o o kや T w i t t e rでシェアする 。 ④ F a c e b o o kやメルマガに書評 、レビュ ーを書く 。など様々なアウトプットの方法が示されています。

3.”本を読む場合 、自分の知識レベルにピッタリ合った本を買わないと 、簡単すぎたり 、難しすぎたりして 、ちっとも 「気づき 」や 「学び 」が得られない”
これは本の選びかたの章で著者が述べていたことですが、自分に合った本は自分の知識レベルによって変化することについて詳しく述べています。これは皆さんも経験があるのではないでしょうか?実際、ベストセラーになっている本も自分がの知識レベルが高い領域では、簡単すぎて味気なく感じる・・・。それはまさにここで述べられていることですね。そういった場合は自身の知識レベルを「守・破・離」の3段階で確認して本を選ぶ重要性を著者は説明しています。


その他おすすめ本を紹介


『読んだら忘れない読書術』は知識を取り入れるための”読書術”に焦点を当てた本でしたが、『覚えない記憶術』は「ビジネスの場面で活躍するために必要となる記憶術」といった観点で書かれています。合わせて読むと、インプットとアウトプットの両面を成長させることができて面白いと思いますので、ここにおすすめしておきます!


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