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4年間で本に40万かけたら、「啓発本」を読まなくなった

あなたは年間どのくらいの量の本を読んでいますか?僕は学部生のときに年間で総額10万をいくように読んでいました。冊数でいうと75冊程度が平均でしょうか。これは、自慢です。嘘です。大学で第一志望に受かることができなかった反動でなにかしなければならないと思って、やったものです。年間もっと読んでいる人がいるので、声を大にしては言えないです(笑)

ジャンルは様々でしたが、本にハマると不思議なもので「啓発本の時代」がくるのです。自分の中で啓発本ブームがくる。でもそのブームは過ぎ去ります。その次の時代は僕自身は「学問編」でした。そこから、啓発本を読むことがめったになくなりました。流行りの本を教養として読むことはありますが、自ら読むことは、ほぼありません。

前置きが長くなりましたが、「啓発本の時代」から得られたこととそれらの本質、僕が読まなくなった理由まで書いていきたいと思います。


「啓発本の時代」

「何かを学びたい!」と本を読むようになった人はおそらく一度、この「啓発本」というものをたくさん手に取るようになります。〇〇力とか〇〇の習慣とか。そういった本でもたくさん勉強になることは多いけど、タイトルから正直、聞き飽きている自分がいます。でも、この時代はそんなことより「今、流行っている啓発本」や「読んで満足するだけの啓発本」を読んでしまう。決して、著者が悪いわけでもなく、読者がそれを読むことも悪いことではありません。ただ、読者は読んで満足していることが多い気がします。意識が高くなったつもりで、何も行動を起こさないが、「それ読んだよ。」とドヤ顔する意識高い系がいるように感じています。

僕自身も昔そんなことあったし。ドヤ顔してた笑


啓発本の本質

人は再現性があるかのように言われると、自分もできる気がしてくるのです。そして、それを2日だけやって、元に戻ってしまうことは多々あります。それができて、売れてしまうのが啓発本とい存在です。別に、啓発本が全て悪いわけではないし、逆を言えば、「再現性」があることを示してくれて、自分のことを良くしようとしてくれるものでもあります。しかし、物は使い方が命で、主導権があるのは、自分です。例えばナイフは料理で自分が美味しく食べるための道具だけど、誤ってしまうと血まみれになります。概念的には一緒ですよね。そう考えると、啓発本を読むより、経験を積む方がもしかしたらあなたのためになるかもしれません。

あともうひとつ。

啓発本でも経験の代替ができます。しかし、それは本質的なところは理解できていないことが多いのも読者の現状だと思います。だからこそ、「方法論」に囚われてしまうのでしょう。その方法論には背景で複数のものが絡まって絡まってできていることを理解しましょう。たとえば、営業やマーケティングでもフレームワークはあるでしょう。そのフレームワークを使うことができても、そのフレームワークがなぜできたのか、どういった視点なのかを理解する必要が本来はあります。それと同じことを理解できると、啓発本もほとんど同じようなことをいっていることに気づくのです。

啓発本の時代が過ぎ去る理由は、飽きもありますが、またこれでしょ、と言われることがわかってくるのもひとつなのです。


読まなくなった理由

簡単に言えば、前節に書いた言われたことがわかるから、です。これは啓発本だけでなく、セミナーや有名人のスピーチも一緒です。〇〇さんが言っているからという信者的な側面でいくと意識だけ高まります。その意識の高まりは別に悪いものではありません。ただ、空回りしていたり、変な方向に行っているともしかしたらあなたの信じているものはちょっと間違えている可能性もあります。批判的な意見を常に自分の中に持ち続けることは重要ですね。

ちなみにネタバラシすると、人生を自由に、輝けるように、時間術のようなものは基本的に、「自分の夢を持ち、そのためにフィルターを外して、環境を追い求め、自分の最大限の努力をする」ということです。一概にこれだけではありませんが、基本的にこれらのどれかの要素を含んでいるでしょう。アウトプットが大事だという意見も、努力の仕方を書いているだけで、正直人それぞれです。その頑張り方は、個人だけが知っているもので、真似すればいいものではありません。自分で他にも調べ、勉強して、体験をしていくことで、確立するものです。

こんなことが「啓発本の時代」を末期に起こるのです。そして、新たな時代が来る。啓発本はある意味で、知識の宝庫でそれにあやかりたくなりますが、それは、自分を確立するための「手段」であり、「情報」であり、「要素」なだけです。そこからさらに、「知識」「知恵」「経験」がこれからのあなたを作っていきます。


「啓発本の時代」に飽きた人からの意見でした。


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