「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」花田菜々子 著

～新しい世界を見たい人に読んで欲しい一冊～

狭い人生･･････。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　もっと知らない世界を知りたい。
広い世界に出て、新しい自分になって、元気になりたい。

結婚生活がうまくいかず、
家を出た筆者はこんなことを考える。

そして、
直感のみで「知らない人と30分だけ会って、話してみる」という一風変わった出会い系サイトに登録。

ここから彼女の旅はスタートする。

世界は面白い人であふれている

本ってこんなに笑いながら読むものだったっけ！？
と楽しみながら読ませてもらった。
著者は出会い系サイトを通して様々な人と会うのだが、その相手のクセがすごい（笑）

新たに出会った人が偶然にも友達の知り合いだったりすると、
急に世の中の狭さを感じ、
世界がちっぽけに見えてきてしまうことがある。

しかし、自分の身近なところにも、
きっとまだ気付いていないだけで、
知らない景色がたくさんあるのだろう、と思わせてくれる。

いいとこ取りの人生なんて存在しない

筆者は数々の人々と出会い、話をする。
だが、全てが魅力的な出会いばかりではない。

すべての人と分かり合うことなんてできるわけないし、いいことだけのコミュニケーションなんて多分この世には存在しない。

だけどそういうリスクを負ったからこそ面白い体験が手に入ったのだ。

回り道をしたからこそ得られるものもある。

私自身もそう感じた経験がある。
大学受験で望み通りの結果が出せず、大学に入学するのに人より一年多くかかってしまった。
でも、その時間や経験が無駄だったと感じたことは一度もない。
むしろ、今まで出会ったことがないような人たちと関わる機会に恵まれ、自分の中にはなかった価値観を発見することにも繋がった。

 ”思い通りの結果になる” 、
それこそが人間の本望だとは思う。
けれど、
ほんのちょっと道草を食ってみることで、
自分では想像できなかった世界を目の当たりにできることもある。

新たな一歩を踏み出すきっかけに

彼女のような状況に置かれていなくても、
自粛生活が続く今、自分自身を見つめ直し、
何か楽しいことをやりたい。
何か新しいことをしてみたい。
と考える人は多いのではないだろうか。

しかし、実際に何をしたら良いのか、
自分ができることは何なのか、
すぐに見つけることができる人は少ない。
私自身もそんな人の一人だ。気持ちに行動が追いつかない。

もし、私と同じような感情を抱いている人がいるのであれば、
ぜひ、この本を手にとってみて欲しい。

きっと、そこには自分が今まで見なかった世界が広がっている。
これから何か ”アクションを起こすきっかけ” となるのではないだろうか。

わたしの出発地点

何か新たに大きなことをしたい、と思っても
私のような平凡な人間には、正直、何から始めれば良いのか分からない。

だけど、どんなに小さなことでも、
何の役に立つのか分からないことでも、
やってみることに意味があると信じている。
こんな気持ちから私は今日、noteデビューを決意した。

私に本を読む面白さや、そこに広がる新たな世界に気付かせてくれた友人、
まだ形にできていない私の考えを真剣に聞いてアドバイスをくれた友人、
そんな彼らの存在のおかげで「自分の考えを表現する」という新たな試みをこうしてスタートすることができた。

そっと背中を押してくれて本当にありがとう。心から感謝しています。

出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと

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