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「〇〇らしさ」って何?―企業のイメージ戦略を考える

「私らしさ」じゃないけれど、「〇〇企業らしさ」と聞いて、皆さんはそのイメージがすぐ思い浮かぶだろうか。
 

企業名を聞いて、「あ、あの車の会社ね」とか「お菓子メーカーだよね」と何屋さんかはでてくるかもしれない。
CMの効力も大きいだろう。

 
とはいえ、「〇〇らしさ」というと、何だろう、と考える人は多いのではないか。
 
就職したい企業や給与水準が高い企業ランキングなどで、毎回登場する会社もある、そこから、一定のイメージは湧いてくるかもしれない。
 
とはいえ、必ずしも知名度=ブランド力とも言い切れない。やはり、企業のイメージを消費者にどのように植え付けるかは、マーケティング力によるものが大きいと感じる。

会社としての歴史、信頼があり、質の高い商品・サービス・空間を提供するといったブランド力があったとしても、オリジナリティ(独自性)も必要だ
 
様々な価値観を共有する多様性の時代、「〇〇らしさ」というのは今後ますます、企業に求められるのではないか。そのために、企業ができることは何か。

企業の取材をしていた記者時代、やはり、業種内での企業間における横並び意識は強かったと思う。
広報に連絡しても、「(ライバル会社の)他社さんはどういう対応ですか?」と逆取材されることも少なくなかった。

もちろん、革新的企業もあるが、伝統的な日本企業の多くが、業界の慣習に従い、周りの様子を見ながらアクションに移すというパターンが多い。よって、独自色を出しにくい(もちろん、財閥系ごとにも、それぞれ特徴があり、一概に、こうだ、とは言い切れないが)。
 

業界のフロントランナーであれば、「あの会社っていつも、新しいことにチャレンジしているよね」とか強い印象を与えるだろう。
 
逆に、特に何のイメージも持たれない企業は、「何かあの会社変わったね」とか「面白そうな会社だね」と思われるには時間がかかる

 
人材なのか、ブランド戦略なのか、マーケティングなのか、何を変えれば、イメージが刷新されるかは素人の私にはわからない。実態が伴わなければ、マーケティングもできないだろう。

ただ、人手不足が叫ばれている現在、今まで培ってきたブランド力だけで優秀な人材を確保するのは難しい、というのは察する。

そして独自性や創造力がなければ、消費者にアピールするのも厳しいだろう。
 
完全な消費者目線ではあるが、企業が、時流の変化を捉え、どのようにイメージ戦略をたてていくのかに注目していきたい。
 
https://x.com/ATF_TOKYO
 

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